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■09
んぅ……ガタンガタン響く。3日目でもまだまだ辛い……んっく。
昨日はあんまりにも酷かったから休んだけど……そういえば今日は痴漢の人来るかしら。
私、今日は生理なんだけどな。
今日、アソコさわられたら血でグチャグチャになっちゃう。
ショーツや制服に、血、付けないで欲しいんだけど……あ、来た。
来ちゃった……どうしよう、せめて生理の時は……ごくん。
駄目……そんなこと言える筈ない。
生理だからさわらないでください、なんて……それにこの人には関係ないものね。
あぁ、ほら。すぐにさわってくる……あ。ナプキン気付いたかな?
あれ、結構戸惑ってる……なんだかおかしい。
これまでは私がどんなに嫌がっても無理矢理さわってきたのに……あ、んん。でもさわるのね。
オッパイだけ? 股間にはさわらないの?
いやだ……私ったらホッとしてる。本当は痴漢されること自体イヤな筈なのに。
あ、んんっ……オッパイのさわり方、なんだかいつもより柔らかい気がする。抱きしめられる感じ……。
あぁ、いつもはイヤな背中の熱さも、じんわりとして気持ちいい。
生理で辛いから、腰を温められるとホッとするのかもしれないわね……でも、胸をさわられているのはやっぱりイヤ。
え、なに? 私の右手を取るなんて初めてだわ……やっぱり大きな手。
お父さんと同じくらい……それで何? 何をさせたいの? 後ろに持って行って……ん? なにかしらこれ……。
棒? 温かい、ブニブニしてる……いえ、結構硬いわ。
ぺたぺたしてる、長い……あ、根本。サワサワするのは毛かしら。
えぇと、もしかして……まさかと思うんだけど、これって……。
こ、これ、まさか……ごくんっ、まさか男性の、せ、性器? あれ、でも前に見たお父さんのはこんなに大きくなかった……あぁ、違う。
私知ってる、知ってるでしょう? これ……。ごくん……勃起、してるのね。
あぁ、性的に興奮して、勃起して、それを膣に挿入する……そのための硬さ、大きさ、長さ……ごくん! こ、これが男性器。
お、オチンチンなの!?
嘘っ、なんで? どうしてこんなものを私にさわらせるの!? あ、あなたは私をさわっているだけで満足なんじゃないの!? どうして私が、痴漢の人のオチンチンをさわらなくちゃいけないの!?
こ、これじゃあ、私も痴漢みたい。放して、腕を放して……んんっ、イヤ。
さわりたくない! こんなグロテスクなモノ、さわっていたくない! イヤ、イヤぁ、あぁ……熱い、硬いぃ。
お、押しつけてくる。手のひらにオチンチンの先っぽ押し当てて……ごくん、確か亀頭というのよね。
亀の頭に似ているからって……どこが? うぅ、さわってるだけじゃ分からないわ。
そ、そうか、私の性器にさわれないから、自分の性器をさわらせようっていうことなのね? でもそんなことして何が楽しいの? うぅん、分かってる。
気持ちいいからなんだわ……。
だって、オチンチンとオマンコを擦り合わせて、くっつけるのがセックスなんだもの。
それが気持ち良くて大人たちはセックスするんだもの……この人は、私とセックスしたがってる!