導入
この音声は、18禁催眠音声です。18歳未満の方、精神や身体の調子が思わしくない方は、お聞きにならないで下さい。それから、頭ががぼーっとしたり、考えが、まとまらなくなったりすることがありますので、必ず、ゆったりと座れる椅子に腰掛けるか、ベッドや布団の上に、仰向きに横になって、お聞きください。
この音声は、ドライオーガズムをテーマとした作品です。その他、添付の注意事項を、事前に良くお読みになってから、お聞きください。
最後に、準備物の確認です。飲むヨーグルトを注いだコップ、出来れば紙コップがいいですね。ちゃんと準備できてますか?量は、一口で飲み干せる程度、底に少し溜まるぐらいで十分です。多すぎる場合は、今飲んで、減らしてくださいね。そして、近くのすぐ手が届く、安定した場所に、置いてください。
それでは、本編を始める前に、少し、準備運動をしましょう。今から、イく、練習をしていただきます。あれ?どうしました?イきたいから、この音声、聞いてるんですよね。違いましたっけ?
じゃあ、やって下さいね。
まずは、足ピン。私が、はい、と言うまで、両足をつま先まで、ピーンと、伸ばして下さい。いいですか?
足に力を入れてー。太ももから、つま先まで、ピーンと、伸ばしてー。そう、もっとピーンと、力を入れてー。
はい、力を抜いて。
いいですね。今度は手です。
椅子か、ベッドの端を強く握って、力いっぱい硬直させて下さいね。快感を必死に耐えている、そんな気持ちになって、やって下さいね。いきますよ。
握って。そして、ぐーーーっ、と、力を入れる。イきそう、イきそうな感じで、もっと、もっと、力を入れる。
はい、力を抜いて。
今度は体全体を、めいいっぱい硬直させて下さい。イくふり、するんですよ。そして、私が、はい、っていったら、反対に、一気に力を抜いて、だらーん、と、全身を脱力させてください。いいですか、始めますよ。
まずは、下腹部、次に、会陰の辺りに力を入れる。
そして、尾てい骨を締めるような感じにして、そして、
全身に、ぐーーーっ、と、力を入れてー
もう少し、ぐーーーっ。
感じてるフリをして、グーーーっ。
はい、スーッと、力を抜いてー。
両手を、重力に任せて、ベッドか椅子、またはひざの上に降ろしてー
足も、だらーんと、肩幅程度に開いて、力を抜く。
胴体も、力をぬいて下さいね。ベッドや椅子に全身をゆだねてー。すーっと、力を抜いてー
そして、首や頭。それらも力を抜いて、枕やヘッドレストの上に、転がっているような状態に、して下さい。もう、全身の力が抜け、弛緩した状態ですね。いい感じです。
それでは、まだ目を開けているなら、目を閉じましょう。
はい。そして、ほかの事を考えるのをやめて、ヘッドフォンから流れてくる、この声と、音だけに、意識を集中して下さいね。
ほら、電子的な音が、聞こえてきましたね。
これは、精神科で使う、脳波センサーの音。あなたは今、耳に、検査用のヘッドフォンをつけ、私の診察を、受けています。
そうでしたよね?
そして、あなたの座っている、または、寝ているところは、私の診察室。白い壁、白いシーツ、消毒液の匂い、そんなものに囲まれている所を、イメージしてください。
では、お話を、始めますね。
・・・ということは、あなたは自分が、マゾだ、という妄想に、とりつかれていると、そう、お感じになっているんですね。
苦痛や罵倒を与えて欲しい、変態的な行為を強要され、やらされたい、そういう妄想が四六時中頭をよぎる。そういうことですか。なるほど。
まあ、今までの自分と、全く逆の自分を求めてしまう事は、おかしな事ではありませんし、特に、マンネリ気味な、生活を送っているような人には、まあ、よくある症状なんです。それに、軽いマゾヒズムは、誰しも少しは、持っているものですしね。
でも、あなたの場合は、そう、そうですね。ちょっと、違うかな?どうやら隠された欲求、つまりリビドーが、かなり抑圧されているのかも・・・
まあ、普通なら、軽い安定薬でも飲んでもらって、様子を見るんですけど、あなたの反応、少し気になるところもありますし、ですから、もう少し検査、続けてみませんか?今日は、まだお時間、ありますよね?
いや、検査と言っても、別にたいした事はありません。ちょっと、潜在意識の中を、覗いてみるだけです。今調べてしまった方が、あなたもすっきりされるでしょうしね。やってみます?
では、続けますね。
もう一度、さっきの音を、聞いてくださいね。さあ、この音に、意識を集中して。
それでは、あなたが、自分の本当の欲求を思い出すため、少しだけ、軽い、眠りについて下さい。そう、軽い眠り。軽い、眠り。
さあ、もっと落ち着いて。呼吸を整えて。深呼吸、してください。
吸ってー。
吐いてー。
吸ってー。
吐いてー。
そう、そんな感じ。いい感じです。
今から、あなたを眠りと、覚醒の中間地点まで、連れて行きます。眠っている時のように、同じペースで、ゆっくり、ゆっくり、呼吸をして下さい。
そう、ゆっくり。ゆっくり。
一定の早さで、ゆっくり。ゆっくり。
そうすれば、あなたはどんどん、落ち着いてきます。心を開放した、眠った状態と、同じ状態に、なっていきます。でも、まだこの声、ちゃんと聞こえますよね。このセンサーの音も、ちゃんと、聞こえますよね。
いい感じです。
ここは、眠りと、覚醒の、狭間。あなたの心が、開け放たれた状態。ですから、あなたはもう、何も隠す必要はありません。全てをさらけ出し、全てを思い出して、いいんですよ。
そう、ここは、狭間。意識の狭間。眠っているのに、起きている。起きているのに、眠っている。そういう状態に、さらに、さらに深く、あなたの精神は、落ち込んでいきます。
だんだんと、センサーの音が、遠ざかっていきます。そして、そのたびに意識が遠ざかっていきます。意識の狭間に、落ち込んでいきます。落ちていきます。落ちていきます。
いい感じです。
もう、普通の呼吸に戻っても、構いませんし、好きなだけ、深い呼吸を続けても、いいですよ。
それと、このセンサーの音、覚えていて下さいね。この音を聞けば、あなたはいつでも、今のような、深い、まどろみの意識に、落ち込んでいきます。深い意識、心の深遠に、引きずり込まれますからね。
そして、もう一つ、今聞こえている、この声、この声が、
徐々に、徐々に移動していく。あなたの周りを、回っていく。そして、この声が、
この場所から聞こえるようになった時、あなたは自然に、深ーい、意識に落ちていきます。この方向から話し掛けられることで、あなたはより一層落ち着き、よりいっそう気持ちがいい、そう、何も考えなくてもいい、いや、何も考えられない、そんな意識に、落ちていくのです。そして、
またこの声が、こんな風に回り込んでいく。右のほうに戻っていく。そうすると、
あなたは少しだけ自分の意識を取り戻します。そして、これを繰り返す事で、あなたの意識は、ますます、深い所に落ちていくんですよ。
さあ、検査を続けましょう。
あなたの症状。自分がマゾじゃないかという思い込み。それは、性的な欲求不満から来ていますね?
では、少し、思い出して下さい。あなた、週に何回ぐらい、オナニーしています?2回?3回?それとも毎日?
まあ、別に、何回だっていいんですよ。たとえ多くても、少なくても、それって別に、悪い事じゃ、ないですしね。
じゃあ、あなたは、生まれてから今までに、何回、オナニーしたか、覚えてます?
覚えてないですよね?でも、ちょっと、計算すれば、だいたいの回数は、導き出せますよね?
フフフッ、分からない?じゃあ、教えて上げるね。そう、週にオナニーする回数に、52、つまり年間の週の数を掛けるの。それに、あなたがオナニーを覚えた年齢と、今の年齢を引いた数を、掛け算してみて。簡単でしょ?
こっちからも、教えてあげますね。そう、今の年齢から、あなたがオナニーを覚えた年齢を引いてみて下さい。その数に、年間の週の数である52を掛けるんです。そしてさらに、週の平均回数を掛けるんです。ほら、かーんたん。フフフッ
計算出来ました?出来ませんよね。逆に、もっと頭がフラフラしてくる。もうそんなもの、幾つだっていい。オナニーの回数なんてどうだっていい。たくさん、いっぱい、それでいいじゃない。だって、別に・・・。
そう、そんなの、どうだって、いいんです。
どうだっていい、と思う事。そうすれば、あなたは心が落ち着いて、よりいっそう、気持ちよくなります。ほら、今の状態、とっても、気持ちいいですよね。そして、あなたの心、本当の心が、最初よりもずっと、ずっと、開いているのが、分かります。さあ、さらにもっと、心を開きましょう。そして、気持ち良くなりましょう。
今から私が、10からゼロまでカウントダウンします。そうすれば、あなたの意識は、よりいっそう開け放たれて、よりいっそうどうでもよくなって、よりいっそう気持ち良くなって、そしてあなたは、本当の自分、隠された、本当の自分に、気付けるはずですよ。
それでは、またあの音を鳴らしながら、カウントダウン、始めますね。
10、9、8、7、6、5、4、3、2、1
ゼロ
フッと意識が消える。そして、目の前が真っ白になる。
フラフラした意識のゆらぎ
意識の狭間、眠りと覚醒の狭間
そこから、落ちていく
本当の自分が、待っている。
スーッと、吸い込まれる。
あなたの心に、吸い込まれる。
素晴らしい、意識の世界
幸せな世界。あなたの本当の心。
落ちていく、スーッと、落ちていく。
さあ、あと一つですよ。あと一つで、あなたの意識は消え、あなたは本当の自分を、取り戻します。
そう、ここはあなたの心。あなたの深層意識が奏でる、心の底。意識の底。底
思い出してください。
あなたは、自分がマゾかも知れないと思っていた、そうでしたよね?
でも、もしあなたがマゾだとしても、それって、悪い事なんでしたっけ。
そんなの、どうでもいいことじゃ、ないんですか?
いいんですよ。それで。どうだっていいんです。
そう、どうだっていい。あなたはもう、何も考えなくていい。何も考えず、私の話だけ、聞いていればいいんです。私の話だけ、受け入れればいい。どうだっていい。マゾだっていい。どうだっていい。そう思うことで、あなたは、もっともっと、気持ち良くなっていきます。そして、この音を聞くと、さらに気持ちよくなる。スーッと意識が落ちていく感じ。そして、心が開き、何もかもを、受け入れます。私の声を、声だけを、心の一番深いところで、受け止めます。
それじゃあ、すこしつづ、あなたの本当の心、思い出してくださいね。私がお手伝い、してあげますからね。
イメージして。
あなた、ザーメン、見た事ありますよね?当然ですよね。何度も何度も、オナニーしてきたあなたなら、見た事もあるし、匂いを嗅いだりした事も、ありますよね。それを、イメージするんです。そうしたら、さらに深く、沈み込む。ザーメンと同じような、白くて、ドロドロの意識の底に、落ち込んでいきますからね。
さあ、ザーメン、思い出して。
白い粘液
イカのように生臭い
ドロドロしたもの
カルピスのように
ネバネバした
栗の花のような香り
思い出して下さいね
あなたがいつもしていること
見た事ありますよね
ほら、もっとイメージして下さいね
色や、形、匂い
忘れたりしてませんよね
スーッと落ちていく。また意識が落ちていく。深い深い、一番深いところまで、落ちていきます。
あなたの意識は、もう、ザーメンと同じぐらい、ドロドロの状態。そして、今から3つ数えて、はい、と合図すると、あなたはその気持ちいい、朦朧とした意識のまま、目覚めることができます。でも、さっきの、脳波測定器の音を聞くと、またスーッと目を閉じ、より一層深いところに戻る事が、できます。
それじゃあ、やってみましょう。
ひとつ、ふたつ、みっつ!
はい!目を開けて。
ほら、目を開けても、あなたは気持ちいい意識を保ったまま。そう、ぐるぐる、ふらふら、ふわふわ、気持ちいい。そんな状態のままで、あなたは体を動かすことも、立ち上がることも出来ます。でも、今はまだ、動かないで下さいね。
そして、あの音を聞くと、あなたの目は自動的に閉じて、さっきよりもさらに深い意識、さっきよりもさらに、気持ちいい意識に、落ちてしまいます。いいですか?
では、鳴らしますね。はい。
スーッと目が閉じる。そして全身の力が抜ける。手足が勝手に元の位置に戻る。スーッと全身から力が消え去る。そして、意識が落ちていく。意識が、奈落の底まで、吸い込まれていきます。そして、さっきよりも、より一層気持ちいい状態になっていることに、気付きます。
目を閉じたあなたは、ここがどこなのか、何をしているのかすら、分からなくなっている。もうどうだっていい。この私の声を聞き、その指示に従う、言う通りにする。それだけが、あなたの意識を、占めています。
もう、気付いてますよね。あなたは、この声と音に、操られる存在。どうでもいい、何もかも、どうだっていい。自分の価値判断すら、相手にゆだねてしまった状態。あなたの意識は、そんな状態です。でも、いいですよね?だって、気持ちいいんですからね。そう、何も考えないのは、気持ちいいこと。ゆだねてしまうのは、気持ちいいこと。操られるのは、気持ちいいこと。支配されるのは、気持ちいいこと。マゾなのは、気持ちいいこと。今の状態でいるのは、気持ちいいこと。そうですよね?
そう、心を完全に開け放したあなたは、既に、気が付いています。
自分が、マゾだって、事。そう、もうあなたは、隠す事は無いし、自分を偽る事も、ないんですよ。自分が、マゾだという事実を、単純に受け入れる。それだけでいいんです。だって、操られ、支配されて、気持ち良くなるんですから、それって、当然ですよね?
でも、まだあなたには、少し戸惑いがあるかも知れませんね。マゾになることの不安、いや、自分がマゾだと認める事の不安。それが、心を抑圧していたんです。でも、もう平気ですよ。この声を聞きながら、もっともっと落ちて下さいね。そして、最後に、ある儀式をすることで、あなたの、心に残る不安は、全て払拭され、リビドーは開放されて、本当の幸せ、本当の快楽、究極の快楽を、得る事が出来るんです。
それでは、もう一度目覚めましょう。今から3つ数えて、はい、と合図すれば、この気持ちいい、ザーメンのようにドロドロの意識のままで、あなたは目を開け、自分の意思で、体を動かす事ができます。いいですか?
ひとつ、ふたつ、みっつ。
はい!目を開けて。
少し、手や足を、動かしてみて下さい。頭はぼんやりと、気持ちいい状態。
でも、自分の意志で、自分の体は、動かせますよね。
右手を動かしてー。
手を顔の前に持ってきてー。そして、指の本数を、数えてみて下さい。
ちゃんと数えられますよね。手を元に戻して下さい。
でも、あなたは、さっきと同じように、気持ちいいまま。ぼんやりとした、まどろみの状態が、続いています。そして、あなたは知っています。またあの音が流れたら、目が閉じて、一瞬で手足の力が抜け、そして、さっきよりもさらに気持ちいいところまで、落ちる事ができることを。やって欲しい?やって欲しいですか?やって欲しいですよね?だって、あなたは、マゾだから。音や声に操られ、支配されるのが大好きなんだから。やって欲しいのは当たり前。そうですよね?
じゃあ、やってあげますよ。はい。
スーッと、目が閉じる。手足の力が、スーッと、抜ける。全身から、力が消えていく。意識の力も、消えていく。スーッと、消えていく。消えていく。そして、ドロドロに溶けていく。まるでザーメンのように、溶けてしまう。
あなたはもう、これ以上は無いぐらい、深い意識の底まで、落ちてしまいました。そして、目を開けて、体を動かしても、その意識が維持される事も、知ってしまいました。深い、意識。気持ちいい、意識。マゾの、意識。まどろみの、意識。絶望的に深い、マゾの意識。それがあなたの、今の意識です。
それでは、あなたが、マゾとして覚醒したか確かめるため、もう一度目覚めましょう。一度、イってもらいますからね。また、3つ数えて、はい、と合図すると、この意識の状態を維持したまま、あなたは目覚めます。いいですか?
ひとつ、ふたーつ、みーーっつ、
はい、ゆっくり、目を開けて。