Track 2

赤がマッサージと耳かきしてあげる

はーい、私の事、未だに怪しんでるくせに、ちゃっかり作ったご飯は食べちゃって。 冷蔵庫にロクなものなかったから、たいした事できなかったけど、どうだったかな? ん…懐かしい、お母さんの味がした? んふふ~、私はお母さんのお料理しか知らないから、そうなっちゃうんだよっ♪ ぬいぐるみのままだけど、後ろからじっと見てたからねぇ…。 でもでも、これで、もうカンペキ信じてくれたでしょ? 信じられないなら、君しか知らない君の秘密を、ずらら~と、これから百くらい並べて聞かせ…あ~はいはい、すねないふてない。 尻尾、もふもふする? しなさいしなさい♪ んふふ~♪ あ、そうだ。 ご飯食べたばかりだし、お腹落ち着くまで横になってよ? 私はベッドに座って…んしょ。 いつもしてるでしょーはいはい♪ お足は人肌むき出しだからもちもち…。 いつもは、君に抱かれてお腹の上だったけど、今日からは、こうしてあげられるんだよ! はいはい♪ わーい、いらっしゃい、なんだよ♪ んふふ~ぬふふ~、ふふ~ん♪ …え、だって、嬉しいんだよっ♪ ずっとずっと、こうしてあげたかったのー、したかったのー! あ、そうだ…このままじっとネンネもいいけど、耳かきでもしてあげよう! だって、耳かき大好きでしょ? よくひとりでしてるんだもん、だから今日からは、私がしてあげるね。 んーと、んーと…じゃあまずは、お耳をすりすりもみもみ…せっかく人の手になったんだからっ。 だって、お耳すりすりも好きでしょ? 私の三角お耳を、すりすりもみもみ、いつもしてたじゃない。 そのおかげで、耳とれかけたけどっ。 ささ、やるよぉ! お耳全体をすりすり~すりすり。 耳たぶも、ふにふに、ふにふに…君の耳たぶやわらかぁい♪ ぬいぐるみの時の、私のお手々もふにふにだけど、これもなかなか…。 ふにふに、すりすり、ふにふに、すりすり。 んっ しょ んあっ んっ ふにふにふに…あ、この首筋のへんも、すりすりするね。 すすす~、すすす~と、何かこのへんかたいよぉ。 え、こってるって、こういう事かぁ…じゃ、もうちょっと。 すりすり、すりすり~。 んっ んしょ んあっ んんっ んっ んしょんしょ…んしょっと。 ふむふむ、このかったい部分が、私のお手々みたいに、ふにゃ~ってなればいいんだねっ。 すりすり~、お疲れ、どっかいけ~、すりすり、すりすり♪ んっ んあっ あっ んっ んんっ んしょ んあっ んしょ、んしょ…すすす~、んしょ。 んんんっ、んしょ! ん、やっとフニフニになってきた、これでいいんだねっ♪ じゃあ、お次は耳かきなんだけど…。 烏帽子の人が、神様になったからって、棒きれくれて…これが私の勺らしいの。 私が念じると出てきて、思うように形も変えられるんだって! これでぇ~ぬぬぬぬ~はいっ! うん、耳かき棒になった! じゃあ、これで耳かきはじめるんだよ♪ はい、こっちから…あ、尻尾もふもふしてたいの? んしょ…はいどぉぞ♪ ほんと、好きなんだから…もふもふ、安心するの? んしょ んっ んっ んしょ、んっ あっ んっ よ、よっと…初めてだけど、結構上手、でしょ? んっんんっ んはぁ んしょっ んっ あっ んあっ んふっ あっ んふふ、何でうまいかって、いつも横に寝てたから、君の耳は、よぉく見てたんだよっ♪ んしょ、仕方もじっくりみてたから、お手の物…ん、んあっ。 んんっ んしょ んあっ んっ んんっ んしょ あっ んふっ、君、耳かき大好きだもんね、とっくに掃除は、終わってるはずなのに、んしょ、いつまでもこりこりかりかり続けて。 んしょんしょ…時々きもちよさそーな声出して。 んあっ んっ んんっ んふぅ ふぅ 私の事なんか、知らんぷりなんだからっ。 でもでも、寂しいなって思うと、すぐにぎゅってしてくれた。 ん、んしょ んっん んあっ あっ んっ ふぅ んっんっ んあっ …はい、こっちのお耳は、完了。 じゃあ… ふぅ~、ふぅふぅ~ ふぅう~ ふぅ~ふぅ~、ふぅ~~ ふっ、ふっ、ふっ ふぅ~~ふぅ~♪ あ、これ好き? んふふ~、じゃあもっとしてあげるんだからっ♪ ふっ、ふっ、ふっ、ふぅ ふぅ~ふぅ、ふぅ~ふぅ~~ ふぅ~ふぅ~、ふぅ~ふぅ~ ふぅ~、ふぅ、ふぅ~♪ ふぅふぅのあとは…ちょっと尻尾から手を離してねぇ~これで…。 お耳をもしゃもしゃもしゃ~。 こちょこちょこちょ♪ んふふ~、尻尾の有効活用なんだよっ♪ もさもさ~もふもふ~♪ もふもふ~もさもさ~♪ もふもふもふ、もふふ♪ もしゃしゃ~もしゃもしゃ♪ ふふふ~、大好き尻尾はいかがかな? はい、じゃあこっちは終わり、反対側しようねぇ~。 んしょっと。 はじめるねぇ~、耳かき棒、お耳に入るんだからねっ♪ んっんっ んしょ、んあっ んっ、んしょ んんっ んっ あっ んん、んしょ あっ んっ んはぁっ んんっ ここ、いいの? だって、声がもれてるんだもん、もぉ、仕方ないなぁ。 私がもっと、気持ちよぉくしてあげて、自分でする耳かきより、私の…赤の耳かきが一番好きって、言わせちゃうからね♪ んんしょ、んっ んあっ、んっ んっ、んっ んっ あんっ んあっ んはぁ んっ あ、はいはい、尻尾ね、もふもふ♪ ほんっと、君は私の尻尾が好きねぇ…小さな頃から、持ったら気が済むまで放さないんだから。 レッサーパンダは尻尾がおっきいから、大好きなんだもんねぇ~もしゃもしゃ♪ 好きでいてくれて、私、嬉しいよ♪ んっ、んあっ んしょ、んっ んっ んしょ んぁっ んんっ んっ あっ 今までは疲れて寝転んだら、時計の音聞きながら、天井を一緒に、ぼんやり眺めてただけだけど…もう、大丈夫。 私がいるからね♪ あ、前もいたんだけど…その、つまり、こういう事なんだよっ♪ こりこり、しょりしょり~♪ んっ、んんっ、耳かきだって、私ができるっ♪ もっと、近くに、ぴったりくっつける、ほら、あったかい♪ んん~、んっ んっ んあっ んっ んしょ んあっ あっん んっ ん~、もうちょっとね。 気持ちよさそうな顔みるの、にやにやしちゃうんだもんっ♪ んんっ んっ んあっ あっ んんっ んしょ あんっ んんっ…はい、出来た。 はいはい、こっちも…お待ちかね。 ふぅ~、ふぅ、ふぅ~。 ふっ ふっ ふぅう~ ふぅ~ふぅ~、ふっふっ、ふぅ~ ふぅ~~、ふぅ~~、ふぅうう~♪ んふふ、お耳をふーってすると、体がぴくんぴくんっ、おもしろいんだよっ♪ ふぅ~ ふぅふぅ、ふぅ~ ふっふっ、ふぅ~ ふぅふぅ~、ふっふっ、ふぅ~~ふぅ ふぅ~ふぅ~、ふぅ~ふぅ~~♪ はい、こっちも、もふもふ尻尾仕上げするから、ちょっと放してね。嫌々しないのー赤ちゃんみたい♪ もしゃもしゃ~ほれほれ、もしゃしゃ~♪ んんっ、もっしゃもしゃ、んふふ♪ んっ、もうちょっとね。 はいはい、もしゃもしゃ、もしゃしゃ~♪ もしゃもしゃ~ こしょこしょ、こしょこしょ♪ こしょしょ~、もしゃもしゃしゃ♪ はい、おしまい…って、あらら、眠くなってきちゃった? じゃあ、このままちょっと目を閉じようね。 いいのいいの、眠い時はねる! あとの事は寝てから考えたらいいんだよ♪