その4
では、目を覚ましましょう
あなたは手を叩くとこの空間から離れ目を覚まします
しかし、ここで得た快感は目を覚ましても残ったままですし
再び目を閉じることで
今のこの深いトランス状態を思い出すことができます
記憶したキーワードは忘れてしまっても、覚えていてもかまいません
では、目を覚ましましょう
ひとつ、ふたつ、みっつ!(手を叩く
・・・
目がひらきます
でも、頭はなんだかぼーっと、したままです
心もなんとなーく浮いているような感覚・・・
もう少し、意識をはっきりとさせましょう
みっつ数えて、手を叩くとあなたは自分で体を動かせるようになります
ひとつ、ふたつ、みっつ!(手を叩く
さ、これで自由に動かせるようになりましたよ
右腕を好きなように動かしてみましょう
ちゃんと、動きます、大丈夫ですね
これでしっかりと、目を覚ますことができましたね
じゃあ、また目を閉じて・・・
ず~ん
落ちる、落ちる
意識が落ちていく
気持ちのいい世界へ、落ちていきます
深く深く、沈んでいく・・・
闇の底・・・
果てしなくどこまでも、どこまでも落ちる・・・
ず~ん
・・・
お帰り・・・
また戻ってきたね
私の声は、あなたの心の声です
私の言葉は、あなたの意思と同じです
なんだか、いつもとは違う感じがするかもしれません
でも・・・
ここでは当たり前だから、気にしなくていいよ
体が気持ちいいのは当たり前
あなたは、気持ちよくなるため、快感のためだけに存在するの
だから気持ちいいことだけ考えればいいよ
ほら、脳に快感がずーんと溜まっていく
体中の気持ちいいことが全て集まってくる
私の声を聴いているだけで気持ちがいい
ゆっくりと呼吸をしているだけで気持ちがいい
この状態を、よく覚えておいてね・・・
じゃあ目を覚ますよ
ひとつ、ふたつ、みっつ!
はい!(手を叩く
目を覚ます!すっきりと目覚める!
もうあなたは自分の意思で、心も体も動きます!
ほら!(手を叩く
はい、おはよう
元の世界におかえりなさい
もう、あなたは自由です
普段どおりのあなたに、戻ることができました
今日の事を思い出して、気持ちよくなりたくなったら
この音声を聞きに戻って来てください
では、おつかれさまでした