Track 9

『全身とろーんマッサージ』

;◆SE 手のひらにオイルをまぶしている 【もえ】 「……はぁーい。そのまま……リラ~ックス……してて、下さいね…………」 【もえ】 「………………すぅ……ふぅ…………んしょ」 ;◆声 ささやき 【もえ】 「それじゃ……お背中から……マッサージ、していきますね。  重点的にしてほしいとことか、ありますか? ……はい。分かりました♪ それでは……失礼しまーす……」 【もえ】 「(背中のマッサージをしている。ゆっくりと、優しくマッサージ)」 【もえ】 「……背中…………大きい…………」 【もえ】 「…………小さい頃、お父さんの背中をマッサージしたことがあるんです。  あの時、大きな背中だな、とか思わなかったのに。でも今は、やけに思うの」 ;◆声 ささやき 【もえ】 「……あなたのお背中……大きくて……少し……ドキドキする……」 【もえ】 「(背中のマッサージをしている。腕に力を入れて、一生懸命)」 【もえ】 「んしょ…………ふぅ。首の付根……随分、凝ってます……。  もしかして、おつかれ……なんですか? ん……だったら……たっぷり……癒やしてあげないと」 ;◆声 ささやき 【もえ】 「これは……不純なやつとかじゃ絶対ないので……ただのマッサージなので……。  可愛い声、いっぱいだして……ふにゃーん顔……しちゃって……良いんですよ……」 【もえ】 「(背中のマッサージをしている。優しくとろかすような呼吸)」 【もえ】 「ふふ……気持ちよさそぉ……。こうやってると……、  ああ、私今、この人を気持ちよく出来てるんだなぁ……って思って。なんか。……ドキドキする」 【もえ】 「嫌なドキドキ、じゃなくて。道端で見かけた猫ちゃんが、足にすりすりしてくれた時の、ドキドキ。  …………分かりづらいですか? 例え」 【もえ】 「(背中のマッサージをしている。集中している、浅い呼吸)」 ;◆声 ささやき 【もえ】 「お背中の……肩甲骨の間を……ぐりぐり……ぐりぐり……。ぁ。これ好きなんだ。  ぐりぐり……ここ? ふふ……了解、です……。じゃあ……いっぱい……しようね……」 【もえ】 「(背中のマッサージをしている。どこか幸せそうな呼吸)」 【もえ】 「私……癒やし部だから、大分マヒしちゃってますけど……。  これって……なんてゆーか。絶対……夫婦とかじゃないと、やっちゃダメなやつですよね」 【もえ】 「……え? 恋人同士で? ダメダメ。恋人がしていいのは、ちゅーまでです。  あと、手をつなぐぐらい。マッサージなんて、不純だもの」 【もえ】 「わ、私は……癒やし部なので……おっけーなのですけれど」 ;◆声 ささやき 【もえ】 「でも……他の女の子にこんな事されたら……ダメ、なんですからね。………………わかった?」 【もえ】 「(背中のマッサージをしている。ぐーっと力を入れたりしている)」 ;◆声 ささやき 【もえ】 「……もう眠くなってきちゃってる? ……ん。いいですよ。いつでも、眠っちゃって。  なんなら…………泊まっていっちゃても…………良いですし…………」 【もえ】 「男の子をうちに泊めるなんて。数ヶ月前の私が知ったら、ブチギレます。  だって絶対そんなの、不純異性交遊なんだもの」 ;◆声 最初の『ねー?』まではコミカルに。次の『ね』の方は、現実を思い出して微妙に落ち込んでいます 【もえ】 「でも、私達は違うもの。 ねー? 違うもの。………………ね」 【もえ】 「(背中のマッサージをしている。一生懸命、献身的)」 【もえ】 「肩とか……腕の方……それに……腰まで……ちゃーんと全身……マッサージ、しますからね。  風紀委員長は……テキトーは嫌いです。やるなら、かんっぺきにー……」 ;◆声 ささやき 【もえ】 「あなたのお体……ふにゃっふにゃに溶かして……。他の子にされるASMRじゃ……、  ぜーったいに……満足出来ないように、してあげますからね…………絶対に」 【もえ】 「(背中のマッサージをしている。力をぐーっと入れている)」 【もえ】 「……はぁーい。そろそろ……お体、トントン……していきますよ。  音と振動……たっぷり、味わって下さいね……」 【もえ】 「これちょっとキツイやつですけど。元剣道部としてはよゆーです。  ふふ、はーい、いきますよぉ……」 ;◆SE 肩たたき始まる 【もえ】 「(肩たたきをしている。リズミカルな呼吸)」 ;◆声 ささやき 【もえ】 「……背中のお肉、いーっぱい叩いて……筋肉、柔らかくしていきますよ。  ほーら……とんとんとんとんとんとんとん……♪」 【もえ】 「(肩たたきをしている。時々、とんとん、などささやきつつ)」 【もえ】 「あなたは……明日……予定とか、無いんですか?  ……ぁ。そーなんですか。だ、だったら……明日も……その……」 【もえ】 「え、映画とか。どうですか。あの、嫌だったら。全然、良いんですけど。  ただその。あなたが好きそうなやつ、やってたから」 【もえ】 「……い、いや……デートとか、そういうのじゃない。  風紀委員長は、そんな不純なこと、しないもの」 【もえ】 「…………しないもの」 【もえ】 「(肩たたきをしている。明日のデートプランを練っている)」 【もえ】 「……ふふ。ホント、眠そう。寝ていいですよ? うん。  私のこと。全然。気にしないでいいから。寝ちゃっても、イタズラとかしないし……」 【もえ】 「……あいや、イタズラっていうのは……別に……変なアレじゃ……。  そういう妄想とか、全然、したこと無いし。そんな不純な事……ふにゃふにゃ」 【もえ】 「(肩たたきをしている。若干、息が荒くなってきている)」 【もえ】 「……ふぅー。はい、おしまーい。流石に……ちょっと、疲れちゃいました。  …………ん? ふふ。このまま寝ちゃいたいんですね。……良いですよ。お布団、使っていいから」 【もえ】 「…………でも。あの。よければ。なんですけど。  ダメだったら。断ってくれても。良いんですけど」 ;◆声 ささやき 【もえ】 「あなたが眠るまで……寝顔、見つめていても良いですか?  代わりに……寝かしつけ、してあげるから…………」