トラック11
「もしもし……?
今、大丈夫…ですか…?
はぁ……よかった……♪
あの、ごめんなさい……
さゆ、やっぱり寂しいの、我慢できませんでした……。
それで、眠れなくて……。
あの、もし良かったらなんですけど、その……
さゆが寝るまで、通話…してもらえませんか…?
別に、話とかしなくても大丈夫なので……
繋いでるだけでいいので……」
「ぁあ……ありがとうございます…♪
…ふぅ…♪ 安心します…♪
今ね、スマホをスピーカーにして、
さゆのベッドの上に置いてるんです……♪
枕の横……♪
目をつぶったら、
あなたが隣にいるような気がします……♪
えへへ…♪
…今日、おうちに帰ったあと、
ちゃんと夜ご飯食べましたか…?
うん、よかったです…♪
今度、さゆの作ったご飯も食べて下さいね……なんちゃって…♪
えへへ…♪
………ねえ、いつもありがとうございます……♪
さゆを受け止めてくれて……。
寂しがりやで、甘えん坊で、
あと……えっちなさゆが
今とっても幸せなのは、
あなたが受け止めてくれるからなんですよ……♪」
「さゆ、よく思うんです。
あなたと出会えてよかったなあ、
あなたの彼女になれてよかったなあって……♪
えへへ……♪
大好きですよ……♪」
「ふわぁ……。
んん……あなたのおかげで、さゆ、眠れそうです……。
さゆが……寝落ちしたら……
あなたの好きなタイミングで、
通話…………切ってくださいね……。
んん………
おやすみ……なさい……
ありがとう………♪」