Track 7

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■07 この痴漢はすぐに慣れてしまう。 どれだけ私が抵抗しても、すぐに対策を講じてしまう……女性器をさわられないようにと腰を引いて逃げていたけど、もう押さえられるようになった。 元々抱きかかえられるようにして乳房を触られるようになっていたのだから、体ごと押さえられるのはすぐで、今はもう簡単にクリトリスを弄られるようになっている……ほら、今も。 背後に密着して立ち、左腕で上半身を抱え込まれる。 もちろん、おっぱいを直接触られながら……そして右手は股間へ。 ショーツの中に潜り込み、生え始めの陰毛をスリスリと擦る。 密着された背中全体からこの人の熱さが伝わってくる。 この熱気は興奮しているから? それとも、元々体温の高い人なのかしら……とにかく、私にとっては不快な温度……気持ち悪い。 あぁ、指が股間にすべり込んでくる。 まずは中指がクリトリスを擦りながら潜り込んでくる。その長い指は小陰唇全体を包み込んでしまえるほど。 ほら、すぐに指先が会陰にまで届く……。 んっく、んはぁはぁ、中指で小陰唇のヒダをさわる。 それだけでも嬉しいのか、まずはしばらくじっとする。 でもすぐに前後にゆっくりと動かし始める。小陰唇がクニクニと動かされる。 他の人の物と比べたことがないからよく分からないけど、私のヒダヒダは小さい方だと思う。 オッパイと一緒……だから指を前後に動かされると、簡単に膣口や尿道口までさわられてしまう。 これが痛い。女性器は普通の素肌と比べて少ししっとりとしているから、無理に擦られると引っ張られて痛むの。 粘膜だからということでもある。決してオシッコで濡れているワケじゃない。 あぁ、ほらまた。硬い指先が女性器の谷間を擦りつける。 この人はスルスルと動かしているつもりなのかもしれないけれど、私にとっては無理矢理に柔らかい粘膜を擦られているだけ。 痛い、痛い……あぁ、ジンジン痺れてくる。 ちょうど指の付け根の所にクリトリスがある。 困ったことに、そこがまた痺れが強い。 ビリビリした感覚が背筋を駆け上る、この不快感……。 はぁはぁ、あっ、んんっ……そして、時折思い出したかのようにオッパイを揉み回す。 抱きかかえながら右胸を、たまに左胸に移ってまたまさぐる。 両方ともさわりたいらしい……あぁ。 んっく、んんっ、あふんっ! 乳首を軽く摘まれて転がされる。 指先を器用に使ってクニクニと乳首を捏ね回すその行為に激しい不快感がある。 ビリビリするのは嫌い、ジンジンするのも。 オッパイ全体を揉まれるのはゾクゾクする感じ。 寒気、怖気、もちろんこれもイヤだけれど、乳首や女性器をさわられることに比べればもう、なんと言うこともない……なくなってきた。 そういえば最近、お尻はさわらない。すぐにオッパイ、そして女性器。 最初はあんなにお尻ばかり撫で回していたのに……やっぱり男子はオッパイとオマンコが好きなのかな? 私みたいに小さなオッパイでも、アンダーの生えそろっていない未熟なオマンコでも。 でも、私だって生理くらい来ているのだから、何もかも未熟というワケじゃない……ないのよ……。