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●1章 雨、傷だらけのダウナー系メンヘラjkとの出逢い

(雨の降る音) (あなたが歩いてくる足音。玄関前で立ち止まる) (玄関前に、雨に濡れた傷だらけのJKが座っている) ん……何か用? あぁ、ここに住んでる人か。 (JK、正面遠くから) 雨宿りに使わせてもらってたよ。歩いてたら急に降って来ちゃってさ。 え? あぁ、私のこと? うん、一応高校生。学校はほとんど行ってないけどね。 こんな時間に女の子が何してんだ……って。あんたこそ、こんな遅くまで外で何してたの? ……仕事帰り? お兄さん、今、もう深夜だよ? こんな遅くまで仕事してたの? (JK、正面近くから) ふーん……ヨレヨレのスーツに、疲れた顔……これが社畜ってやつかぁw 話には聞いてたけど、実際に会ったのは初めてかも。 ん? 高校生にしては詳しいでしょ。毎日神待ちしてると勝手に詳しくなるんだよ。言い寄って来るのって大概、金持ってるサラリーマンだからさ。 お兄さん、神待ちって知らない? 泊まるとこが無い女の子が、家に泊めてくれる神様を探して待つの。だから、神待ち。 あっ……そうだ、お兄さん。私の寝床、提供してくれない? ずっと泊ってた男の人と喧嘩しちゃって、私いま宿無しなんだよね。 スマホの充電も切れちゃってさー。神様探せなくて困ってたんだよねー。 夜はてきとうに床で寝るし、昼間だけ布団貸してくれればいいから。どうせ日中は仕事でしょ? ……ちょっとお兄さん、警察呼ぶとかはマジでやめてよね。ふざけてんの? ちょっと、怒らないでよ。タダって言ってるわけじゃないんだし。ちゃんとお礼するからさ。 そ、お礼。もし泊めてくれるんなら、毎日私のこと抱いていいよ。宿泊代ってことで。どう? 泊めてくれる気になった? ……え、マジで? やったー、神様ゲット~。 じゃ、さっそくお邪魔します……っと。 (ドアが開く音) うわあ……お兄さんの家、きたなっ。 あはは、ごめんて。そっかぁ、毎日仕事で大変なんだもんね。ま、私は寝るとこさえあれば問題ないからさ。全然気にしないよ。 ん? さっさとシャワー浴びてこいって?……へえ、お兄さん、さっきまで渋ってたくせに、積極的じゃん……そんなに早くエッチしたいんだ。 ……違うの? そのままじゃ風邪ひくからって? はぁ……いいよ、いいよ。そういう言い訳。シャワー浴びたら、ちゃんと〝お礼〟するからさ。一宿一飯の礼は、きちんと返すのが私のモットーなんだよね~。 (ぼそりと)じゃないと、男の人ってすぐ怒るからさ……めんどいのはもう勘弁してって感じ。 ん? まだ何かあるの? ……体の傷、どうしたのかって? んー……まぁ、ちょっとね。別に、事故とかじゃないよ。……男の人につけられたのと、お父さんにつけられたのと、自分でやったのと、色々かな。 心配しなくていいよ。もう慣れっこだからさ。痛いのとか、もうあんま感じなくなっちゃったんだー。跡が残って困るほど、長く生きれるなんて思ってないしー。 さてと……お風呂お風呂っと……。 あれ……? タオルに……着替えまで用意してくれたの? ふふふ……お兄さん、気が利くね。そんなにサービスしても、私が返せるお礼には限界があるよ? そうじゃないって? お兄さん、ほんとに素直じゃないなぁ……。まぁ、せっかく用意してもらったんだし遠慮なくお借りするね~。 それにしても……ふふっ……まさか、本当に泊めてくれるなんてね。玄関先で雨宿りしてたJKを泊めるなんて普通あり得ないっしょ。ダメ元で言ったのにさ。 (JK、正面密着から) ……私とのエッチ、期待してるんでしょ? 変態だね、お兄さん……♡

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