Track 10

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■10 そもそも、痴漢そのものが性行為みたいなものだもの、セックスしたいと思っていなければこんなコトしない……あぁ、そんなこと当然分かっていた筈なのに、私、私は……あぁイヤ! イヤイヤ! セックスなんてしたくない、こんな気持ち悪いモノをさわったり、あまつさえ膣に挿入するだなんて! 将来も結婚なんてしなくていい、旦那様なんていらない……だから。 あぁ、だからこの痴漢を誰か捕まえて! この大きなオチンチンを押しつけてる人を、私から遠ざけて! まずはこの手を……オチンチンに押しつける手を、おっぱいを揉む手をどけて。 こ、こんなものをさわらせられるくらいなら、生理になんてならない方が良かった。 オマンコさわられてる方がよっぽど……あぁ、でも駄目。 また指を挿入しようとするに決まってる。 本当はオチンチンを挿入するための場所……この人は、そこに指を入れようとした。 でも、今なら分かる。 あの指よりも、このオチンチンの方が太くて長い! こ、こんなモノを!? こんなモノを膣に挿入するだなんて無理に決まってる! サイズ感が違いすぎる、入りっこない、あぁこんなに大きな、ごくんっ、勃起したオチンチン……怖い、怖いっ、あぁ凄い! ビクンビクンしてるの分かる、心臓みたいに脈打ってる……手のひらよりもずっと熱い。 オマンコと同じで、ちょっとヌルヌルしてる。 手のひらに押しつけて、擦りつけて来るぅ……ん。 はぁはぁ、んっく……あぁイヤ。握らせないで? オチンチンの先っぽ、手のひらの中に入れて、んんっ、無理に握らせたりしないでください……あぁ、熱い、熱い、大きいぃ、あぁ。 んっ、んん! お、オッパイの揉み方も激しくなって、んんっ、指の間に乳首挟むの駄目ぇ……あぁ、ビリビリします、それ凄く痺れてきますからぁ、あぁ! はぁはぁ、オッパイぃ。 あっふ、ん、んんっく……っくふ! ふぅふぅ、お、押しつけすぎぃ……オチンチン、手の中でどんどん熱くなって、あぁ擦られすぎてっ、熱くなりすぎて……なんだか私っ、私ぃ! んひゃ!? なっ、何!? 手の中に何か……ドクンドクンしてる、あっ、なにかネバネバしたモノがいっぱい……んん、生ぬるくて気持ち悪い。 なにこれ……あ、垂れちゃう……え、何? こぼさないでって……え? 今の、痴漢の人? こぼさないでって、この手の中のモノを? でも量が多すぎて、指の間からこぼれ落ちちゃう……あぁほら、いっぱい垂れちゃう……。 あ、ティッシュくれるんですか? なんだか変……優しくされるのって、何かおかしい気がしますね……とにかくまずはこのネバネバしたモノを拭いて……これって一体、えぇと、ぅう。 ごくん……これってきっと、精液、なんですよね。 オチンチンから出るモノってオシッコか精液しかない……この人、私の手の中で気持ち良くなって、射精、してしまったんだわ……。 信じられない……私で射精した、私の手の中に精液出した……たださわるだけじゃなくて、無理矢理さわらせておいて、勝手に射精するなんて……信じられない、こんなの……ごくんっ。