1.ドスケベ女軍人の執務室へ出頭せよ
…入れ
ああ、君か…突然呼び出してすまない、入ってくれ
まぁ、そう緊張しないでくれ、楽にしてていい
…だがそうだな、君のような新米が突然私などに呼びつけられて
さぞ困惑しているだろう
この間の式典で演説をしたから知っているとは思うが……(移動しながら)
ライカ・C・ツァイス特務少佐だ
…ん、よろしく
では早速だが、用件を伝えようか……君に仕事を頼みたい
…いや、危険な任務などではない……私の秘書官だ
君を私の秘書官として迎えたい
主な仕事の内容としては私の雑務の手伝い……
書類の処理や私の予定の管理、客人の応対といった基本的なことだ
はぁ……私も今の階級に特務の2文字がついてからというもの
一気に多忙になってしまってね
人を動かしたり、馬鹿な敵の士官を篭絡したりするのは昔からお手の物なんだが…
書類仕事というのは…昔から不得手でな
なんだったら今すぐにでも誰かにすべて投げてしまいたいぐらいだ
……とはいえ、おかげで部屋も豪奢になったし、
気に入らん上官を逆に見下せるようにもなった、
そこは2階級上扱いの恩恵だな…
…フッ、まぁそんなことはどうだっていい……
もっとも、この程度の仕事を任せるのなら他の者でも全く構わない
それだけではない、君でなくてはならない理由がある
君のもう一つの仕事だが……一言でいえば……夜伽だ
この際率直に言うが……私は人より性欲が強い
毎晩溜まった性欲を発散させてもらわんと、
気分が浮ついて落ち着いて仕事ができなくなる……
変に思うかもしれんが、自分の体質なのでな
これでやっていってるのだから仕方がない
まぁ、私なりのモチベーション維持法……
とでも捉えてもらえるとありがたいが…
つまり…そのために、君を指名させてもらった…
…というわけだ、意味は分かるな?
…フッ、いきなりのことで困惑しているか?ま、無理もないな
そうだな、では、ひとまず1週間、試用期間を設けようか、お互いのためだ
試しにでいい、私の秘書官として働いてほしい…
手当ても出る、悪いようにはしない
それでもし嫌なようなら……やめてもいい
1週間だ、どうだろう……頼めるか?(少しだけ近づいて)
……ん、いい返事だ
じゃあ早速……この溜まった書類を整理して、
返信や認めの印が必要なものには適宜処理をしてまとめておいてくれ
……日暮れまでだ、私は行くところがあるので失礼させてもらう
では、よろしく