トラック4:マジシャンのたしなみ? 爪のケア
;◆SE:1 用意された容器の中に溜められたお湯で手を洗う
【マジシャン店員】
「(短めの息遣い:リスナー手を洗う様子を見つめる)」
【マジシャン店員】
「……しっかり洗えましたかね?
はい、こちらがタオルになります、どうぞ」
;◆SE:1 リスナーにタオルを渡して、拭く
【マジシャン店員】
「(短めの息遣い:リスナー手を拭く様子を見つめる)」
【マジシャン店員】
「……うんうん、しっかり拭けました。
これで仕込みは完了で、次のショーへ移れます。
次のショーはお隣でするので、そちら失礼しますねー!」
;◆SE:1 リスナーを起点にカウンターから出て、1→11→5→7 足音
;◆SE:7 衣擦れしながら隣に着席
;◆声:7 通常
【マジシャン店員】
「……ふぃ~やっと座れた」
【マジシャン店員】
「いやーそのまま向かい合ってもできるんですけど、
カウンター越しだと衛生面的に色々とまずいので。それに、お客サマの……」
:◆声:7 接近
【マジシャン店員】
「カッコイイ横顔も拝見できますしね。ふふ」
;◆SE:1 リスナー 身じろぐ音
;◆声:7 通常
【マジシャン店員】
「くす、びっくりしました? まーた驚かされちゃいましたね、ふふ」
【マジシャン店員】
「……さあ、お客サマの横顔も名残惜しいですが、私とにらめっこする形で向いてくれますか」
;◆SE:リスナー椅子から動く(リスナーを起点7→1に移動)
;◆声:1 通常
【マジシャン店員】
「……どもどもです。さあ、これから行うのは
お客サマの手を使ったマジックで! こちらの道具を使います!」
;◆SE:1 エプロンの中からごそごそ、爪切りを取り出す
【マジシャン店員】
「じゃーん、爪切り! つ・め・き・り・です!」
【マジシャン店員】
「ふふ、奇術の方だと思っちゃいました? ですが、
マジックという英単語には、魔術という意味もあるのです!
つまり手の爪がキレイになるのも、ここではマジックなのです!」
【マジシャン店員】
「……さて、話を戻して、なぜ爪切りかというと、
マジシャンとは手をよく使う職業ながら、
一番手元のみられる職業でもあります!」
【マジシャン店員】
「ゆえに爪の手入れもかかせないのです!
それに爪を切る音も、今人気の音なんですよ!」
【マジシャン店員】
「さらに私、マジシャンですからね! 無茶苦茶うまいです!
このカフェの従業員たち全員の爪も私が担当しているんですよ!」
【マジシャン店員】
「……さあさあ、私の爪切りマジックで、爪のケア、してみませんか?
してみたいのなら、手の甲を上にして、爪を見せてくださーい!」
;◆SE:1:リスナー手を見せる
【マジシャン店員】
「……ふふ、即決でしたね。どもどもです。
じゃあ切る前に、今のお客サマの爪の様子を拝見しますね……」
;◆SE: リスナーの手を掴む
【マジシャン店員】
「(短めの息遣い:リスナーの手先を見つめる)」
【マジシャン店員】
「……なるほどなるほど~。これまた見事に伸びちゃっていますね。
しかも切り方が典型的にのびやすい切り方。
お客サマの手、セクシーなのに、これはもったいない」
【マジシャン店員】
「ですがご安心を! 今から私の華麗なる爪切りマジックで、
あら不思議! お客サマの手はセクシーさマシマシの素敵な手に生まれ変わります!
さあ、まずは左の親指と人差し指から変わりましょうー!」
;◆SE:8 爪切りの音(継続)
;◆声: 以下、爪を切りながら話している想定なので、気持ちゆったりめにセリフを喋ってください。
【マジシャン店員】
「(少し長めの息遣い:楽しそうに爪切りする)」
【マジシャン店員】
「ぱち……ぱち……ぱち、ぱち……」
【マジシャン店員】
「(少し長めの息遣い:楽しそうに爪切りする)」
【マジシャン店員】
「爪切りは……ですね……今みたいに……お湯とかでキレイに洗いつつ……、
手元をふやけさせると……切れやすいんですよ」
【マジシャン店員】
「(少し長めの息遣い:爪切りする)」
;◆SE:8 爪切りの音(停止)
【マジシャン店員】
「ふぅ~パーフェクト!!
いや~、我ながらいい仕事をしましたね。
さあ、切った左手の爪と右手の爪、見比べてみてくださいな」
【マジシャン店員】
「(短めの息遣い:楽しそうにリスナーを見つめる)」
【マジシャン店員】
「自分の手とは思えないくらいキレイでしょ?
ささ、こっちのお手手は小指からセクシーに変身しましょうか」
;◆SE:2 マジシャン店員 右手を掴む
;◆SE:2 爪切り音(継続)
【マジシャン店員】
「(少し長めの息遣い:爪切りする)」
【マジシャン店員】
「こっちはなんだか……切りやすいですね……。
お客サマ……利き手は……右手ですか?」
【マジシャン店員】
「よく使う方だと……爪の長さが微妙に違ったりするんです……。
従業員の子に……中華料理の点心を……作る子が……いるんですけどね……
その子の利き手が左手で……左手の方が……切りやすかったりするんです……」
【マジシャン店員】
「(少し長めの息遣い:爪切りする)」
;◆SE:2 爪切りの音(停止)
;◆声:爪切りを終えたので、会話はゆったりめから通常めに戻してください
【マジシャン店員】
「はい、おしまい! ふふ、食い入るように見てますね。
けどそのままだと、ひじょーに危ない!
というわけで、仕上げの爪やすりも、やっちゃいましょうか」
;◆SE:1 爪切りをエプロンのポケットにしまい、代わりに爪やすりを取り出す。
【マジシャン店員】
「……はい! ご紹介するのはこちら! 切った爪はもちろん、爪の表面まで整える優れもの!
これを使って、魅力的な爪に変身しましょうね!」
;◆SE:2 リスナーの右手を掴み、爪やすりする(爪と爪の表面・継続)
【マジシャン店員】
「(長めの息遣い:リスナーの爪を爪やすりをする)」
【マジシャン】
「こっちからもゴシ……ゴシ……」
【マジシャン店員】
「(長めの息遣い:リスナーの爪を爪やすりをする)」
;◆SE:2 リスナーの右手を掴み、爪やすりする(爪と爪の表面・停止)
【マジシャン店員】
「……どうです? 爪もですが、爪の表面をきれいにされる気分は?
むずがゆいけど、気持ちいいでしょ? じゃあ、こっちのお手手もどうぞ」
;◆SE:8 リスナーの左手を掴み、爪やすりする(爪と爪の表面・継続)
【マジシャン店員】
「(長めの息遣い:リスナーの爪を爪やすりをする:アドリブでゴシゴシなどを入れて)」
【マジシャン店員】
「あと、少しですよ……」
【マジシャン店員】
「(長めの息遣い:リスナーの爪を爪やすりをする)」
;◆SE:8 リスナーの左手を掴み、爪やすりする(爪と爪の表面・停止)
【マジシャン店員】
「はい、おしまいです! 自分の爪とは思えないぐらいピカピカでしょ?
ですが、ピカピカにするのは爪だけじゃありませんよ。お次はですね……」
;◆SE:1 マジシャン店員 エプロンから耳かきを取り出す
【マジシャン】
「じゃーん……耳かき! そう、次は耳をピカピカにしちゃいます!」
;◆SE:1 リスナー身じろぐ
【マジシャン店員】
「……ちょっ、その流れはおかしいって……わかります、わかりますけど!
これは私の意志ではなく、お店の決まりなんです!」
【マジシャン店員】
「実はここ「Sereno(セレーノ)」はお客サマに耳かきのサービスをするカフェなのです!」
【マジシャン店員】
「爪きりとか石鹸は私が考えたメニューですけど、
耳かきはここで働く従業員全員のマスト業務でして……あ、追加料金はありません。
お客サマのコーヒー代に織り込み済みです!」
【マジシャン店員】
「それに耳かきは手先を器用に動かすマジシャンにとっては、非常にいい訓練になりまして……
人のお耳って構造が同じでも、形が結構違ったりするんです」
【マジシャン店員】
「だから、私を助けると思って受けてみませんか?
受けてくださるのであれば、一旦カウンターの方を向いて欲しいんですけど」
;◆SE: 1→7 リスナー身じろぐ
;◆声:7 通常
【マジシャン店員】
「はーい、ありがとうございます! バッチしです。
じゃあ、ごろーんと言ったら、ゆっくりと横に倒れて
私のお膝に頭を乗せてくださいな。はい、せーの」
;「……ごろーん」と言いながら、7→5→3と移動してください
;◆SE:リスナーの身じろぐ音
;◆声:3 接近
【マジシャン店員】
「ごろーん」
【マジシャン店員】
「よくできました! じゃ、さっそく、私のハンドパワーで
お客サマの耳をあっという間に、キレイにしちゃいますよー♪」
【マジシャン店員】
「じゃあ、まずは……お耳の様子を拝見しますねー!」