おやすみボイス 導入
ん?何?
どしたの?
寝つけないの?
もー、あんたが眠れないからってこんな時間に私を起こすのやめてもらえないかな?
それで、わざわざ起こして、何の用?
え?私に膝枕してほしいの?
なんでそんなこと私がしなきゃいけないのよ?
嫌決まってるじゃない、めんどくさいし
・・・ちょっと、何、その目は?
そんな捨て猫みたいな目で見たって、しないものはしないわよ
・・・あーもう!
わかったわよ!
すればいいんでしょーすればー
膝枕かー・・・うん、悪くないかも・・・
えー?べ、別に何にも言ってないわよ
ほら、早く私の膝に頭乗せて
仰向けになって、目を閉じて
さっさと寝かせちゃうから、私の言う通りにしなさいよね
まずは、大きくゆっくり、深呼吸してね
リラックスして、気持ちよーく、深呼吸するんだよ
ほら、大きく息を吸ってー・・・
はい、大きく息を吐いてー・・・
どう?
深呼吸すると、気持ちが落ち着いて、リラックスしてくるでしょ?
もう一回
大きく息を吸ってー・・・
大きく息を吐いてー・・・
ほら、もう一回
息を、すーって吸い込んでー・・・
息を、はーって吐き出してー・・・
ほーら、深呼吸すればするほど、私の声が気持ちよく聞こえてくる
まるで、私の声が、あなたの体の中にすーって、染み込んでいくみたい・・・
もう一回だけ、大きく深呼吸
息を吸ってー・・・
息を吐いてー・・・
ほら、とっても気持ちよくて、とっても幸せな気分
ここからは、好きな間隔、好きなリズムで、呼吸して
今のあなたは、深呼吸をして、とってもリラックスしている状態
私の声、私の言う通りに、イメージすることができる
私の太ももの温もりや、感触を、確かに感じることができる
だって、私は今、あなたを膝枕しながら、こうやって話しかけているんだから・・・