01_プロローグ
【1章 プロローグ(夜・魔王城の屋内にて)】
(SE:重い扉の開く音・閉まる音)
(SE:足音)
アイカ:【正面・中】
(あくびをしながら)
ふわぁ~~…
魔王様ぁ、話がある…ってぇ…
なんですかぁ~?
(ここまで)
カンナ:【正面・中】
なぁにぃ?
先輩サキュバス:【右・中】
こらアイカ…魔王様の前であくびなんて失礼でしょう。
カンナもシャキっとなさい!
アイカ:
(小声で)
はぁ、めんどくさぁ…。
(ここまで)
はいはーい、すみませぇ~ん♪
カンナ:【正面・中】
うい~
先輩サキュバス:【右・中】
(咳をする感じ)
んっ、ごほん…
(ここまで)
アイカ、カンナ、今日あなたたちに来てもらったのには理由があります。
魔王様からあなたたちに、人間界に降りる許可が出ました。
アイカ:
えっ!?マジで!?
カンナ:【正面・中】
おお〜!
先輩サキュバス:【右・中】
あなたたちは幼いながらも淫魔学校でとても優秀な成績を収めました。
いわゆる飛び級…エリートサキュバスの才能があるということですわ。
だから魔王様は通常よりも早く、
あなたたちを人間界に送りこむことにしたのです。
そこで、あなたたちには今日から、
人間界の「よおちえん」というものに入園していただきます。
アイカ:
よおちえん…?
なにそれ、おもしろそ~♪
カンナ:【正面・中】
よおちえん…?むふ…
先輩サキュバス:【右・中】
あなたたちはサキュバス…目的は分かっていますわね?
そう、人間界に舞い降りたら人間どもの精液を吸い取り、眷属とするのです。
そして最終的には全ての人類を眷属とし、
われわれの支配下に置くのです♡
アイカ:
じゅるっ…♡
ってことはぁ…やっと本物のニンゲンに会えるってこと?
はぁ~♡どうやって精液搾り取ってやろうかなぁ…♡
カンナ:【正面・中】
むふ…よくわかんないけど、カンナはアイカちゃんについてくよ~
先輩サキュバス:【右・中】
ふふ♡…二人とも異論はないですね。
それでは魔王様…早速転送の儀式をお願いいたします。
二人とも…行くわよ?準備はいいかしら?
アイカ:
きゃは♡オッケー♡
カンナ:【正面・中】
あいあいさぁ~~
先輩サキュバス:【右・中】
最後に私からのアドバイス…
まずは周りのクソガキ園児共を眷属奴隷になさい。
クソガキは大人と違って、
ほんの少しの精子を搾り取ればすぐ眷属にできますからね♡
よし、それじゃ…転送いきますわよ…
…魔術転送!!!
(SE:魔法の転送音)
アイカ:
いってきま~~す♡
カンナ:【正面・中】
まぁ~~~す