Track 1
おやおや、これはずいぶんと騒がしい客のようじゃのぅ……これ、そなた。
その様な遠くで騒いでおらず、こちらに参られよ。
うむ、そうじゃ……落ち着いて、まずは茶でもどうかの?
そうか、落ち着いたようで何よりじゃ……して?
そなたは何故、我が社を尋ね来たのじゃろうか。
見れば人の子、このような場所に用があるとも思えぬが……ククッ、迷い込んだか。
そなた、何を求めてさまよい歩いておった?
どこから来て、どこへと参るつもりじゃった?
……あぁ、それさえも覚えておらぬか。
ならば慌てることはない。
これにてゆるりといたせ。
慌てて考えたところで、何の答えも出はせぬ……まずは落ち着き、我が元で楽にするがよい。
……ん?
何を怯えておる。
あぁ、このケモノの耳が珍しいか?
この多くの尾も……ククッ。
そうさな、数えてみても構わぬぞ?
ほれ、もっと近う寄っても構わぬ……さすれば、儂の肌をも見られよう。
人のように無毛な素肌ではなく、柔らかな産毛に包まれた、美しき肌を。
触れてみるか?
まがい物とでも思うておるのか……どうじゃ、この手触り。
なめらかで、フワフワと柔らかな毛並みは儂の自慢じゃぞ?
あぁ、心地良かろう……素晴らしかろう?
そうじゃよ?
儂は人にあらず……狐の眷属じゃ。
この耳も、この多くの尾も、儂自身のもの……さぁ、尾の数はわかったか?
ククッ……クククッ……狼狽えることなどなかろう?
おやおや、大人しくしていなければ数も数えられぬか?
そなた、見た目よりもずっと幼いのかのぅ……そんなことはないか?
あぁ、そのようじゃなぁ……儂を見るその目に、ごくり。
男の子の欲望がみなぎっておるわ♪
……どうした?
尾よりも、乳房が気になって仕方ないようじゃな?
大きいのは好きか?
柔らかいのは好きか?
包み込まれるのは好きかのぅ。
あぁ、よい、よいなぁ。
人の子に、欲情を向けられるのは心地良い……なぁに、耳と尾があるだけで、他は人の娘と変わらぬぞ?
いいや?
人よりももっとよいものじゃと思うがなぁ。
試してみるか?
遠慮することはない。
この社には儂しかおらぬでな……誰に見られることもなく、誰に咎められることもない……たとえ儂との交わりが、普通のものでないとしても♪
じゃが、そなたは怖じ気づくまい?
すでに儂に欲情し、儂の乳房を、ホトをむさぼりたいと願っておるそなたは……ククッ、薬湯の効果も出て来たようじゃしなぁ……なんでもないぞ。
さぁ、横になるがよい。
そなたは黙って、儂の愛撫を受け入れるのじゃ。
逆らうことは許さぬ……儂の思い通りにせぬことは許さぬ……儂を楽しませないことは、許さぬぞ?
んふふ。
そなたは今より、儂の子狐。
人の子であって、ケダモノの子……なぁに、人もケダモノも変わりはせぬよ。
性欲に取り付かれた男の子は、精を放つことだけを望めばよいのじゃからな。
射精の快楽を、絶頂の官能を、思う存分楽しむがよい……もちろん、儂も楽しませてもらうぞ?
そなたの性欲がどれほどのものか、ゆっくりと、じっくりと味わわせてもらおうか♪