エピローグ
;行為後、姉自室にて寄り添って寝ている状態
「はぁ……いえ、結局いつも通りになったな、って……ふふ、そうね。まぁ、悪い気分じゃ無いけどね」
「でも、だからって腰が抜けそうになるくらい攻められるとは思わなかったわ……あなた、やっぱりサドね……前々からそう思ってたけど、今日確信したわよ。朝、昼の時みたいに攻めろ、なんて言ったのに最後は私がなかされそうになってたもの」
「こうなると朝、昼のなじられて少し興奮してたのも『後で私をどうしてやろうか』なんて考えて興奮してたんじゃないか、って思うくらいよ……ええ、そうね。あなたには勝てないわね、変態具合では特に……ふふ、これくらいの毒舌は普段通りでしょ?」
「……まぁ、でも、良かった。あなたが思い出してくれて……正直、自分のキャラじゃないかも、とは思ってたし……こういう風に元の鞘っていうのかしら、戻る切っ掛けが自分でも掴めなかったし……それは感謝してるわ、本当に」
「……ふふ、当たり前でしょう? あなたが好きだから、私は怒るし嫉妬もする……今回みたいにあなたから貰った大切な物を壊されて、それを覚えてない、なんて言われたら……そりゃ、本気で怒るわよ」
「うん、最後に思い出して……しかも、同じのを用意してくれたのは本当に嬉しかった……ちょっとだけ見直した……ふふ、はいはい。調子に乗らせてあげる……惚れ直したわよ、本当に」
「あ、んぁ……や、馬鹿……あれだけしたのに、まだしたいの……? んぅ、ちゅぅ……もう、本当に……今日は駄目……もうすぐ父さんと母さん、帰ってくるんだから……夜中? ……本当、リスクが高くても欲望に正直なんだから……考えておいてあげるけど、あまり期待しないでよ?」
「さ、それじゃ……さっそくだけど、コーヒー淹れてきてくれる? まだ、腰が抜けかけてて、歩くと転びそうなの……それにせっかくだもの、最後まで男前で居なさいよ、こういう時くらいね……ふふ」
「ええ、それでお願い……ミルクと砂糖、多めに……甘く作ってね? 上手に出来たら……甘いキスでお礼してあげるから……ふふ、たまにはこういう事を言うのも……良いでしょ?」
「ん、ぁ……こら、もう……先払いじゃ意味が無いわよ……というか、まだ甘くなってないから……んぅ、ちゅぅ……ちゅぱ、ちゅ……十分甘いって……もう、本当に……馬鹿ね、あなたは……ちょっとだけ、だからね……ちゅ、ちゅぅ……んちゅ、ちゅぱ……大好きよ……何度も言わせないで、恥ずかしいんだから……ん、ちゅぅ……ちゅぱ、くちゅ……んちゅ、ちゅぅ…ちゅぱ、ちゅぅ……ふぁ、はぁ……ん、ぁ……ちゅ、ちゅぅ……ちゅぱ、ちゅぅ……」
;キス音でフェードアウト
;3秒程度 間