Track 1

催眠導入パート

鍵…かけておきました これでこの部屋には誰も入ってきません あの…先輩… もうひとつだけお願いが… 今日は…私にリードさせてもらえませんか… …私が…先輩を気持ちよくしてあげたいんです… ちゃんと…勉強してきましたから… で、では… はじめますね… 先輩… …今…ドキドキしてますか? 私は…もう倒れそうなくらい心臓がバクバクいってます… ちょっと…落ち着いてもらっても…いいですか 大切な日にしたいから… ゆっくりと…この時間を楽しみたいんです… じゃあ…先輩… ゆっくりと…目を閉じて… すぅーーー… そのまま…身体を楽に…今いる場所に身を預けてください… 今から…深呼吸をしてください… 深呼吸をすると…先輩の身体は自然に…落ち着いて…安らかな気持ちになります いいですか では… 吸って~… 吐いて~… 大きく…ゆっくりと…自分のペースで空気を身体に取り入れてください… それだけで…いいですから やすらぐリズムは…身体が知っています… 先輩はそれに従って…呼吸をするだけでいいんです 空気が体内に流れ込み… そして…体外に吐き出される… ゆっくり…ゆったり… 穏やかな気持ちになってくる… ね…先輩… 心が少しずつ静かになって…落ち着いてくるのがわかりますよね… このまま心地よい呼吸を続けると…次第に眠りに落ちていきます 今は…眠る時と同じ段階だから… でも…先輩はそのまま身を委ねていて大丈夫ですよ 気持ちいい状態を維持しつつ…眠らないように、 私が誘導してあげます… …意識を呼吸からそらしても…いいですよ いつも無意識に呼吸をしているように… 今は落ち着ける呼吸が出来る状態に入っています これから数字を10から1へと数えていきます 先輩は…その数字を心の中で追ってください… そうすれば…もっと落ち着ける…静かな場所に行けますから… いきますよ 10… 9… 8… 7… 6… 5… 4… 3… 2… 1… 0… …先輩… 私の声だけを聞いていてくださいね… 周りの静けさに気づいたら…次は身体に意識を向けてください 少し…身体全体に重さを感じますよね だるくて…動かすにはちょっとした意思が必要… 緊張がほどけてリラックスすると…当然身体の力も抜けていきます ほら…こうして話している間にも…ゆっくりと… すーっと抜けていってるんです 気持ちよくなる為には…力は必要ないんです… だから…このまま…力をどんどん抜いていってください ほら…すぅーーー …身体が重くなる… 支えを失っているんだから…身体は自然と沈みこんでいきます… 右手の力も… 左手の力も… 必要ないから…抜けていく… 右足が重くなる… 左足が重くなる… 深く…深く…沈んでいく… 胴体…胸や…腰…全ての力が抜け… ただ重い…だらんとした身体本来の重さを受け入れてください… 受け入れると…身体にほのかな暖かさを感じて… とても心地いい気分になれますよ… ほら…暖かい… もう…身体を動かすのは面倒… 動かそうとは思わない… …しようと思わない …先輩の身体は動かない… 動くのをやめて…温もりに身を漂わせています …暖かい…私の言葉に…身を委ねているんです… 次第に…身体の自由を放棄していく… その方が…気持ちよくなれますよ… 3… 2… 1… 身体に送る意識を切り離したら…とても軽くなります… 残るのは心…思考だけ… その…考える力も…私に委ねてください… そう…身体も心も…全てを私に… 先輩は何もせず…何も考えないでください… 疑問はもたないで… 気持ちよくなるためのことだから… 軽くなった心… 今…頭の中はとても広々と感じているはずです 暗くて…広い空間に… 聴こえるのは私の声だけ… そうですよね… 少し…頭の中がぼんやりとして…ゆらゆらと揺れている 意識に重さはないから…漂っているんです ぼーっとした感覚は空間を包み込み… 霧がかったように先輩のを思考を鈍らせていきます でも安心してください 私の声ははっきりと響いているはずです 先輩は…それについてくればいいんです そのまま…意識の気持ちいい揺れに…感覚を預けてください ゆらり…ゆらり… 心が揺れている… ゆらり…ゆらり… 思考がぼやけていく… 今あるのは心だけ…意識だけ… ゆらり… ゆらり… 薄れていく… 揺れながら…一旦意識を閉じる… ゆらり…ゆらり…ゆらり…ゆらり…ゆらり… …私の声を聞いてください …私の声に従ってください… …身体は動かす事が出来ません …頭は何も考える事が出来ません いいですか… これから言う事は全て真実 受け入れてください それが当たり前の事ですから わかりましたね 3… 2… 1… 全て…受け入れる …はい…よくできました 今…直接意識に語りかけています 私の声だけが聞こえますね 私の言う事だけが理解できますよね あなたは私の先輩…それはまだ覚えているはずです 先輩は今…意識だけの存在となっています 幽体離脱のように…心と身体が分離した状態… ふわふわとした感覚…さっきより強く感じています… 試しに…浮かび上がらせてみましょうか… 上へ…上へと… 1センチ… 2センチ… 3センチ… 4センチ… 5センチ… 6センチ… 7センチ… 8センチ… 9センチ… 10センチ… ほら…ね… 肉体と心は離れてしまいました 先輩の意識は宙ぶらりん ふわりふわりと浮いています でも心配しないで… これは…怖い事じゃないから 浮かんでいる先輩の意識… 沈んで元に戻るには…そのための合図が必要… でも…今は元に戻してあげません 先輩… 私の… 中に… 入って…みませんか… 難しい事じゃないですよ だってほら… 私の声は先輩の心に響いてる… 心で会話してる… 意識は…すでに繋がっているんです… 私の意識と…漂っている先輩の意識… 私がひきよせてあげます… 今まで通り…先輩は何もしなくていいの… …さあ もっと声を聞いて… 先輩を導く私の声… 包み込んでいく… 響いていく… 私の中に…来て… 私と…ひとつになって… 沈み込んでいく… 私が…先輩を覆い尽くす 同化していく… 私とひとつになる… 私になる… …沈む…私の中へ…肉体へ… 私になる… あなたはわたし… わたしわたしわたしわたしわたしわたしわたし… ゆっくりと…意識を閉じる 5… 4… 3… 2… 1… 0… 今…先輩は私の中にいます… 私という器の中に…あなたの…心… 今までとは違う…女の子の肉体の中… 先輩は…わたし… もうひとりの…わたし… でも…まだ身体を自由に動かす事はできません その身体の支配は…私が握っているからです 先輩は…ずっと…従うしかないんですよ ねぇ… 先輩… 先輩の意識が私の身体にあるのなら… 私の意識はどこにあるか…わかりますか? そうですよ… わたしが… 先輩の…空っぽになっていた身体に入り込みました わたしが…先輩…もうひとりの先輩… 先輩の身体はもう…わたしのもの…うふふっ ふたりの意識は…入れ替わってしまったんです …これで…やっと本当にひとつになれましたね、先輩 あ…会話はこのまま意識の中でしますから…大丈夫ですよ 先輩の声で…女言葉なんて使ってほしくないですもんね えへへ… …先輩? どうしてそんな顔してるんですか? もっと嬉しそうな顔してください これが…ふたりにとって最良の方法なんですから …先輩… いつも先輩を見ていました …いいところも…悪いところも…本人以上に知ってます …素敵な先輩 …誰にも…奪われたくないんです だから… 私…考えたんです 私が… 先輩になっちゃえばいいって そうすればいつも一緒にいられるし…愛してあげられる 他の誰のものにもならない… くすっ 間違っていませんよね… 先輩… 大好きですよ… この身体の感触を…直に…それ以上に感じて…すごく幸せです… …あ もちろん…私になった先輩も…愛してあげますよ だってそれも大切な私の身体…そして先輩ですもの ね…先輩… 女の子の身体になってみて…どんな気分ですか?… 私を感じて…ドキドキしますか…幸せですか… うふふ…そうじゃないですよね 今あるのは…困惑… ただそれだけ 女の子の肉体への好奇心もある …でも今はそれ以上に不安に似た感情を覚えているはずです だってそうですよね… 今まで男性として生きてきて…いきなり…何の心構えも出来ずに女の子になったんですもの 華奢な小さい身体… 視界は極端に低くなり…これまで軽々と持ち上げていたものも持てなくなる… 女の子って…とてもか弱い存在なんですよ… 今までとは…まるで違う世界… 急に女の子になった先輩に…身を守るすべはありません… でも…大丈夫ですよ 私が…守ってあげますからね 女の子として…可愛がってあげます… 色々…教えてあげますね 身だしなみの基本も…生理の時…下着の付け方まで…じっくりと…