お嬢様の犬
2. お嬢様の犬
(上を向いて考えながら)
「そうねーそういえば私ペットほしかったんだよね・・・」
「よし!」(何か名案をひらめいたように)
「おまえこれから私のペットになりなさい!んー、そうね、犬よ。犬になりなさい」
「きまりね」(自分の意見に自信を持ちながら)
「そうと決まれば、さっさと服を脱ぎなさい」
「え? なぜ脱ぐかって?」
(馬鹿にしながら)
「だって犬が服きるわけ無いじゃない。ばっかじゃないの?そんなこともわからないの? わかったらさっさと脱ぎなさい」
「15秒待っててあげるから」
(15秒の間)
(イライラしながら)
「この愚図はいつまで待たせるの? 待ちくたびれたわよ」
「何ぼっーとしてるのよ」
「犬ならよつんばにならなきゃだめでしょ? そんなこともわからないの?馬鹿なの? ねぇ馬鹿なの?」(すごくイライラしながら)
「さっさとよつんばになりなさいよ!」
「わかりましたお嬢様じゃないでしょ? あんた犬でしょ?」
「犬なら『わん』でしょ?」(馬鹿にしながら)
「ほんと馬鹿ね。そんなの世界の常識でしょ? ほら、わんといいなさい!」
「きこえないなーもっと大きい声で言いなさい!」(意地悪っぽく)
(ここから楽しみながら)
「ほらほら、もっと鳴きなさい。ほら、とめずに、もっと鳴き続けなさい」
「きゃははは、ほんっとに犬のまねしてやんの、ばっかみたーい」
「まぁ、私に逆らったらだめだからねー・・・でもほんっと、おかしー」
「きゃはははは。あー、もういいよ、鳴くのやめて・・・んー・・・」
「お手!」
「・・・おー、よしよし、よくできたじゃん・・・」
「おすわり!」
「・・・ふふふ・・・」(ニヤニヤしながら)
「ちんちん!」
(ここから一気にまくし立てるように)
「うわー・・・もろ見え。やだー、変態、さいてーぐろっ! ぐろっ! なにこれ! うわー、おまえ恥ずかしくないの?きゃははは!」
(しゃべり方は元に戻る)
「よくこんなことできるね!」(楽しそうに)
「私だったらこんなことされたら恥ずかしくて死んじゃうよ?」
「うわー・・・」(馬鹿にしながら)
「ちょっと、ふってみせてよ・・・」
「きゃははは! やだーっ! ふってる、こいつふってるよ!」
「ほらもっと! もっとふって!」(調子に乗りながら)
「ふふ・・・ばっかみたーい! きもー きゃはははは!」
「やっぱこいつ馬鹿だーあたまおかしーんじゃない?死ねば? いっぺん死ねば? きゃはははは・・・」
「はーい、すとっぷ!」
(ニヤニヤしながら)
「このおもちゃおもしろーいもっとなにかいろいろ遊べそうね・・・」
「次は何しよっかなー」