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■こうはい02『開放的で気の強いツンデレなこうはい』 ■01 遅いですよ、先輩。 今、何時だと思ってるんですか……む。 私が何分前からいると思ってるんですかっ。 私が何時に待ち合わせ場所にいようが、先輩はその前から私を待ってるべきだと、思いませんか? ……思いますよね? はい、いいでしょう♪ ……えぇ、話しというのは他でもありません。 先日、先輩から聞いたお話しを、もう一度お聴きしようと思いまして。 えぇ、もう一度……えぇ、ここで。 何を狼狽えてるんです? ……答え? えぇ、ですから、もう一度最初からお願いします。 先輩が、私に何をお願いしたいのか、ここで、公衆の面前で。 ハッキリと仰ってください。 あれ、理解できないんですか? それとも、私に言うことなんてありませんか? だったらいいんです。 私、帰りますね……え、何ですか? 聞こえません。 あれれ、何を恥ずかしがってるんですか? もしかして先輩、人には言えないようなことを私にお願いするつもりだったんですか? 誰にも話せないような破廉恥なことを、私に? 私、人に隠れてコソコソするような人、嫌いです。 羞恥心はもちろん持っていないといけませんよね。 恥ずかしがる心を持っていない人も嫌いです。 それってただ傲慢で自分勝手なだけ、ですもんね? ……それで? 先輩はどうですか? 先輩は、私とどうしたいんですか? 私と、どうなりたいんでしたっけ? さぁ、仰ってください……早くしないと、余計に人目に、ついちゃいますよ? ……聞こえません……もっと大きな声で言ってください。 あははっ、真っ赤な顔して可愛いですね♪ でも、私も同じように赤くなってると思うんですけど。 どうでしょう……私の顔、見えますか? 私の目、ちゃんと見てますか? それじゃ、もう一度お願いします。 私のこと、どうしたいんですか? 私とどうなりたいんですか? ……っ……っ……はぁ、はぁ、ふはぁ~……そうですか、私のこと、彼女にしたいんですか……んっふ、んん、見知らぬ人たちにも聞かれてしまいましたね♪ 私、凄く恥ずかしいです。 それと同じくらい、凄く嬉しいです……えぇ、嬉しいですよ? 何ですか、私が断ると思ったんですか? そうですねぇ、何も言えずに帰るようなヘタレさんだったら、断りましたね。 でも先輩はちゃんと告白してくれました……だから、私もお答えしますね。 はい、喜んで♪ はい、先輩の彼女になりますっ……あれ、どうしたんですか、そんなにボーッとして。 そう言うの、間抜け面って言うんですよ? 私、間抜けな人を彼氏に持ちたくないなぁ……あはは、嘘嘘、冗談です。 先輩は間抜け面してても素敵ですよ♪ はい、それじゃ帰りましょうか。 何ですか、何を驚いてるんですか。 恋人同士なら腕組むのが当たり前でしょう? それとも、首輪着けてリード持ちましょうか? もちろん、飼い主役は私ですよ? あはは。 ですから冗談です。 先輩のことペット扱いなんてしませんよ……ちゃんと彼氏扱いします。 ですから、まずは一緒に下校しましょ。 私、先輩と2人きりで歩くのが夢だったんです♪

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