エピローグ
;事後、ラブホテルのお風呂で。軽めのエコーを
「いやはや……ラブホテルに来たのは正解だったね……まぁ、僕が欲求不満だったのは認めるよ? でも、それは君も一緒だったと思うんだけど……ベッドの上、確認したかい? お風呂に入る前にちょっと見たけど……正直、家だとどうしようもないくらいには汚れていたよ」
「ベッドのシーツはぐちゃぐちゃ……いや、ぐしゃぐしゃかな? 乱れてるだけならともかく、濡れてるからね。シーツだけじゃなくてマットもきちんと清掃しないといけないからね……さすがにそうなると家だとちょっと厳しいね……定期的にラブホテルに来る、というのも考えた方が良いかもしれないね」
「ぁ……そ、それは、その……僕が粗相をしたのも大きな理由だけど……ああ、もう、君は本当に……君は僕のことをSだなんだと言うけど、僕から言わせれば君の方こそSだよ……それにベッドの汚れは君が何度も僕の中に吐き出した精液もあるんだよ?」
「あ……んぅ……ちゅぱ、ちゅぅ……ここでキスされるのは予想外だよ、これはどういう……ぁ……い、嫌じゃ無かったし、その……気を失うかと思うくらい気持ち良かった、けど……本当、君はずるい……普段は僕に流されてる、みたいに言ってるけど……肝心なところでは君に勝てる気がしないよ……厄介だね、本当」
「……くすくす……まさか、嫌な訳ないよ。むしろ、いつもは僕に弄られてるのに、いざという時はこういう風にしてくれるのは……うん、とても僕好みだよ……くすくす……普段から言ってるだろう? 僕たちの相性は最高だ、ってね」
「でも……行為の最中にその……ああいう風に囁かれると、本当に響くね……ふふ、そうとしか言いようがないからね……身体の奥に響いて、何も出来なくなってしまう……君がウソを言える人間じゃ無いのを知っているから、余計にね……あ、んぅ……ふふ、うん……こういう落ち着いた状況で言われるのも……素敵だね」
「……僕も大好きさ。愛してるよ……くすくす……落ち着いていれば、こうして返事も出来るんだけどね。抱かれてる最中に言われると何も出来なくなるくらいに響いてしまうからね……ん、ちゅ……ちゅぱ、ちゅぅ……お風呂でゆったり抱き合ってキスするのも良いね……ずっとしてたら、のぼせてしまいそうだけど……そうなっても良いと思うくらいには……魅力的だね」
「……うん、まだ時間はあるよ……30分くらいなら大丈夫かな……うん、そうだね。綺麗にしないといけないから……残りの時間はゆっくりお風呂に入って……ん、ちゅぅ……こうしようか、ふふ……」
「ん、はぁ……うん……抱きしめて……ギリギリまで……いっぱい君に触れさせて欲しい……ありがとう、ふふ……あ、んぅ……ちゅぱ、ちゅぅ……ん、ちゅぅ……ちゅぱ、ちゅぅ……はぁ、ふぁ……ん、ちゅぅ……ちゅぱ、ちゅぅ……ん、はぁ……ちゅぱ、ちゅぅ」
;フェードアウト
;3秒程度間