Track 1

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妖精のさえずり

 お兄ちゃん……。おーいお兄ちゃんこっち……。もーどこ見てるの? ここだったらもー。聞いてよ聞いてったらねぇねぇねぇ~。…………あっ、そっか。私の声が小さいからぁ……ふふふ♪ じゃーこうしよっと。  んぅん♪ お兄ちゃん、これなら聞こえるでしょ? うわっ、きゃっ! もーびっくりしちゃったお兄ちゃん? ごめんね……。だってぇ、こんなに男の人がぞろぞろ歩いていたらさぁ、私達妖精はちょっとおどろいちゃうじゃん? しかも色々とぶっそうなものばっかり持ち歩いてさぁ……。  ん……そう私は妖精だよ。心の綺麗な人にだけ見える妖精……。お兄ちゃんは心が澄み切っているから見えるの。他の人達は私の姿は全然見えないの。お兄ちゃんだけ……そうお兄ちゃんだけ……ふふ♪ 見て……私の可愛い姿。手のひらよりも小さいサイズで羽をパタパタさせながら浮かんでるの……。ほら可愛いでしょ? ん~でもあんまり可愛いからって、妖精を捕まえようなんて考えちゃ駄目だよ? うふふっ♪  でね……。何で今日はこんなにたくさん人間がこの森にずかずか入りこんでいるの? 昔からぁ……何ていうのかな、ここは禁忌の地だって教えてもらわなかった? 最近は何だか、すれた人間ばっかりでつまらないなぁ……。妖精ってのは幻想の世界の存在でさぁ……。このほのかな神秘性が私達の存在する意味だっていうのに。こんなんじゃ妖精達の居場所がなくなっちゃうよ~もう。  ん……ねぇお兄ちゃん? みんなでどこに行こうとしているの? この先は……もうあそこのつり橋をこえたらトロールのすみかしかないよ? ……え? そのトロールを退治に? 何で? トロールは体が大きくてちょっと乱暴ものだけど、根は優しくてとってもいい奴なのに……。  だってトロールは私達には優しいよ。私達の歌をいつもゆったりして聞いてくれるもの……。優しい仲間……。トロールは妖精の仲間……それを……それを……許せない。……え? 村の畑を荒らしたりするから……って? ん……むぅぅ……。違う違う違う。そんなの違う。 人間達が、私達の世界を侵略するから……。だからトロールがおかしくなっちゃったんだ……。全部人間のせい……そうに違いないわ。  ん……ねぇお兄ちゃん。トロールを殺しちゃ駄目……ねぇ行かないでぇ……。え? どうしても駄目? 村のみんなで決めたからって? ねぇそんなこと言わないでお兄ちゃん……。お兄ちゃんだけがたよりだからぁ……私のこと見えるお兄ちゃんだけがぁ……。お願ぁい……ねぇ……後で色々とお礼してあげるからぁ……。  ん? 駄目? 駄目なのぉ? 絶対に? むぅ……むむむむ。……ふふ。いいよわかったよお兄ちゃん。あ~あ……せっかく私の姿が見えるお兄ちゃんがいたから、きっと説得してくれると思ったんだけど……。何だか見込み違いだったみたい……ふふっ♪  え~~っと……あ、つり橋まではまだ距離があるね。それなら……うふふふ♪ んっ……あっはぁん♪ ねぇお兄ちゃん……お兄ちゃんが悪いんだからね……くすくす♪ あんまり手荒なまねはしたくないんだけどぉ……仕方ないよね。 私達の世界に土足で踏み込んだむくいを受けちゃえばいいんだよ、ふふ……。  ん~~っ、ちゅっちゅっ♪ ちゅ~~♪ まず初めはこっちの耳からぁ……。んっ……れろれろ……れろぉん♪ お兄ちゃんの耳綺麗だね……んっ♪ ほらぁ……私に耳を舐められるといいでしょ? 小さい手でさわさわ……もっとちっちゃい舌でぺろぺろ……♪ 透き通る羽をパタパタして耳こすっちゃうよ……ふふ♪  んっ、あっ、あん……んちゅ……んっ……あん……、耳たぶ柔らかくて美味しい……♪ ぷにぷにしてて……はむ、あむ……ちゅ♪ どんどん気持ちよくなっていいんだよ? ほら……歩いたままで……お兄ちゃんはみんなの列の一番後ろだから……気づかれないように……ふふ♪ まぁどうせ私の姿は他の人には見えないけどぉ……。声出しちゃ駄目だよ……変な人だと思われちゃうから。  んちゅ……ちゅぶぶ……んちゅ♪ はぁ……。ねぇ……どうしてお兄ちゃんだけが、私の姿を見ることができるわかる? それはね……お兄ちゃんが……童貞だからっ♪ 女の人とエッチなことしたことないから……くすっ♪ ねっ、当たりでしょ? お兄ちゃんは純真だからぁ……いつまでも少年の心を持っているから……私達が見えるの……。 ※ささやき  それはとっても素敵なこと。  いつまでも変わりなく……無邪気な心を持ち続ける。  そのまま永遠に時が流れて……ずっと……  きっと忘れない……大事な宝物。  いつまでもいつまでも胸を内にしまっておく。  ねっお兄ちゃん……だから……好きっ。  好き……好き……好き、好き。  好きだよお兄ちゃん……。  もっとリラックスして……私の声だけを聞いて?  んっ……んっ……ぁ……ふぅ……ん。  お兄ちゃん……お兄ちゃん……好き。    ねっ今から私のいうことよく聞いてね……。  お兄ちゃんは妖精の味方……けがれなき存在。  どっちかっていうと妖精……妖精……妖精……。  妖精の仲間……私達の仲間。  んっ……ぁ……んちゅ。  それでね……悪いのは人間。  空気を汚して森を切り開くのも人間。  この楽園には必要のない異質な存在……。  ね? わかるでしょ? 悪いのはにんげん……に~んげん。  悪いのはにんげん……にんげん……に、ん、げ、ん。  ふふ……うふふふ……。さぁお兄ちゃん……もう何が間違いで何が真実か理解したでしょ? 今から何をしてどうすればいいのか。えっわからないの? ん~ふふ……だからね、前を歩いている人間達はね。お兄ちゃんとは全然違う生き物なの。俗世界の毒気にあてられた、けがれた存在……。ねっわかるでしょ? あいつらは汚い……ゴミ……汚物……目が腐っちゃう……だから…………きゃぁっ!  …………くっ、ふふふ、あははっ♪ も~お兄ちゃんたら何大声あげてるの? いきなり、やめろっ! だって恥ずかしい~♪ みんなびっくりして後ろ振り返ったよね? 一人で……馬鹿みたいに……くすくす♪ あ~もうお兄ちゃんの立場とか今のでもうわかっちゃった。何かひょろひょろしてて頼りなさそうだからぁ……みんなどうでもいいって思ってるんだよね。  トロール退治なんて……お兄ちゃんはやる気ない。だからいやいや……後ろにひっついて……足手まとい……くすくす♪ あはっ♪ 図星でしょ? 役立たず、役立たずのゴミ虫……あはは♪ あ~お顔そんなに真っ赤にして~やっぱり本当なんだ~あはは♪  んっ……きゃっ♪ んもぉ~手をばたばたさせちゃ駄目~♪ またこわ~いお兄ちゃん達から怒られちゃうよ? あはは♪ んっ……ねぇちょっと落ち着いてよお兄ちゃん……。ね? 私はこんなに口は悪いけどぉ……。うだつの上がらないお兄ちゃんをちゃんと救ってあげられるんだよ? この優しい妖精の私がね……ふふ♪  ん~~~っ♪ ちゅっ、ちゅ……ちゅぷちゅぷ……ちゅぷ……。ほぉら……また耳をくちゅくちゅしてあげるね……。お兄ちゃんはこれやられると力が抜けちゃうんだよね……。でも前はちゃんと見ててね……歩いて……遅れないように……絶対……ふふ♪  あん……あむ……はぁむ……ちゅ♪ ん……ねぇお兄ちゃん……。あいつら……お兄ちゃんを怒ったあいつらに……復讐しようか? ねぇ……さっきだけじゃないんでしょ? 今までに色々とうらみつらみがたまってるんでしょ? ねぇ……ほら……どうなのぉ? んっ……ちゅ……ぁ……ねぇ……ほら……ん……ちゅ♪  ふふ……ほらもっと頭をからっぽにしてお兄ちゃん……。空っぽ……童貞に澄み渡る真っ白の大空……。広い……そして大きい……。息をいっぱいすってぇ……すぅ…………はぁ……もう一度……すってぇ……はいてぇ……ふぅぅぅ…………。ねぇ……もっとリラックス……。頭からっぽ……私の声だけが聞こえる素敵な空間だよ……。おとなしくしてればも~っといいことしてあげるからね。ふふ…… ※ささやき  すぅ……ふ~~~~。  ほら……耳の中に息ふきかけてるよ? これいいでしょ?  すぅ……ふ~~~~~~~っ。  もう一度……ふぅぅぅ……。  今度はもっと奥まで……。  すぅ…………ふううぅぅううぅぅ…………。    いいでしょ? ねぇ……。  耳の中に私の吐息を吹き込まれるの……。  ふぅぅぅ……。ふぅ……。  甘い甘~い妖精のさえずり……。  ふふ……ほらぁ……まだ先があるよぉ……。  もっと心を楽にしてね……お兄ちゃん。  ふうううぅぅ……。  近いよ……近いよね?  どうしてだかわかる?  私の体がどんどん小さくなってぇ……耳の穴にもぐりこんで……くすっ♪  ほら……ふぅぅううううっ!  今はね……私の頭を耳の入り口にいれてるんだよ?  ふ~~~~~~。  入り口……まだまだ入るよ?  ふぅぅ……ふぅうう……ふぅぅう……。  力抜いて……だら~ん……何も考えなくていいよ?  ふぅうう……ふうぅ……。  あのねお兄ちゃん……。  もっと私ね、小さくなれるよ……。  お兄ちゃんがもっと気持ちよくしてもらいたいって念じればね……。  もっと奥で……耳の奥の……頭の中。  入り込んで……直接気持ちよくしてあげるよ?  ねぇ……どうなの?  ふぅぅ……んっ、ちゅっちゅ……。  ほら今……ちゅ……耳の中の壁なめてるよ?  やらしく……んちゅ……ちゅ……ちゅ……ちゅぱ……んっ♪  ほら……もっと念じて?  私を受け入れるって……。  んっ……そうすれば頭の中気持ちよくしてあげる……。  支配してあげる……。  お兄ちゃんの心……全部もらっちゃうから……ね?  ふぅ……ふ~~~ちゅ♪  ……んちゅ……れろ……れろれろ……。  ふぅぅぅ……。  んっ……んっんっ……。  あ……もう少し……はいれそう……。  お願い……入れて? 入れて……入れて……。  入れてお兄ちゃん……好き……好き……好き。  好きだから……。  ……うふふ。あーっはははは♪ これにてのっとり完了~♪ ふふ~心の弱い人間は簡単でいいや。ねぇ頭の中で私の声がぐわんぐわんしてるでしょ? もー観念してねお兄ちゃん♪ 中に入っちゃったら……もう絶対に抵抗できないから……ふふ♪  お兄ちゃんがぼけっとしているから悪いの……。妖精に心と体をを奪われちゃうなんて……。純粋すぎてか弱いお兄ちゃんが悪いの……くすくすっ♪ さぁ……お兄ちゃんはもう私のお人形さんだね。ほら……前を向いて歩いて……。あ、ちょうどいいジャストタイミングだね……。今からみんなでつり橋をわたるみたい……。  ねぇ何をすればいいかわかってるよね? ほら……あいつら……人間……敵……お兄ちゃんの敵。お兄ちゃんの味方は私。可愛い妖精の私だけ……ふふっ♪ ほら……ナイフ持っているんでしょ? それを使ってね……つり橋……。大丈夫、すぐ切れるよ。あっという間にあいつら全員谷底だよ……うふふ♪  あん急いでぇ……ほらぁ……だめ~抵抗なんてできないから~ほら体が勝手に動くでしょ? 今頭の中の行動中枢こちょこちょしてるから~ん♪ んっ、ちゅ、ちゅぅちゅっ、ちゅぷ……んっ♪ どう? 中からお口でくちゅくちゅされるとおかしくなるでしょ? ほら……これがつり橋のロープだよ? ねぇ……これを切ればお兄ちゃんは……ふふっ♪ あ……ほら、ほらほら! 今切って? あいつら全員渡っているから! 今すぐぅ~~ほらほら~切って切って~~っ! んううっん♪ ちゅっちゅっ、ちゅうううんん♪  あっほらもう一本もぉ♪ 確実に全員落とさなきゃ駄目♪ 完膚なきまでにね~。ほらほら~。お兄ちゃんには選択権なんかないんだからねっ♪ んっ、んぅん♪ れろれれろ……ん……そう……切ってぇ……最後まで……ふふ……そういい子だね……くすくす♪  あ~~~。ああ……ああ。ふふ……。あ~あ、お兄ちゃんがつり橋を切っちゃったせいでみんなまっさかさまだね……。妖精にそそのかされて……仲間の人間を裏切って………くすくす♪ でも悲しむことなんかないよお兄ちゃん。私達妖精もトロールもこれで救われたんだからさ。善悪の観念なんて結局はそんなもの……いつでもどこでも圧倒的な悲しみを土台にして誰かが得をしているんだからね。  そしてお兄ちゃんは今……こっち側にきちゃったの……くすっ♪ ……それじゃそろそろご褒美をあげちゃうね……。中から……犯してあげる。ねっ、オチンチンずっと固くしてたんだよね……。私小さいから手が回らなくてごめんね? 今から頭の中いじいじしてぇ……オチンチン気持ちよくさせてあげるね♪  ん~ここかな? ……ああ違った。んじゃここ……あっ……当たりだね♪ ここがぁ……お兄ちゃんの気持ちいい部分。ここを押されるとぉ……お兄ちゃんはぴゅっぴゅっぴゅ~~ってしちゃうの? ほらぁ、ほらほらぁ。一回目ぇ……どぴゅどぴゅ……どぴゅんっ♪ どぷ……どぷ……どぴゅぴゅっ♪  あはっ、あはは~♪ もう最高~♪ 村の人間みんな裏切ったあとなのにこんなに出しちゃうなんて……。お兄ちゃんって最低だね……もうあの村には帰れないよね……くすっ♪  ほらぁ……悲しむひまなんかないよ~。それもう一回出しちゃえ! つんつんつん……つんつんつーんつんつんっと! あっ、どぴゅどぴゅどぴゅ……ぴゅっぴゅっ……♪  ぴゅぅうう……♪ あは♪ さっきいったばかりでも量が変わんないね♪ だって頭の中から命令されているんだもんね。何の歯止めもきかない垂れ流し状態~。そ~れもう一回ぐらい出せるかな?   ほら~ほらほらほら~出してお兄ちゃん♪ ん~? もう出ない? 嘘~。ねぇ出せるでしょぉ? お兄ちゃんの意思なんかもう関係ないんだよ? ほらぁ……ここぉ……ぷっくりしてぬらっとしたとこぉ……。  ここを……んっ、ちゅっ、ちゅぷっ。ちゅぷぅ……んじゅぷ……んっんっんっ……ほらぁ……だしてぇ……脳内れろれろ舌愛撫で~♪ ん~~っれるれうれる……んちゅ……んちゅぷ……んっ……んんん……じゅぷうう……じゅず……出して……んっ出ひて…………ん……んっんっんっ……ん……んん? あっ……あはは……出てる出てる……んっちゅぷちゅっちゅっ♪ ほらまだキスしてるよ? 白いのなくなるまで全部出そうね? ほらちゅっちゅっちゅぅうう~~ん♪   あはっ♪ ほら一滴のこさず……タマタマ空になるまでぇ……ぴゅっぴゅっ……ぴゅるぴゅるぴゅる……ぜ~んぶ……まだ……まだまだ……命令だよこれは……ふふ……ふふふ……命令……め、い、れ、い♪ ちゃんとした頭の中からの素敵な命令……。だから出してね……ぜ~んぶ……ひからびちゃうぐらいまで……はぁ~ん♪ んちゅ、んちゅ、んちゅ……ちゅっちゅっちゅ~~ん♪ あっ出る出る出てる~。うふふ、うふ、うふふふ…………♪  ん~ああこれですっきりしたねお兄ちゃん。ん~~~ひょいっと♪ ふぅ頭の中は狭くるしかった。……ねぇお兄ちゃん……私達と……ずっと一緒に暮らそうね♪ 妖精だけの国に連れてってぇ……全身をぺろぺろ愛撫されて、頭の中にはいられて操られるお人形さんになってね。あはっ、お兄ちゃんはもうそれが一番幸せになったんだもんね……そうでしょ? ね? ん~~ちゅっ♪ 

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