第0話 いつものそしてある日の二人 実験前
学園の通学路
少しだけ朝早くに登校した主人公。するとねるこけ三人組が仲良く(?)登校中
ネル子 「ほーら、キリキリ歩いてください!遅刻しちゃいますよ」
スゥ子 「ねーむーいー」
クゥ子 「ネル姉私もー」
ネル子 「あ、部長おはようございます!今朝は早いんですね。ほーら、クゥ子、お尻にひっつかないでください」
クゥ子 「だってぇー眠いんだもん…ぐへへ…あ、彼氏さんだオハヨ」
スゥ子 「……弟くん?……いいんだよネル子?今日は私達を置いてラブラブ登校しても」
ネル子 「そうは問屋が卸しません!……この前は忘れ物を取りに行くと言ってファミレスで寝てましたよね?……放課後まで」
スゥ子 「本能に逆らえないおねえちゃんを許して……」
ネル子 「許しません!学校に行くんです!出席日数本当に危なくなっちゃいますよ」
ネル子 「あ、部長すいません、先に行っていてください!こんな感じなので、ラブラブ登校は
夢のまた夢なのですよ……ではまた放課後部で」
クゥ子 「じゃーね、彼氏さん」
スゥ子 「じゃあね。ネル子、私もこれで」
首根っこを掴むネル子
ネル子 「はい、おねえちゃん。ナチュラルに帰ろうとしないでください」
場面転換
放課後、課後部部室
ネル子 「ゾゾのアニメはテンポが良くて、やはり面白いですね」
ネル子 「ええ、次も楽しみです。ところで今日の晩御飯はキス(魚)にしようと思うのですが部長はどう思いますか?」
ネル子 「え、いいんですか、では、んーっ」
主人公かわす
ネル子 「なんでかわすんですか?今、キス(キス)いいねって言ったじゃないですかー……え、流れ的に魚だったからいいって言ったんですか?……まぁそうですけど」
主人公元の位置へ
ネル子 「ねぇ部長、おやつでも食べませんか?……プッキーありますよ」
ネル子 「あ、食べます?……じゃあ部長、んっ…食べてくらはい(口に咥える)」
ネル子 「……」
ネル子 「早く、チョコ溶けちゃいます……女の子に恥をかかせるんですか?」
上目遣いのネル子、主人公思いっきり噛み砕く
ネル子 「んーっ……ちょ、なんでいきなり噛み砕くんですか~、そこは少しずつ少しずつ食べ進めて行って、やがてはお互いの顔が近づき最後には唇が……って何もう勝手に続々食べてるんですか」
ネル子 「むーっ、それ始めると長いからって……まぁいいです…はむはむ……アニメって声優さんが名セリフを言うだけでも結構感激ですよねー」
ネル子 「…はむはむ……」
ネル子 「……次に部長は……私とキスしたいと言う!(キリッ)」
ネル子 「なんで『別に!』なんですかー、この流れでカッコつけた私、ちょっとバカっぽかったじゃないですかー、くぅー、こうなれば過程や、方法など、どうでも良いのにゃああああー」
がばりと襲い掛かろうとしたのを主人公が撃退
ネル子 「セリフを言い終わる前にアイアンクローは止めてくらはい……はぁはぁ、あ、今、小声で『てめーは俺を怒らせた』って言いましたよね?よね?」
ネル子 「部長だってちょっとノってるじゃないですかー」
ネル子 「……はぁ、じゃあ部長、もうこの際だからはっきり言います……キスしましょうカップルらしく!……って言ったら逃げるんでしょうね……はいはい、逃げなくていいですよ。無理に迫っても部長はオチないですからね……まっ、またそこがいいんですけどね♪」
ネル子 「あ、帰ります……じゃあー、えい、手を繋いで一緒に帰りましょ♪……はいはい、わかってますって、裏門からで周りの目があるところでは普通にですよね」
ネル子 「ふふっ、では行きましょうか……ところで部長、キス料理って何が美味しいですかね?」