退屈なお嬢様
注意:文中の「私」はすべて「わたし」と読んで下さい。
1. 退屈なお嬢様
「あーーーーーーーーーーー・・・・・・(結構長く)」
「たいくつーたいくつーたいくつー」
「むー・・・」
「ほんっっっっっとに退屈だわ! 退屈すぎて死ぬわ!」
「なーんか面白いことないかなー・・・」
(しゃべり方はテンポ良く、生意気に)
「ちょっと、そこのおまえ」
「おまえだよおまえ! おまえ以外に誰がいるの?」
「退屈だから何か面白いことしなさい」
「何ぼさっとしてるのよ! なんかしなさいよ」
「そんないきなり言われても無茶だって?」
「あー、もう、めんどくさいわね・・・そんなこともできないの?私の奴隷でしょ?」
「奴隷なら奴隷らしくご主人様を喜ばせなさいよっ!」
「なにおろおろしてるのよっ! ほんっっっとに愚図なんだから・・・パパに言いつけるわよ! 役に立たない執事なんてつぶしちゃってって!」
「いい? パパの力ならあなたをクビにするだけじゃなくてこの世界で生きられいくらい酷い目にあわせるのも簡単なんだから!」
「わかった?」
「わかったらさっさとしなさいよ!」
「あーーーもうっ! イライラするわねっ!」
「よしっ! じゃあ、命令するからそのとおりやりなさい」
「いいわね、わかった?」
「わかったら『わかりましたお嬢様』でしょ? 忘れたの?」
「いい? わかった?」
(ここからいたずらっぽく楽しそうにしゃべる)
「うん。よろしい」
「そうだなー、じゃあ何してあそぼっかなー・・・」
「どうせ私の奴隷だしまぁ壊しちゃってもいいでしょ」
「ふふふ・・・どーしよっかなー」
「なにしよっかなー ふふふ・・・」