おまけ安眠ささやき右耳
ん……よいしょっと。あれ? お兄ちゃんも……眠れないの?
ううん。私もね……眠りにきたの……。だからお兄ちゃんのね……耳。
ねぇお兄ちゃん……私が子守歌歌ってあげるからぁ……ここに寝させて? ねぇいいでしょ?
ほら……ねーんね……ねーんね……ねんねん、ねんねこねねんねん……妖精のささやきでねんねこねんねん……ふふ♪
どう? 頭の中にじ~~んって響いて眠たくなるでしょ?
優しく……穏やかな気持ちなって……そのままふわーって……。
ねん……ねん……ねんねん……ねーん……ねーん……。
ふーーーっ。ふぅうううう……ふーふーふー。
ふふ……息をふーふーされるとぞくぞくしちゃうでしょ?
ほら……ふぅ……ふぅ……ふ……ん?
あれお兄ちゃんったら……耳垢たまってるよ? んもう……。
え? 掃除してるの?
ん~でも私からみればよごれてるよ……。
ほらこんなに……んちゅ……んっんっ……。
私が舐めて……綺麗にしてあげるね。
でないと……私眠れないから……うふふふ♪
んっ……ちゅ……ん……ん……あ……ん、ちゅうぅぅ……。
ああん……耳の中に頭つっこんでれーろ……れろちゅっ♪
ほぉらぁ……もっと奥まで入っちゃうよ?
んしょ……んしょ……んしょ……ん……。
鼓膜に近いと……ドキドキしちゃうよね……ふふ♪
ふぅ……ふーーっ。ふーーっ。
直接鼓膜に……息が当たってるよ? これいいんだ……ふふ♪
んっ……んちゅ……んっ……奥まで……ぺろぺろ……ぺろ。
ふぅ……ふぅ……ふーーっ♪
よし、これでだいぶ綺麗になったね……。
それじゃあん……。うふっ、お兄ちゃん……今日は私ここで眠るから……いいよね? ね?
え? 駄目じゃないでしょ?
眠っちゃうからね私……。
大丈夫。お兄ちゃんが眠るまではぁ……ねんねんねんってささやき続けてあげるから。
じゃ……んっふぅ……このでっぱりを枕にしてぇ……。
ねんねん……ねんねん……ねーん……ねんねんねん。
ねーんねん、ねん、……ねんねん……ふぁぁ……ねん…………ねん……。
ね……ん……ね………………すぅ……すぅ……す……ん……す……ぅ。
…………すぅ…………ん…………お休み、お兄ちゃん…………すぅ……。