赤がマッサージと耳かきしてあげる
はーい、私の事、未だに怪しんでるくせに、ちゃっかり作ったご飯は食べちゃって。
冷蔵庫にロクなものなかったから、たいした事できなかったけど、どうだったかな?
ん…懐かしい、お母さんの味がした?
んふふ~、私はお母さんのお料理しか知らないから、そうなっちゃうんだよっ♪
ぬいぐるみのままだけど、後ろからじっと見てたからねぇ…。
でもでも、これで、もうカンペキ信じてくれたでしょ?
信じられないなら、君しか知らない君の秘密を、ずらら~と、これから百くらい並べて聞かせ…あ~はいはい、すねないふてない。
尻尾、もふもふする? しなさいしなさい♪
んふふ~♪
あ、そうだ。
ご飯食べたばかりだし、お腹落ち着くまで横になってよ?
私はベッドに座って…んしょ。
いつもしてるでしょーはいはい♪
お足は人肌むき出しだからもちもち…。
いつもは、君に抱かれてお腹の上だったけど、今日からは、こうしてあげられるんだよ!
はいはい♪
わーい、いらっしゃい、なんだよ♪
んふふ~ぬふふ~、ふふ~ん♪
…え、だって、嬉しいんだよっ♪
ずっとずっと、こうしてあげたかったのー、したかったのー!
あ、そうだ…このままじっとネンネもいいけど、耳かきでもしてあげよう!
だって、耳かき大好きでしょ?
よくひとりでしてるんだもん、だから今日からは、私がしてあげるね。
んーと、んーと…じゃあまずは、お耳をすりすりもみもみ…せっかく人の手になったんだからっ。
だって、お耳すりすりも好きでしょ?
私の三角お耳を、すりすりもみもみ、いつもしてたじゃない。
そのおかげで、耳とれかけたけどっ。
ささ、やるよぉ!
お耳全体をすりすり~すりすり。
耳たぶも、ふにふに、ふにふに…君の耳たぶやわらかぁい♪
ぬいぐるみの時の、私のお手々もふにふにだけど、これもなかなか…。
ふにふに、すりすり、ふにふに、すりすり。
んっ
しょ
んあっ
んっ
ふにふにふに…あ、この首筋のへんも、すりすりするね。
すすす~、すすす~と、何かこのへんかたいよぉ。
え、こってるって、こういう事かぁ…じゃ、もうちょっと。
すりすり、すりすり~。
んっ
んしょ
んあっ
んんっ
んっ
んしょんしょ…んしょっと。
ふむふむ、このかったい部分が、私のお手々みたいに、ふにゃ~ってなればいいんだねっ。
すりすり~、お疲れ、どっかいけ~、すりすり、すりすり♪
んっ
んあっ
あっ
んっ
んんっ
んしょ
んあっ
んしょ、んしょ…すすす~、んしょ。
んんんっ、んしょ!
ん、やっとフニフニになってきた、これでいいんだねっ♪
じゃあ、お次は耳かきなんだけど…。
烏帽子の人が、神様になったからって、棒きれくれて…これが私の勺らしいの。
私が念じると出てきて、思うように形も変えられるんだって!
これでぇ~ぬぬぬぬ~はいっ!
うん、耳かき棒になった!
じゃあ、これで耳かきはじめるんだよ♪
はい、こっちから…あ、尻尾もふもふしてたいの?
んしょ…はいどぉぞ♪
ほんと、好きなんだから…もふもふ、安心するの?
んしょ
んっ
んっ
んしょ、んっ
あっ
んっ
よ、よっと…初めてだけど、結構上手、でしょ?
んっんんっ
んはぁ
んしょっ
んっ
あっ
んあっ
んふっ
あっ
んふふ、何でうまいかって、いつも横に寝てたから、君の耳は、よぉく見てたんだよっ♪
んしょ、仕方もじっくりみてたから、お手の物…ん、んあっ。
んんっ
んしょ
んあっ
んっ
んんっ
んしょ
あっ
んふっ、君、耳かき大好きだもんね、とっくに掃除は、終わってるはずなのに、んしょ、いつまでもこりこりかりかり続けて。
んしょんしょ…時々きもちよさそーな声出して。
んあっ
んっ
んんっ
んふぅ
ふぅ
私の事なんか、知らんぷりなんだからっ。
でもでも、寂しいなって思うと、すぐにぎゅってしてくれた。
ん、んしょ
んっん
んあっ
あっ
んっ
ふぅ
んっんっ
んあっ
…はい、こっちのお耳は、完了。
じゃあ…
ふぅ~、ふぅふぅ~
ふぅう~
ふぅ~ふぅ~、ふぅ~~
ふっ、ふっ、ふっ
ふぅ~~ふぅ~♪
あ、これ好き?
んふふ~、じゃあもっとしてあげるんだからっ♪
ふっ、ふっ、ふっ、ふぅ
ふぅ~ふぅ、ふぅ~ふぅ~~
ふぅ~ふぅ~、ふぅ~ふぅ~
ふぅ~、ふぅ、ふぅ~♪
ふぅふぅのあとは…ちょっと尻尾から手を離してねぇ~これで…。
お耳をもしゃもしゃもしゃ~。
こちょこちょこちょ♪
んふふ~、尻尾の有効活用なんだよっ♪
もさもさ~もふもふ~♪
もふもふ~もさもさ~♪
もふもふもふ、もふふ♪
もしゃしゃ~もしゃもしゃ♪
ふふふ~、大好き尻尾はいかがかな?
はい、じゃあこっちは終わり、反対側しようねぇ~。
んしょっと。
はじめるねぇ~、耳かき棒、お耳に入るんだからねっ♪
んっんっ
んしょ、んあっ
んっ、んしょ
んんっ
んっ
あっ
んん、んしょ
あっ
んっ
んはぁっ
んんっ
ここ、いいの?
だって、声がもれてるんだもん、もぉ、仕方ないなぁ。
私がもっと、気持ちよぉくしてあげて、自分でする耳かきより、私の…赤の耳かきが一番好きって、言わせちゃうからね♪
んんしょ、んっ
んあっ、んっ
んっ、んっ
んっ
あんっ
んあっ
んはぁ
んっ
あ、はいはい、尻尾ね、もふもふ♪
ほんっと、君は私の尻尾が好きねぇ…小さな頃から、持ったら気が済むまで放さないんだから。
レッサーパンダは尻尾がおっきいから、大好きなんだもんねぇ~もしゃもしゃ♪
好きでいてくれて、私、嬉しいよ♪
んっ、んあっ
んしょ、んっ
んっ
んしょ
んぁっ
んんっ
んっ
あっ
今までは疲れて寝転んだら、時計の音聞きながら、天井を一緒に、ぼんやり眺めてただけだけど…もう、大丈夫。
私がいるからね♪
あ、前もいたんだけど…その、つまり、こういう事なんだよっ♪
こりこり、しょりしょり~♪
んっ、んんっ、耳かきだって、私ができるっ♪
もっと、近くに、ぴったりくっつける、ほら、あったかい♪
んん~、んっ
んっ
んあっ
んっ
んしょ
んあっ
あっん
んっ
ん~、もうちょっとね。
気持ちよさそうな顔みるの、にやにやしちゃうんだもんっ♪
んんっ
んっ
んあっ
あっ
んんっ
んしょ
あんっ
んんっ…はい、出来た。
はいはい、こっちも…お待ちかね。
ふぅ~、ふぅ、ふぅ~。
ふっ
ふっ
ふぅう~
ふぅ~ふぅ~、ふっふっ、ふぅ~
ふぅ~~、ふぅ~~、ふぅうう~♪
んふふ、お耳をふーってすると、体がぴくんぴくんっ、おもしろいんだよっ♪
ふぅ~
ふぅふぅ、ふぅ~
ふっふっ、ふぅ~
ふぅふぅ~、ふっふっ、ふぅ~~ふぅ
ふぅ~ふぅ~、ふぅ~ふぅ~~♪
はい、こっちも、もふもふ尻尾仕上げするから、ちょっと放してね。嫌々しないのー赤ちゃんみたい♪
もしゃもしゃ~ほれほれ、もしゃしゃ~♪
んんっ、もっしゃもしゃ、んふふ♪
んっ、もうちょっとね。
はいはい、もしゃもしゃ、もしゃしゃ~♪
もしゃもしゃ~
こしょこしょ、こしょこしょ♪
こしょしょ~、もしゃもしゃしゃ♪
はい、おしまい…って、あらら、眠くなってきちゃった?
じゃあ、このままちょっと目を閉じようね。
いいのいいの、眠い時はねる!
あとの事は寝てから考えたらいいんだよ♪