Track 2

兄様を癒すのは私の役目

ほら、兄様 ぼさっとしてないで、早く横になりなさいよ お布団の上にじゃなくて、こーこっ! いつも兄様には膝枕して耳掃除やってたでしょ? え?耳かき道具? もちろん、いつも兄様に使ってた愛用の耳かき持ってきてるわよ だって…最初からそのつもりだったんだもの 久し振りに喜んで貰おうって思って用意してきたのに… …フンっ 兄様は姉様にされる方が好きなんでしょ? 今更、そんな嬉しそうにしたって… じー…本当に反省してる? ホントにホント…? そ、そう…そこまで言うんだったら許してあげようかな? ふふ、兄様とのこういうやり取り久し振りね まだ兄様と離れて半年も経ってないけど、凄く懐かしい感じ… ええ、初めは皆寂しがってたけど、なんとかやっていけてるわよ? 特に構いたがりの亜凛姉様と甘えん坊の遙花は兄様がいないだけで大変で… 兄様も容易に想像できるんじゃない? 真ん中の私が二人を取りまとめてる様子 むぅ…本当に大変だったんだからね? 亜凛姉様は兄様がいないとやる気が出ないって家事に支障が出てたし… 妹の遙花は夜は寂しくて寝れないって泣いてばかりで… 何ていうか兄様の存在の大きさを実感したわ え?私…? 私も最初は寂しかったけど…メールとか電話もしてくれてたし、平気よ? むしろ、新しい楽しみが出来て嬉しかった…かな べ、別に強がってなんかいないんだから… 兄妹の中で私が一番しっかりしないといけないんだし、兄様がいないくらい、な、何の問題もないわ そ、そんな事よりもほら…耳掃除始めましょう? 面倒臭がりな兄様のことだもの…どうせしばらくは耳掃除してないんでしょう? やっぱり…そんなに長くやってないんだ 兄様も少しは自分でお掃除できるように努力してよね? ほら、最初はどっちからするの? 右耳?それとも左耳? ん、左耳からだね それじゃあ、頭こっちに向けて? んっしょ… それじゃあ、まずは耳の周りのお掃除から… 綿棒で溝の汚れを綺麗に落としていくわね ん… 綿棒を外側の溝に当てて… んっ… ごしごしっ…ごしごしっ… ふぅ…んっ…ごーし…ごーし…ごーし…ごーし 少し力を入れて擦ってるけど、大丈夫? ん…分かったわ このまま続けていくね んっ… こりこり……こりこり…… かーき…かーきっ…かーき…かーきっ かきかき…かきかき…かきっ、かき… んぅ…ん、んん… 擦る度に汚れがたくさん付いてきてる… 外側でもやっぱり溜まるものは溜まるのよね んしょ… もう片方の綿棒で今度は耳穴から外側に向けて… んっ…んん… ごしごしっ…ごしごしっ… ごし…ごし…ごーし…ごーし ん…んふ… ん…こんな感じでいいかしら 耳周りのお掃除はこれくらいにして… 次は耳穴の方に取り掛かっていくわね? んっしょ…その前に耳かきを準備して…と まずは浅い所から… 入り口付近に溜まった耳垢をかき出していくよ? んっ… かきかき…かきかき… ぁ…乾燥した耳垢がどんどん出てくる しばらくお掃除してなかったから、奥にあったのがここまで移動してきたのかしら かきかき…かきかき… んっ…ぅん… ほじほじ…ほじほじ… ほじほじ…ほじほじ… んぅ…ん、んん… 結構溜まってたみたいね 入り口だけでもこんなにかき出せちゃった 今度は耳穴の中間くらいまでほじっていくわよ? ふふ、兄様はこの辺りをほじほじされるのが気持ち良いのよね ええ、優しく丁寧にお掃除してあげるから安心して♪ それじゃ、いくわよ… こりこり…こりこり… かーき…かーきっ… んっ…んん… わぁ、凄い… こんな大きな塊が取れちゃった 見た感じだとまだ残ってるのが取れそうかも… んしょ… んっ…んん… ほじほじっ…ほじほじっ… ふぅ…んっ かきかき…かきかき… かきかきっ…かきかき… んっ…んん… かき出した耳垢をティッシュで取ってもう一回… んっ… かきかき…かきかき…かきっ、かき… かきかき…かきかき…かき…かき… どう?久し振りに耳かきされる感触… 気持ち良い? ふふ、良かったぁ 兄様にそう言って貰えると何だか安心する え?もっと続けて欲しい? もう、仕方ないなぁ… あまり奥深くは出来ないから、さっきと同じ所をお掃除して仕上げにするわよ? んっしょ… ほじほじ…ほじほじ… ほじほじ…ほじほじ… んっ… 残った耳垢をゆっくりゆっくりかき出して… しばらくお掃除してなかった耳穴を綺麗にしていくの ほじほじ…ほじほじ… んっ…んん…んんー… んぅ…ん、んん…んんー… かきかき…かきかき…かきっ、かき… かきかき…かきかき…かき…かき… んっ…これくらいでいいかしら どう、兄様?少しはすっきりした? ふふ、良かった♪ それじゃあ、お掃除の仕上げにいつものアレ…してあげるわね? ええ、兄様が大好きな耳吹き… 耳掃除をした後に風通しを良くする定番の行為ね もう…そんなに身構えなくても大丈夫よ? もっとリラックスした状態でいなきゃ ほら、肩の力抜いて? そう、そんな感じ… じゃあ、いくわよ? 初めは優しく… すー……ふぅぅぅぅぅぅぅ すー……ふぅぅぅぅぅぅぅ ふふ、今ぞくぞくってしたでしょ? 軽く吹きかけただけなのに、兄様ってば敏感なんだから それに吹きかけてると身体がビクって動いて可愛い♪ もっと強く吹いたらどうなるのかしら? すー……ふぅぅぅぅぅぅぅ~! すー……ふぅぅぅぅぅぅぅ~! わぁ、首筋に鳥肌が凄い立ってる…! そんなに気持ち良かったの兄様? ふふ、だったらもう一回♪ ふぅぅぅぅぅぅぅぅ~! またビクンってなった… 兄様の反応、可愛い♪ もっと見ていたいけど、耳吹きはひとまずおしまい 最後に耳たぶのマッサージをしてあげるわね ええ、この辺りはツボがあるから、代謝力アップに繋がるのよ? 代謝が高いという事は健康的だという証拠… 兄様の為にもなるってわけ ふふ、それじゃあ始めるわよ? んしょ… 人差し指と親指で耳たぶをつまんで… こねるように擦っていくわね むにむに…むにむに… ん…んん、んっ…んぅ… 兄様の耳たぶ柔らかくて気持ち良い…♪ 初めて触ったけど、こんな感触だったのね ふふ、何だかクセになりそう んっ…んん… んぅ…んっ…んん… すりすり…すりすり… すり、すりっ…すり、すり… どう?痛くない? もうちょっと強めでも平気かしら? ええ、分かったわ もう少し強めに… ん…んん、んっ…んぅ… んしょ…んしょ… 耳たぶの下の方にあるツボを刺激するように… すりすり…すり、すり… んっ…んん…んんー… んぅ…ん、んん… 強めに摘んで早くこねるように… んっ…んん…! んぅ…んっ、んん…んぅ こねこね…こねこね… こね、こねっ…こね、こねっ… んしょ…マッサージはこれくらいでいいかしら そろそろ反対側のお掃除しないと… ええ、兄様…頭を向こうに向けて? んしょ… それじゃあ、左耳と同じようにまずは耳の周りから… 新しく綿棒を取ってと… ごしごしっ…ごしごしっ… んっ…んん…んんー… んぅ… 溝に沿うように綿棒を動かしていって… こびり付いた耳垢をどんどん擦り取っていくわよ かきかき…かきかき…かきっ、かき… かきかき…かきかき…かき…かき… こりこり……こりこり…… かーき…かーきっ…かーき…かーきっ 外側から耳穴に向けて… ごーしっ…ごーしっ…ごーし、ごーし… んっ…んん… 一通り擦ったら、今度は逆方向に… ごしごしっ…ごしごしっ… んっ…んん…んんー… んっ…んぅ… ん…んー… ふぅ…これくらいでいいかしら 綿棒もこんなに汚れちゃって…こっちもだいぶ溜まってたみたいね この分だと、耳穴の方も大物が潜んでいそうかも ふふ、それじゃあ、耳かきでどんどんかき出していくわね んしょ… まずは浅い所から… かきかき…かきかき… こりこり…こりこり… んっ…んん… やっぱりこっちも溜まってるみたい… んっ…んん…乾燥した耳垢がどんどん出てきてるわ 潰して粉にしてしまわないように慎重に… んっ…んん…んっ…んっ… こりこり…こりこり… かーき…かーきっ…かーき…かーきっ んっ…んん…んんー… んぅ…ん、んん… 少し粉っぽいから油断しないようにしなきゃ… かきかき…かきかき…かきっ、かき… かきかき…かきかき…かき…かき… かりかり…かり、かりっ… んっ…ぅん、んん… ん…んー… んぅ…浅い所のはこれで大体大丈夫かしら 兄様、痛くない? うん、このまま奥の方まで続けていくわね んっしょっと… 兄様が敏感な耳の中をそーっと… ほじほじ…ほじ…ほじ… うふふ、少し鳥肌が立ってきてるわよ? この触れそうで触れないくらいのかき方が心地いいのかしら え? あぁ…なるほど 確かに綿棒と違って耳かきはひんやりした感触があるから、そういうのも快感に繋がっているのね それじゃあ、このひんやりした耳かきで耳穴をほじられる感覚をもっと楽しんで、兄様♪ んっ…ぅん… ほじほじ…ほじほじ… ほじほじ…ほじほじ… んっ…んん…んんー… んぅ…ん、んん… わぁ…大物がこっちも潜んでたみたい どんどん大きな塊がかき出てきてるわよ? んっ…んんぅ… こんなのがあったら聴こえ難くなっちゃいそう… んっ…んー… んぅ…んっ、んぅ… かーきっ…かーきっ…かーき、かーき… かーきっ…かーきっ…かーき、かーき… こんなに大きいのが溜まっちゃうなんて… 兄様って耳垢が出来やすい体質なのかしら? ほじほじ…ほじほじ… ほじ、ほじ…ほじ、ほじ… んぅ…んっ、んぅ… かきかき…かきかき…かきっ、かき… かきかき…かきかき…かき…かき… ふぅ…これで大体の汚れは取れたかな 耳の調子はどうかしら、兄様? うふ、それは何よりだわ それじゃあ、耳掃除はこれくらいにして… 兄様お待ちかねの耳吹き…始めましょうか♪ ええ、このままじっとしていてね んっしょと… まずは優しく耳穴に向けて風を送り込んでいくわよ? すーっ…ふぅぅぅぅぅぅぅぅ すーっ…ふぅぅぅぅぅぅぅぅ ふふ、どう? 妹の吐息をこんな間近で吹きかけられるのは…? こそばゆくって気持ち良い? じゃあ、今度は弱い風を長く吹きかけるわね すーっ…ふぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ~ あは、鳥肌がぞわぞわーって浮き出てきた♪ 兄様としては強く吹きかけられるのと、弱く長く吹きかけるのではどちらが好みなの? ふんふん… なるほど…そうなんだ 兄様は弱く長くが好みなのね じゃあ、今度からはそういう方向でやっていこうかしら えっと…弱く長くだから、強さの加減が難しそう… さっきはこんな感じだったっけ…? ふぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ~ 兄様、こんな感じ? え?あっ、ごめんね? 感覚を忘れないようにって思ってやってみたんだけど、不意打ちになったんだ でも、兄様…首筋の鳥肌がさっきよりもはっきりと見えてるような… 本当はさっきみたいな不意打ちの方が感じやすいんじゃない? ふふ、誤魔化してもだーめ♪ 兄様を癒す為には気持ち良いことを全部取り入れないとダメなんだから 今日見た事は今後の参考にさせてもらうわね さてと、最後はこっちの耳たぶもマッサージするわよ? んしょ…耳たぶを優しく摘んで… むにむに…むにむに… むにっ、むにっ…むにむに… ふふ、こっちも凄く触り心地がいい…♪ こうやって、ずっとマッサージしていたいくらいだわ んしょ… んっ…んん…んんー… んぅ…ん、んん…んんー んっ…んっ… すりすり…すりすり 兄様、もう少し強くしても大丈夫? ん…これくらい? こねこね、こねこね… んぅ…んっ、んんっ… 耳たぶにあるツボを押すようにしてっ… すりすり…すりすり… むにむに…むにむに… むにっ、むにっ…むにむに… んぅ…マッサージはこれくらいにして… どう?兄様、痛くなかった? ふふ、良かった これで本当に効果があってくれれば良いのだけど… 考えても仕方ないし、これで耳掃除はおしまいってことにしておくわね それにしても、兄様… 耳垢が思ってた以上に溜まってたわね 耳の聴こえ具合はどう? 詰まった感じとかしてない? ん、そっか… ひとまずは成功といったところかな これで失敗なんかしてたら、兄様の一番なんて名乗れないんだから ふふ、兄様…お疲れ様♪