元の体に戻りましょう
あなたは快感の余韻にひたりながら、精液まみれの体で全ての触手が液体となっていくのを感じる。
液体となりつつある触手があなたの体を名残惜しそうに離れていく。
口の中が解放され、液面から出ていた触手が精液風呂に潜っていく。
手足がずるずると擦られながら、触手の口から解放される。
体を巻き付く触手が離れていく。
お尻の触手が回転を加えながら抜かれていく。
膣内からゆっくりと引き抜かれる。ゆっくり、ゆっくりと。その優しい快感に震える。
触手精液と混ざり合った特濃精液風呂に浸かりながら、力の入らない体で余韻に浸る。
精液風呂が、元の水に戻っていくのを感じる。暖かい、ゆったりとした液体に。
粘度が落ちていく液体の感触が気持ちいい。白濁した液体は甘い香りを漂わせる。
その甘い香りも、だんだん感じなくなっていく。
白い液体は、あなたをもとの世界へと誘う。
絶頂しすぎて力の入らないあなたを、元の姿へ戻してくれる。
白い、白い液体がだんだんと透明になっていく。
この液体が水のように澄み渡った時、あなたは鮮明な自分の体を取り戻す。
まだあいまいなあなたの理想の体は、元の体に戻りつつある。
脳がだんだんと鮮明さを取り戻す。気持ちよかった余韻を残し、あなたを取り戻す。
体中のドロドロとした感触は幻だったかのように消え、元の体を思い出す。
液体は既に元の透明さを取り戻している。あなたの頭のように、澄み切った水の透明さを確認する。
「名残惜しいかもしれないけど、そろそろお仕事はおしまい。それじゃあ、あなたの体に戻ろうか」
あなたの体が持ち上がり、運ばれていく。
コツコツと言う足音を聞いていると、
あなたの視界がぼやけていく。輪郭を失う世界にたまらず心の目を閉じる。
体がふわふわとした感覚につつまれる。そして、だんだんと重さを感じる。
あなたの元の重さ。手足の重さ。体の重さ。
手に力を込めて。足に力を込めて。頭に力を込めて。
少しずつ感覚が戻っていく。0になると、あなたは元の姿に戻ります。
5…4…3…2…1…0…
はい。これでお仕事は終了です。
お体は大丈夫のようですね。あなたは最高の被験体でした。
是非また、いらしてくださいね。お待ちしてます。