Track 1

Next Track Back

TRACK01.『噂のアノ娘と駅前で待ち合わせ』(07:43)

■導入 .駅前に、美羽がやってくる ―――――――――――――――――――――――――――――― ♪SE 都会の喧噪 ♪SE タッタッタ(駆け足) 【美羽】「あ、お待たせしました~、お兄さんっ♪ こうやってお会いするの初めてですね、何か緊張しちゃいます♪」 【美羽】「はい、私が、船橋美羽(ふなばしみう)です♪」 【美羽】「え、あの話は本当なのか? ですか? え~と、右向いて左向いて、んっ」 【美羽】「……本当ですよ、でも、人多いから、お耳で、お喋りしますね。おにーさんも、ミウの腰を掴んでてくれますか? 気分です、き・ぶ・ん♪」 【美羽】「で……ほんとですよ? ミウは、1万円ぽっきりで、おにーさんの童貞さんを、優しく奪ってあげちゃうんです」 【美羽】「はむはむ……ミウに任せると、耳噛んであげたりしながら、ラブホテルでたっぷり可愛がられることになっちゃうんですけど……いいですか♪」 【美羽】「は~いっ、じゃあ、承りましたー♪ 今日は宜しくお願いしますね♪」 【美羽】「ところでミウのことは、誰からアドレス教えてもらったんですか? あ~……あの子たちですかー。ゲームセンターで知り合ったんですね」 【美羽】「でも……よっと」 【美羽】「でもですね、エッチ、したいなら、あの子たちもしてくれませんでしたか?」 【美羽】「あ、この態勢、ミウ好きなんです♪ やだったら、やめちゃいますけど…?」 【美羽】「んー、じゃあ、くっついてますね♪」 【美羽】「で……ミウ、あんまり顔写真とかばらまいてないから、珍しいなーって思って」 【美羽】「あ、なるほどー。優しく童貞卒業させてくれる子っていったら、ミウの名前がでてきちゃったんですね♪」 【美羽】「実際あってみて、ミウはどうでしたか? 童貞あげたくなっちゃいましたか?そーですかー、可愛くてびっくりしちゃいましたかー♪」 ■ミルクティーとブラックコーヒーと間接キス。 ―――――――――――――――――――――――――――――― 【美羽】「よっと、お兄さんは可愛いですね。ミルクティー飲んでいいですか?」 【美羽】「じゃ、ん……ん……ん」 【美羽】「はい、残りはおにーさんにあげます。ミウにドキドキしてくれたお礼です♪」 【美羽】「それに、緊張してるみたいだから、間接キスくらいは、ここで済ませちゃいましょう♪ はい、ごくごく。……いい飲みっぷりですね♪」 【美羽】「あ、ミルクティー苦手じゃなかったですか? 男の人は甘いの嫌いーって人もいますからね……、ミウの女子力が低すぎましたねー」 【美羽】「でもミウ、実は……コーヒーが飲めない子で」 【美羽】「あ、はい、ミルクたっぷり砂糖たっぷりなら何とか」 【美羽】「えええ!? お兄さんはブラックコーヒー飲めるんですかー」 【美羽】「むむむっ、やはり年上は侮れませんね……、大人ですね」 【美羽】「む……子供扱いしましたね、えーと、あ、ありました! ちょっと待っててくださいっ」 【美羽】「はぁはぁ、戻りました!」 【美羽】「じゃじゃーん! ブラックコーヒー!」 【美羽】「ふふふ、駅前は自動販売機が豊富でいいですね。では、お兄さん、ミウの大人力を見せてあげます!」 【美羽】「んっ、んっ、んっ……あぶうっ!? うう……にー、がー、いー……」 【美羽】「120円無駄にしたかも……」 【美羽】「ん? あ、お兄さんが飲んでくれるんですか、じゃあお願いしますね♪」 【美羽】「わっ、全然よゆーで飲んじゃってますね、い、一気ですか!?」 【美羽】「この大人力……ひょっとして、ベッドの上でなかされるのはミウなんじゃ……」 【美羽】「わっ!? おにーさーん、いきなり吹き出したら駄目ですよー♪」 【美羽】「え~と、ハンカチはっと……」 【美羽】「幸い口回りだけですねー、じっとしててくださいね、ふきふき……っと♪ ん、これで、大丈夫みたいですね」 【美羽】「あれれ、お兄さん苦そうな顔してますよー? 実はー、無理してたんじゃ~?」 【美羽】「あれれ、顔を背けてあやしー……。おにーさん、ほんとのところ、ミウだけにこそっと教えてくれませんか……?」 【美羽】「そーですか、お兄さんの大人力も敗北でしたか。やってくれますねー、ゲオルクブラックマウンテン……」 【美羽】「缶コーヒーの分際で、ミウの大切なお兄さんの口内を文字通り口撃するなんて、許せない奴です」 ■キスの後は、ラブホテルへ ―――――――――――――――――――――――――――――― 【美羽】「そんなときこそ、ミルクティーですよ♪ ん、ん、んっ……」 【美羽】「これでーミウが助けてあげますね……ん、ちゅっ……ちゅ……ちゅっ……ちゅっ……おにーさん、した、だして……」 【美羽】「ん、れろれろれろ……♪ ん、あ、は……」 【美羽】「ん~……苦みと酸味とミルクティーが混じり合って、複雑な味わいですね」 【美羽】「もー、お兄さんそーんな笑わないでくださいよー♪ ミウは、面白いより可愛いっていわれるほうが嬉しいですー」 【美羽】「ところで、苦いのはなくなりました? それならよかったです。えー、もっぺんですか? だーめですっ」 【美羽】「だって……人が結構見てますし……、だから……んっ……。続きは、ホテルで、です……♪」 (続く)

Next Track Back