Track 2

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01 準備(フリー&製品版両用)_Setup

「この音声は、催眠暗示によるトランス状態への誘導と、それを通じて性的な快感を得ることを目的としたアダルト催眠音声です。注意事項のファイルをご参照のうえでお聞きくださいますよう、お願い申し上げます」 「さあ、まずはトランスに入る準備をしていきましょう。トランスに入る際、あるいはトランスに入っているとき、快適な気分が損なわれる原因になるかも知れないと思うのであれば、メガネやアクセサリーなどは外してお聞き下さい。コンタクトレンズなどをしていらっしゃる場合も、外してしまったほうが良いかも知れませんね。服装などは、出来るだけ楽なものにしたほうが良いとされていますが、特に気にならないのであれば普段着のままでも構いません」 「それらの確認が済んだら、次に、周りの環境を整えていきましょう。例えば、部屋の照明……これは、あなたが一番落ち着ける明るさにして頂いて構いません。真っ暗であっても明かりが付いていても、あなたが落ち着けるものであるならそれで結構です。いまから1分間ほど時間を置きますので、催眠に入る準備が出来たらヘッドホンを装着し、楽な姿勢になってお待ち下さい」 (フェードイン:オリエンタルなリラクゼーション音楽) 「……ハイ、それでは始めていきましょう。目は閉じていても、開いていても、どちらでも構いません。これからトランスへと誘導していきますが、もしもあなたが何か他の方法をご存知なら、ご自身のタイミングと意思でそれを行って頂いても構いません。あなたはあなたが最も簡単だと思う方法で、トランスへと自由に入って行くことができます」 「わたしのやり方は、とてもシンプルなものです。肩を軽くすくめてから、力を抜く……ただそれだけ。たったそれだけで、あなたは体をリラックスした状態にしていくことができます。リラックスすることはトランスに入るための唯一の方法というわけではありませんが、多くの場合、ベターな方法であるとされているようですね。だから……肩をすくめて、それから力をフッと抜く。多くの人は、それを繰り返すだけで、だんだん、まるで水飴をねっているみたいに自分の腕や肩、首筋などの筋肉がフニャフニャになり、やがてスムーズに、スーッとトランスに入っていくことができます」 「さあ、わたしの方法でも、あなたの方法でも、どちらでも構いません。必要だと思う回数だけ、それを自由に繰り返してみましょう。一度でリラックスできるなら一度だけでも構いませんし、やりたくないと感じるなら、一度もせずに居ても構いません。それが“自由にする”ということ。あなたの好きなように、好きなタイミングで、好きなだけ……」 「筋肉が解れてくると、多くの人は、まるで背負っていた重荷を置いたときのように気分が少し楽になるものです。と……こんな風に言うと、『それじゃあ、自分は上手にリラックスできていないのかも』なんて心配なさる方がいらっしゃいますが……ふふ……大丈夫ですよ? おかしな話に聞こえるかもしれませんが……もしかすると、そうして『うまくできない』と焦りはじめることが、あなたにとっては、トランスに入っていく際に表れる正しい反応のひとつなのかも知れないのです」 「どういう意味だか、分かり難いかも知れませんね。それじゃあ……ここで、ひとつ質問です。あなたが感じたことのある……もしくは、あなたがイメージしている『トランス状態』、あるいは『催眠状態』とは、いったいどのようなものなのでしょうか?」 「光に包まれてフワフワした状態? それとも、金縛りのようにズーンと体が重たくなった状態ですか? キーンと耳鳴りに似た音がしたり、体がポカポカ温かくなったり……実際に体験したことがない人も、トランスに入るというのは何となくそんな感じなのだろうと想像していらっしゃるんじゃないでしょうか?」 「ええ……そうですね。そうした様々な感覚は、すべてトランスへ入っていく際の、あるいは、トランス状態においての感覚であると言えます。ですが同時に、そうした感覚の全てはトランスとは無関係である、とも言えるんです。なぜなら、“トランス状態”とは、『必ずこう感じる』というような決まった定義のないものであり、人によって正解の形が様々に異なるものだからです」 「例えば『幸せ』や『美しさ』の定義は個人個人で違いますよね? それらと同じように、催眠状態やトランス状態の定義も、本来、個人個人で違うものなんです。催眠にどれぐらい深く入っているかを決める『催眠尺度』などは、あくまでも、『トランス』という主観的な感覚を数値化し、客観的なデータとして比較するために定められた便宜上のものというに過ぎません。だから……重要なのは、あなたが納得できるかどうかという一点のみ……つまり、催眠にかかるとかトランスに入るという感覚は、あなたが勝手に正解を定めても一向に構わないものなんです。もしもあなたが『トランス』というものを体験したことがなく、そのイメージすらまだもっていないのであれば、今この場で、パッと思いついた感覚を『トランスに入っていく印』としてしまっても構わないぐらいです」 「だから……このセッションの導入部においては、『体のどこそこが重くなってきますよ』などとは言いませんし、『安心して?』とか、『心配しないで?』とか、そういうことも言いません。……何故なら、あなたにとっては『心配になること』や『焦燥感』こそが、トランスに入っていく切欠や兆候なのかもしれないからです。ですから……もし可能なのであれば、ここで新たに、あなただけの“正解”を定めておくというのも良いでしょう」 「それは例えるなら、そう……トランスの感覚を、あなたの中でオーダーメイドする……そんなイメージです。あなたのトランス、あなただけのトランス。あなたが信じるにたる催眠のイメージ。例えば、わたしの中にある『催眠によるトランス』のイメージは、『寝そべっているソファーやベッドごと高い位置へスーッと登っていく感覚』です。もしも、自分のトランスのイメージを自分で勝手に定めるということに違和感を覚えるのであれば、無理に想像しなくても構いません。その場合、あなたの無意識が、わたしの持っているこの浮遊のイメージを勝手に取り込んでくれますからね?」 「そう、どのような形であれ、あなたの意識や無意識は、自分のトランスのイメージを掴むことができます。あなたの無意識は、もうそのことに気が付いている。そして時間が経てば、やがては意識もそのことを自覚できるようになるでしょう。……トランスに入るのに、新しいやり方や決まったやり方は必要ないんです。ただ、考え方やモノの見方を、ほんの少し変えてみるだけで充分」 「例えば、トランスに入っているあいだのことを、あなたの意識は記憶しないのかもしれないし、とても鮮明に記憶するのかもしれない……それは、夢の中のようなまどろんだ状態でボーっとし続ける感じかもしれないし、学校や仕事を終えたあとの解放感に似た清々しい感覚なのかもしれません。ただひとつ確かなのは……トランスに入ると、あなたの無意識下には、その『トランスに深く入る』という感覚がしっかり記憶されるということ。そして、それは時間を告げる音とともに、あなたの意識へ徐々に染み込んでいくということ。そう……音色、音、耳に届く音。まずは無意識、それから意識へと伝わっていく。……もしもあなたが望むのであれば、あなたはその意味を、だんだん深く、ハッキリと理解していくことができるでしょう」 「ここから先、ひょっとすると、あなたは自分の瞼が少しずつ重たくなってくるのに気がつくかも知れません。もしも目を開けていて、まだそのままで居たいと望むなら、目は開け続けていても構いませんし、瞼の重さを感じる前に、今ここで、スーッと閉じてしまっても構いません。あなたの無意識は、あなたの望みを知っています。だから意識しなくても、勝手に、自然に、あなたはあなたにとってベストな状態でトランスへと入り、それを深めていくことができるでしょう」 「さあ……ここで3つほど質問したいと思います。わずらわしいかもしれませんが、これは、とても大事なこと。だから、頷いてもいいし、ただ頭の中で答えるだけでも構いませんので、わたしの質問に答えようとしてみて下さい」 「ほら……まずは1つ目の質問です。あなたは、これから体験するものが、宗教観念を強く含む内容のものであると理解していらっしゃいますよね?」 (ボイス:音量小で「5~1」) 「ハイ。では……質問その2。あなたは女性優位のセックスを好み、性行為を通じて男性としての尊厳を一時的に奪われることを望んでいますね?」 (ボイス:音量小で「5~1」) 「ハイ。では、最後……質問その3。あなたは、この催眠によって強制的に何度も絶頂し、体を仰け反らせたり、喘ぎ声をあげ続けることになっても問題ない環境にいる。そうですね?」 (ボイス:音量小で「5~1」) 「ハイ、質問は以上です。もしも、3つの問いの中で1つでも答えるのに躊躇うようなものがあった場合は、ここで一度中断しても構いません。続けるか中断するかの判断ができるように1分間ほど時間を置いて進めたいと思います。問題なくトランスに入っていくことが出来るという方は、そのまま、ほんの少しのあいだお待ち下さい――」 (フェードイン:オリエンタルなリラクゼーション音楽)

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