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君は私に逆らえないんだよ?

今日の仕事はこれで以上だ。副会長以外は帰ってくれていい、皆お疲れ様 ああ、さようなら。また明日 …さて副会長君、今日の生徒総会で2箇所ミスがあったね 各部部長の時間を割かせているんだ、こちらに不手際があってはよろしくない そもそも進行の段取りを間違えた程度、訂正するだけで済む話じゃないか それを、間違いが判明した後に動揺したね。あれもよろしくないなぁ あれでは会議の雰囲気を壊す 緊張感がなくなっては、また余計なミスや見落としを呼ぶ悪循環だ 現に君の二度目のミス。原稿の読み間違いは、今までの君ではあり得ない事だった 一つ目のミスを引きずって誘発されたもので間違いない 一つ目のミスを冷静に対処出来ていればあっさりと解決したはずだよ 惜しかったね。でも、それ以外の部分は完璧だった。それ故に惜しかった 君はよくやっている。そんな君が、つまらないミスをしては勿体ないよ 両方とも単純なケアレスミスだ、少し緊張しすぎなのかも知れない そうだな、これは私がやっているリラックス法なのだが…… どうした、手芸部部長?って、今は名前でいいか どうした?まどか、何か話でも、ってああ、駅前のケーキ屋…… すまん、今日は既に副会長と約束があるんだ ふふ、邪推するなよ。単純に仕事の話。高校生風情だが、生徒会ともなれば案外忙しいものなのさ それにこの副会長。ちょっぴり詰めが甘いから、リラックスでもさせてやろうと思ってね まどか、悪いがまた今度にしてくれ ふふ、ありがとう。必ず埋め合わせはするよ 分かった、夜に電話しよう。こちらから掛けるよ。ああ、必ずだ それじゃ、気を付けて。また明日…って、そうだな、今日の夜の電話… 分かってるって、ちゃんと憶えてるよ、絶対に忘れない …ふぅ。学校ではこういう事もあるからね、気を抜かなくて助かった どうだい?付き合ってるのか、って聞かれた時、どきりとしなかったか? 彼女は勘が鋭いって訳じゃないが…ふふ、恋に恋するお年頃ってやつさ。いつもあんな話ばかりするんだ 私と君が恋人……ふふふ、残念ながら、そんな綺麗な関係ではないのになぁ 出ようか、もう 私もそろそろ、堪えがたくなってきた こんな時間ともなれば、流石に生徒も残っていないが ふっ、まだ素は出さないよ。先生方はまだ殆ど残っているんだ それに、さっきみたいな事がないとは言えない。どこに目があるとも分からない それくらいの意識を持っていなければ、直ぐにぼろが出る… 君も私の真似をしてはどうかな?日頃常に誰かの目があると思って生活するんだ そうすれば他人に見られて緊張、という事も無くなる、慣れてしまえばな なんて、冗談に決まっているじゃないか。お勧めしないよ、こんな生き方は 息苦しくってしょうがない って…まだここは学校の敷地内だ。いかんな、君の前だと、どんどん素の部分が滲み出てくる… もう少しの辛抱だ… 君も協力してくれ。もっと私を、生徒会長、月下香子(つきしたかおるこ)たらしめるんだ! 廊下を歩けば皆に手を振られ、校庭で体育をすれば窓から見ていた生徒を沸かせ、勉強会を通じてクラスの平均点を上げ、私は私で学年一位を維持する……それが私だ うう、頭が痛くなってきた… …ほら、ようやく学校の敷地を出るぞ。よし、これでいくらかはマシになる ふう……君と関係が出来るまでも、帰り道はいつもへとへとさ 一人になると、いつも愚痴るのが習慣だった…… だからこそ、君みたいな存在が私には必要だったのかも… あっ、今の言葉は素の私じゃなくて…生徒会長の私の言葉だ! 君みたいな間抜けた副会長がいると、余計にしっかりしなければという意識になるからな! ふぅ、誰も聞いてないか…良かった… あとは50メートル直進して、左折後20メートル先を路地に入る… 今日もよく乗り切れたものだな、私は… いやー疲れたよー、って急に切り替え過ぎだね 君も相変わらずこの瞬間は慣れないみたいだねぇ。平気だよ、誰にも見られないから 電車で来てる人は、校舎を出て右折するからその時点で別れるし 仮に歩きやすい大通りを避けてわざわざこの路地に入る人も居ないって君が言ったんだよ? それにさぁ、もう限界なんだよねぇ色々と、ね ……今日の生徒総会、本当は先生が監督してくれるはずだったんだけど、合唱部の大会近いからって、私に任せて部活に行っちゃったの! 困ります、って言っても「貴女なら大丈夫、お願い!私、今回の大会に賭けてるの!」、って聞かないし… 先生、生徒にも人気あるし、いい先生だけど、入れ込み過ぎる癖があるんだよねぇ… あっそうだ!今日ね、私、同じクラスの子に、「私の彼氏に色目使わないで」って言われちゃったの! 私本当に驚いちゃって!だって彼氏がいる事も知らなかったんだよ? それなのに…「月下さん相手だと、私じゃ敵わないから…」って! いやまず、貴方の彼氏誰よー、って!あははは …ってねぇ、聞いてる?私の話 そんなにきょろきょろしなくて良いじゃん 君が誰も来ないって言ったのに…… ねぇ、お願い、聞いてくれる?うん、ここで ……キスしよ? ほら、腕回しちゃお。ふふ、動揺してるの?目が泳いでるよ 落ち着いて、ここには学校の人は来ないんでしょ?静かな路地裏だもん、だから大丈夫だよ そうじゃない?そうじゃないって何? あは、なるほど。学校の人じゃなくても、誰かに見られたらまずい、そうだねぇ 路上でキスだなんて不純異性交遊だもんねぇ。学校に伝わっちゃうねぇ。それも、貴方と私で…… 皆なんて言うかなぁ?私はともかくとして、君はあの月下香子に釣り合う男かなぁ? でもさ、君、そんな事言える立場? あの事…言っちゃおっかなぁ あはは、ね?嫌でしょう?分かったよね、逆らえないの。じゃあ…いくよ? ちゅっ、んちゅ、ちゅっ、んん…ぷは…舌、もっと入れてよ…ん…ちゅ…ん…はぁ… もっと好きな人にするみたいに…んん…はぁ…音、聞こえるでしょ…? ん…唾の混ざる音…こんなの…ん…ん…ちゅ…ぷはぁ…エッチ…してるみたいな音だね…ぷは ん…ん…ちゅ…れろ…ぢゅる…ぢゅる…んぷぁ…はむ…ちゅ…ちゅぱ…ん…れろ…れる… あはぁ、君も結局興奮しちゃってるじゃん……熱いよ…君の身体…ふふ もっとしよっか?期待しながらキスしてね。今日も君の家に行って、どんな事をするか… ん…はぁ…もっと…ちゅ…ちゅ…ん…あっ…んふ…気持ちいいね……ん…はぁっ 君と…んん…私の…あん…柔らかい舌…はぁ…ねちょねちょって…絡み合ってる…… んぅ…れろ…ちゅぱ…ちゅ…ちゅく…ちゅ…ちゅぷ…れろ…ん…んん…あん…じゅる… く…う…んんっ…はぁん…れる…れろ…ちゅば…ちゅ…ぴちゅ…れろ…れろ…んあ… ん…んっ!んんっ!ぷはぁっ!! せ、先生!?な、何でこんな所に…っ、って違うんです!これは……! ……あは、ウソだよ。驚いちゃって、誰も居ないよ。驚いた?その顔…好き…ちゅ… ん…んんん…んはぁ…はむ…ん…んんんん…ぷはぁ…… あはは、どうだった? 私は満足だったなぁ、君の可愛い顔も見られたしね はい、じゃ次のお願い。腕、出して。ぎゅー 今から君の家まで、腕組んで歩こうね。

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