『いい朝だね、休みだしゆっくりと目覚めるとしようか』
;タイトルコール
;SE:小鳥のさえずり
;ボイス位置:3 囁き声で
【結希】
「おはよう、起きて……。ほら、坊ちゃん、朝だよ」
;ボイス位置:3 語りかけるように
【結希】
「小鳥はさえずり花はまどろみ、太陽はさんさんと降り注ぐ」
【結希】
「風はぼくらを優しく抱擁し、世界はこんなにも美しい」
【結希】
「さあ、ゆっくりと起き上がって、一緒に朝日を眺めようじゃあないか」
【結希】
「それともまだ、まどろみに身を任せていたいかな?」
;SE:ベッドに腰かける音
【結希】
「それでもかまわないよ。何故なら今日は久しぶりの休日だからね」
【結希】
「坊ちゃんが頑張っている事は、ぼくが一番知っているから」
【結希】
「だから休日くらいは肩の力を抜いて、存分にゆったりしよう」
【結希】
「ふっ。それじゃ、ぼくも坊ちゃんの横で寝ちゃおうかな?」
;SE:ベッドに横たわる音
【結希】
「ふふっ。きみの横顔はいつ見ても良いものだね。この瞬間を切り取って肖像画にしたいくらいだ」
【結希】
「子々孫々に残していこう。まあ君にフィアンセはいないから、恋人を作るところからになるけどね」
(『いや』まで声小さめに)
【結希】
「もしよければ、ぼくが……いや、なんでもないよ」
【結希】
「さて、それじゃあ今日は」
;ボイス位置:3 囁き声で
【結希】
「ぼくが坊ちゃんを、全力で癒してあげるからね」
;ボイス位置:2 普通の会話
【結希】
「おや? 顔が少し赤いね。熱が出てきたのかな? ちょっと失礼するよ」
;SE:おでこに手を当てる音
【結希】
「ふむ。どうやら平熱のようだ。良かったよ、ぼくの大切な人が健康で」
【結希】
「貴重なお休みが体調不良でなくなってしまう事ほど、悲しい事は無いからね」
【結希】
「まあ、もし風邪を引いてしまっても、ぼくが一日中看病してあげるから、安心しておくれ」
【結希】
「ぼくはきみの執事だからね」
【結希】
「さて。そろそろベッドとのお別れも済んだかい?」
【結希】
「なぁに、また会えるさ」
【結希】
「出会いと別れの数だけ人は強くなれるのだからねっ」
;SE:ねっの所で指パッチン