イケメン護衛お姉さん
~高身長でイケメンな護衛の場合~
ご主人様、失礼します。
はい、僕です。夜分遅くに申し訳ありません。
もうお休みでしたか?
はは。相変わらず、可愛らしい寝顔ですね。
でも、ちょっと油断しすぎですよ。
僕だと分かるなり、そんなにだらーんと気を抜くなんて。
ご主人様は、ゆくゆくはこの財閥をしょって立つ、重要な方。
そしてそれは、常に危険がつきまとうって事でもあります。
物騒な事ですけど、立場上、いつ、どこで不逞(ふてい)の輩(やから)に狙われるか分からないのが事実。
休む時ですら、ある程度気を張ってもらわなくては。
え?その為に、僕がいるんじゃないかって?
あはは、これは一本取られました。
それは、その通りですね。
僕は、ご主人様の身に降りかかる火の粉を振り払う、この屋敷一番の護衛。
ご主人様を危険から守る事が、僕の仕事。確かにそうです。
でも、僕も、24時間ご主人様と一緒にいられる訳じゃありません。
それに、たとえば、僕に変装した人がご主人様を襲いに来たらどうします?
あるいは、もし僕がご主人様を裏切って、寝込みを襲いに来たとしたら?
あはは、いーえ。もちろん、僕がご主人様を裏切る事なんてありえませんが…
ありとあらゆる可能性を考えて、常に気を張っておかなくちゃいけませんよ、
という話です。理解してくれましたか?
ん?ああ、いや。説教をしに来たわけじゃありません。
今日は、日課の鍛錬がまだでしたね?
なので、今日の分のメニューをこなして頂きにまいりました。
こんな時間に?はい。眠い事は分かってます。
なので、横になったままで結構ですよ。
今日は、深夜の特別メニュー。
いつもとは少し違った鍛錬になりますので。
それでは、ベッドに失礼しますよ…っと。
おっと、そんなに驚かないでください。
そのままで、って言いました。
あはは。いやいや、添い寝じゃないですよ。
確かにそれも魅力的ですけど、今日はあくまでも鍛錬です。
それじゃ、後ろから失礼して…
----耳舐め(右)セリフ挟みながら↓----
あーむっ。
んん…?どうしました…?
何って…見れば分かるでしょう…
後ろから、ご主人様の耳を舐めてるんですよ…
いーや、何もおかしい事はないですよ…
ご主人様は、僕との日々の鍛錬で、ある程度、強くなりました…
もう、一人でも、そこらの輩に負ける事はないでしょう…
でも、ご主人様には、ずっと克服できない、唯一の弱点がある…
ご主人様の唯一の弱点…そう…それは、女性に弱い事です…
いいですか…?
財閥の跡継ぎという、その立場上…
これからは、たくさんの悪い女たちが、ご主人様に群がってきます…
ご主人様に取り入り、その財力を使って、甘い汁を吸おうとする女…
ご主人様を誘惑し、僕たちの機密情報を聞き出そうとする女…
そして、その妻の座を狙って…
ご主人様を骨抜きにしようと襲ってくる女、など、などです…
今日の鍛錬は、ご主人様がそんな悪い女たちに篭絡されないよう、
強靭な精神を鍛えるための、特別メニューになっています…
なので、今夜は、僕の責めに、しっかりと耐えきって下さい…
ふーっ…(耳ふー)
聞いてますか…?ご主人様…
これは鍛錬。いかなる女の誘惑にも、鋼の精神で耐え切るための、大事な鍛錬なんです…
だから、そんなふうに、体をビクビクさせて…
気持ちよくなったりしたら、絶対にいけませんよ…?
おっと。だから、暴れるのはダメです…
確かに、弱くて華奢な女に襲われたなら、そうやって力ずくで抜け出すのも有効でしょう…
でも、例えば、僕のように…
ご主人様よりも背が高く、力も強い相手に、んっ…
こうやって…後ろから腰をがっちり引き寄せられ…
さらに、ほら…このように、両足を、しっかり絡ませられたら…
ね…?もう、ご主人様は、動く事はできません…
そうなれば、もう、助けが来るまで、篭絡されないように…
必死に耐えるしかないんですよ…理解できましたか…?
ふーっ…(耳ふー)
おっと、なるほど…
そうですね…そうやって、声を出して、助けを呼ぶ…
それも、確かに有効な手段です。さすがはご主人様。頭の回転が早い…
いや、それは、助けを呼んだというよりも…
僕の責めに、耐えられなくなって…
情けない声が漏れちゃったっていう方が、正しいですかね…?
でも、残念…
まだ、僕の片手は、空いてますから…
ほら…
こうやって、後ろから僕の指を口に突っ込まれてしまえば…
もう、声を出す事もできないですね…?
あっはは、指を口に入れられた瞬間、目がとろーんってしちゃいましたね。
かーわいい…
ふふっ…そんなに僕の指おいしーですか?
いいですよ、しっかり味わってください…
あれ…?まだ声を漏らす余裕がありましたか…
僕の部下の女の子たちは、これをすると、みんな、借りて来た猫みたいに
大人しくなっちゃうんですけど…
さすがは、ご主人様…
ちょっと見くびってたみたいです…
それじゃ、もう一本くらい、いっときましょっか…
はい、あーん…
あはは…さっきよりイイ顔になりましたね、ご主人様…
こうやって、2本の指で口の中をほじくられれば…
さすがに、もう、声は出せないでしょう…
どちらにしても、今、ご主人様に声を出されるのは、僕としても困るんで…
こんなとこ、メイド長に見つかったら、ちょっとめんどくさい事になるからね…
だって、ホントはこんなの鍛錬でも何でもな…
----耳舐めここまで----
おっと…いや、何でも…
うん。
ビクン、ビクン、と、魚みたいに体が跳ねてしまってはいるけれど…
ちゃんと意識を保って、右耳の方は、よく頑張って耐えたみたいですね…
偉いですよ、ご主人様…
それじゃあ、次は、逆側です…
左耳も、頑張って我慢しましょうね…
そうすれば、ご主人様は、弱点を克服できる事間違いなし、ですから…
はい、じゃあ、僕の方に体を向けて…
そう…今度は、正面からご主人様の頭を抱き寄せて…
じゃあ、いきますよ…
----耳舐め(左)↓セリフ挟みながら----
あーむっ…
はーい、ビクビクしなーい…
正面から、僕の息遣いを感じて、ドキドキしちゃうのは分かりますけど…
この責めに耐えられなければ、一人前にはなれませんからね…
あらら…もうすでに、目の焦点が合ってないですね…
気持ちよくなっちゃダメだって、何度も言ってるのに…
このまま、なすすべもなく、僕に屈しちゃうんですか…?
ふふっ…
それでいいんですか…?
僕は…別に構いませんけど、ね…
ふーっ…(耳ふー)
さて、時に、ご主人様…
さっき、簡単に悪い女に引っかかってはいけないって言いましたけど…
それは、身内相手でも、そうですからね…?
最近、屋敷のメイドたちと仲良く話してる姿が、よく目につきます…
いや、別に、仲良くしてるのが悪いとは言いません…
でも、あんなにベタベタする必要はないでしょう…
あくまでも、ご主人様と従者、ですからね…?
そこを忘れないようにしてもらわないと…
ベタベタはしてない…?
ふっ…僕の目はごまかされませんよ…?
たまに、僕が鍛錬のためにご主人様の部屋に来ると…
他のメイドの匂いが付いている事があります…
ただ、普通に接してる程度じゃあ…
あんなふうに匂いが付く事はないはずです…
それこそ、今の僕たちのように…
ぎゅーってひっつくくらいじゃないと…
ねえ…?
もしかして、夜な夜な、メイドを部屋に招き入れたり
してるんじゃないんです…?
夜は、僕が一緒にいれない事が多いからって…
僕の見てないところで、他の女と、粗相してるんじゃないんですか…?
それはさぁ…僕としても、ちょっと見過ごせないんだよね…
ねえ…
そこらへんの女に添い寝させるくらいなら…
僕に頼めばいいんじゃないの…?
僕が、一番君との付き合いも長いし…
君より少し年上だから、いくらでも甘やかしてあげられるし…
ふーっ…(耳ふー)
こうやって、たくさん気持ちよくさせてあげられるよ…?
ああ、いや、これは鍛錬だったっけ…
うーん、めんどくさいからもういいや…
あはっ…ごめんね…
ホントは、僕、他の奴らに嫉妬して来ちゃったんだ…
何で、僕に添い寝させてくれないのかなって…
僕の方が、女としても、君を満足させてあげられるのにって…
でもさ、君を守るべき立場である僕が…
そんな事、言えるわけないだろ…?
だからこうやって、鍛錬を装って、無理やり君を襲って…
君を僕のモノにしようとしてるって、そういうわけだよ…
あはっ…今さら気づいても、もう遅いよ…
もう、とっくに君は、悪ーい護衛に捕まって、動けなくされて…
両耳とも、堕とされちゃったんだからね…
ふふっ…何だよ、まんざらでもないくせに…
その証拠に、ねえ…?
君のたくましくてかっちかちの武器が、さっきから、僕の太ももをとらえて…
僕に屈してたまるかー、負けるもんかーって、頑張って主張してきてるよ…?
ふふっ…さすが、僕のご主人様…
強くて、かっこよくて、とっても素敵だよ…
でも、ねえ…僕の責め、すっごく気持ちよかったでしょ…?
そりゃ、そーだよ…
だって、僕こそが、君の弱点を、誰よりも一番分かってるんだからね…
もう、これで君は、昼も夜も、僕じゃなきゃ満足できない…
僕がいなきゃ、満足できない体になっちゃったんだ…
だから、君は、もう、僕だけのモノなんだよ…
わかった…?
ふーっ…(耳ふー)
ふふっ…いい子だね…
----耳舐めここまで----
さて。ご主人様がめでたく僕に陥落したところで、今日はこのあたりにしておきましょう。
これに懲りたら、もう、他のメイドを呼びつけて添い寝なんて、二度とさせないように。
だから言ったでしょう?
誰が、いつなんどき、ご主人様を堕とそうと狙ってるか分からない、って。
僕の前でも決して気を抜くな、って。
あぁ、もう、聞こえてないか…
じゃあ、ご主人様、今日はこのままゆっくり、お休みください。
どうぞ、悪い夢を…
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