もうひと頑張り、しましょうか♪
「ふぅ。先生、進捗、如何ですか? 私のほうは順調といって差支えが無いレベルです」
「楽しい休憩のおかげでとても順調、ですか? ふふっ、そう仰って頂けると腕を振るった甲斐がありますね♪」
「それに、早く終わらせて私にたくさん構って貰おうと思って、ですか? あら、私、そんなこと言いましたっけ?」
「何て、ふふっ、冗談です。ちゃーんと覚えていますので安心を」
「勿論、私が言い出したことですし構ってあげるのは全然構わないんですけど……」
「先生? 先程ユウカちゃんから連絡がありまして、用事が済んだのでこれからこちらに来るそうです」
「恐らく連絡をくれたタイミングから考えて、もうちょっとでユウカちゃん、こちらに到着しますけど……どうします? それまで私に構われちゃいます?」
「ユウカちゃんがドアを開けたときに膝枕で耳かきをしていたら……ふふっ、ユウカちゃん、どんな反応を――」
「あら、ふふっ、休憩はユウカちゃんが来てからで大丈夫、ですか? わかりました♪」
「さて、それではユウカちゃんが来るまでもうひと頑張り、しちゃいましょうか」
「えーっと……連絡時間から逆算して、ユウカちゃんが来るまでには……結構区切りの良いところまで終わらせられそうですね」
「……ふふっ、ユウカちゃんのことですし、どこかに寄り道をする時間も加味しても良いかもです」
「もしかするとユウカちゃん、スイーツでも差し入れに買って来てくれるかもですし、3人分コーヒーを用意しておいた方が良いかしら? でも、スイーツの種類によっては紅茶のほうが相性が良いかもですし……。あっ、時間も時間なので軽食の可能性も捨てきれませんね。その場合、緑茶のほうが」