プロローグ「屋敷に2人っきりのあなたとメイド」
…ご主人様♡
ご主人様、起きてください♡
…あ♡
おはようございます、ご主人様♡
朝ご飯、できていますよ♡
…ご主人様?
どうされたのですか?
え?
お金が無くなって、他のメイドはみんないなくなったのに…、
私はいつまでこのお屋敷にいるのか…ですか?
ふふっ♡
ご主人様ったら♡
そんなことを気にされていたのですか?
もう…♡
ん~…そうですねぇ…♡
ご主人様に素敵なお嫁さんが出来るまで…でしょうか♡
ふふ♡
ですから、それまではご厄介になりますよ♡
お金なんていりません♡
こうして、ご主人様の身の回りのお世話をさせて頂くのが、
私の…パトリシアの一番の幸せなんです♡
ですから、ご主人様がご結婚をされるまではずっと、
おそばにいさせていただきますよ♡
んぅ、ですが…♡
ご主人様が、もしずっとお一人ということであれば…。
お墓に入るまで、おそばにいさせていただきます♡
ふふ♡
そのときは…末永くよろしくお願いいたしますね、ご主人様♡