TRACK06.『エピローグ 喫茶店にて』(03:56)
■紅茶専門店、アルバイト中の美羽
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♪SE: ドアが開く音
【美羽】「はーい、お客様、お一人様ですね、テーブル席へとおつれいたしま……」
【美羽】「そ、そうですね、お兄さん。接客しなくちゃいけませんね。カウンター席へどうぞ。ごあんないいたしまーす」
【美羽】「では、当店のメニュー説明ですが、当店は、紅茶専門店です」
【美羽】「かしこまりました、ミルクティーですね。少々お待ちください」
【美羽】「お待たせしました、ミルクティーです。後……相席失礼しますね」
【美羽】「私のもミルクティーですよ」
【美羽】「ああ、バイトはシフト終わってるんです。それで、お兄さんはどーしてきたんですか?」
【美羽】「そうですか……。なら、筆卸し業は、廃業ですね……」
【美羽】「あれは、フリーだからしてたんです。そりゃまあ……わりと、モテたりは……してますが」
【美羽】「で、でも、どこがよかったんですか、ミウの。やっぱり、それ聞いてからです」
【美羽】「……き、気遣い屋なところと、癒されたところと、幸せになれそうな所!?」
【美羽】「い、いや、頭上げてください、と、年下にそんな頭さげるものじゃないです……」
【美羽】「えーと、えーと、普通のミウはそんなに優しくないかも知れませんが、お兄さんのことは忘れてませんでしたよ」
【美羽】「こちらこそ……ふつつか者ですが、結婚を前提に宜しくお願いします……あ、でも、あくまでそういう気持ちって事で、まずはちゃんと、彼氏彼女の関係になるところからはじめましょう」
【美羽】「な、何で笑うんですかー」
■付き合ったら毎日エッチはありなんですか?
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【美羽】「顔寄せて? ん……なんですか?」
【美羽】「わっ……それはその、彼氏彼女になったんだからいいですけど……」
【美羽】「でも最後にいわせてください。一個だけです。おにーさんもわたしも、フリー卒業おめでとうございますっ♪」
【美羽】「ついでに……んしょっ……。お耳かしてください」
【美羽】「……因みに、ほんとのミウはもうちょっとエッチ上手ですよ? んふふふ♪」
【美羽】「じゃ、おにーさん、ここの、お勘定お願いしていいですか?」
【美羽】「彼氏なんですから奢ってください。あまりワガママは言いませんから」
【美羽】「はい、じゃあ、でましょうか」
■腕組みエンド。/爆発しよう!
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【美羽】「んふ、んふふふ、いやー、幸せだなーって思って♪」
(FIN)