Track 3

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■03 ……まったくもう。結局、今日も大した男はいなかったって。あなたが集めた人たちでしょう、美智子。いつもいつも、どういうツテで医大生とかお坊ちゃまとかを集めて来るのか……。 高校時代の知り合いに多いの? あぁそういえばあなた、有名なお金持ち高出身だったっけ……とはいえ、学歴と人格は一致しないわよねぇ。もう少し人間的にまともな人はいないの? え? 相手の男性にも同じように言われてるんじゃないかって……別に、今日の人たちを見下してなんかいないわよ。 え、今日だけじゃなくていつもそういう風に見えるですって? お高くとまってるばっかりじゃ、ドエムのシモベ候補しか寄りつかないて……なによそれ。そんなのいらないわよっ。それにお高くとまってなんか……絶対にそう見えてる? むぅ……。 分かったわよ、今度から気をつけ……じゃなくて、もうしばらく合コンはいいわ。なんだかもう疲れちゃった。 つまんないし……えぇ、呼んでくれなくて結構よ。はいはい……あんっ! な、なんでもない! ちょっと混んできて、押されただけ……なんでもないから、ごくん! ちょ、ちょっと、また痴漢? お尻さわられてる……うぅ、モゾモゾしてるぅ! この前と同じ人? それとも別の人かしら……路線は同じだけど、この前とはずいぶん時間が違うから、やっぱり別の……んんっ、そ、そんなのどうでもいいわ。痴漢は痴漢よっ。 今日こそ捕まえて、警察に突き出してみせるんだからっ……んふっ、んんっ。お、お尻の谷間ぁ、はぁはぁ、はふっ、んんぅ……こ、このさわり方、やっぱり前と同じ人かも……ん! え、なに? 怖い顔しないでよって……はぁ? 本当は合コン行きたいんでしょう、ですって? バカ言わないで、本当にもういいわよ。上っ面の会話ばっかりでつまらないし……。 んん、はぁはぁ、ほんとロクな男がいないし……え? いつどこでイイ男出会えるか分からないんだから、もっともっと合コンに参加した方がいいって……べ、別に私は彼氏を……んっ。 彼氏を見つけようと思って、合コンに行ってるワケじゃ……じゃあ何のためにって、ど、どういうコトをしてるのか興味があっただけよ。でも、つまらないからもういいわっ……あっふ。 え? そんなに顔を真っ赤にして怒らなくてもいいでしょうって……別に、赤くなんてなったりしてないわよ。 怒ったりしてないし……ないってばっ。ちょっと暑いだけよ……ふぅ~。 あ……ね、ねぇ、美智子って次の駅だっけ? あ、そう……きょ、今日、これからって……あぁ、家の用事があるの、そう……べ、別に。もし暇なら、うちでお茶でも……う、ううん。 いいの。そ、それじゃ、また明日……あぁもう、合コンのことはいいってば! じゃあねっ……あ、あぁ、んん……はぁはぁ。あぁそうか。私も降りれば良かったのかも? どうしよう、まださわってる……なによもう。隣に美智子がいたのに、ずっと私のことばっかりさわって……そ、そりゃあ私の方が美人だから当然なんでしょうけど……んんっ、あふ。 ちょっ、ちょっと? お腹に手回してきてるし! なによこれ、他の人は見えてないワケ!? あぁ駄目……こんな壁際にいたら見えるはずないじゃない。誰にも、気付いてもらえない。 で、でも、他の人に見られなくて良かったのかも? そうよ、他人を頼ってる場合じゃないわ。この手を掴んで、取り押さえて……お、お腹ぁ、はぁはぁ、ま、まずは、手を見て……。 うわっ! だ、男性の手、よね……間違いないわ。スーツ? それとも学生服? わ、わかんないじゃないのっ……とにかく、真後ろにいるのはもう間違いないわね……ごくんっ。 んぐっ、もっ、モゾモゾしないでっ、くすぐったいし……き、気持ち悪い! けど、お腹なんかさわってなにが楽しいのかしら……あ、嘘、上がってくる? 来ちゃうの? あぁ……。だ、駄目。それ以上上がってこられたら胸に……ごくん、む、胸、さわられちゃう……んっ! あ、わっ、わゎ……胸ぇ、あぁあ、オッパイにぃ……んんん! 来た、来ちゃったぁあ! わ、私のオッパイに、知らない男の手が触れてる……ふ、触れてるなんてものじゃないわ。鷲掴みにされてる! つ、強くはしてこない、みたいだけど? わっ、わぁ……あん、んんっ。嘘。こ、こんなの嘘でしょ? あぁでも、広美も真緒もオッパイ揉まれたって言ってた……ごくん! あぁそんな、下から揉み上げて……んっく、つ、掴まれてぇ、あぁ、んんっく! んひゃっ!? りょっ、両手で!? う、嘘っ、揉まれてる。私のオッパイ、揉み込まれちゃってる! こ、これはもう痴漢っていうレベルじゃ……あぁんっ、こ、こんなに凄いことぉ……。 捕まえなくちゃ、つ、捕まえ……っく! んはぁ、はぁあ。い、今ならこの手を取るだけで、簡単にこの痴漢を捕まえられる……わっ、わっ! 凄い揉んでるっ、凄くぅう、んぅうう! でも、痛くない……丁寧に揉んでる? すくい上げるようにして、そのまま捏ねてぇ、んん……あぁ、回されてる。オッパイこねくり回されて、んんっ、ブラ痛い……ひゃふっ、ぅん! あぁ、どうしよう。これ、どうしたらいいの? 今まで、オッパイこんな風にさわられたことない……うぅん、男の人にさわられたこと自体ないのにぃ、はぁはぁ、こんな風にぃ……。 はぁはぁ、あぁあ……背中に感じる、当たってる。す、凄く密着してる。満員電車だからって、こんなに密着するのおかしいわよね……これ絶対、オッパイ揉んでる人だわ……ごくん。 背中熱い……手も熱いぃ、はぁはぁ。い、今なら絶対、捕まえられるわ。 このまま腕にしがみついて……で、でも私、男の人の手なんて握ったことないし……掴んだコトなんてないしぃ。 あ、あ、あ……も、揉みすぎっ。オッパイの形変わっちゃうっ、あふっ、んぅう! 捕まえなきゃ、捕まえなっ、ひゃう、ぅうん! ……ヤッ! これ以上されたら、声出ちゃうっ!? 乳首の辺り……駄目、駄目駄目! そこ摘まれちゃったら、変な声出ちゃうぅ! がっ、我慢しなきゃ、声出しちゃ駄目なんだから! 他の人に、変な目で見られちゃうからぁ、ああっ。 駄目、だっ……めぇ、ンンンッ! 乳首駄目っ、痺れちゃうぅううん! んっ、んぐっ……うぅうう! んっ、んふーっ、つっ、摘むのは、あぁあ……っく! 摘んじゃ駄目なのぉお! あっ! も、もうすぐ駅!? 良かった……きっとまた、ここで降りるはずよね? じゃあ、あと少し……んっく、あと少しだけ辛抱してれば……じゃなくて! つ、捕まえるのっ! この、無遠慮に人のオッパイ揉みまくってる犯罪者を……。あ! ちょっと待っ……あぁそんな、行っちゃったぁ。そんなぁ~……また逃げられたぁ、うぅ、んもーーっ! こ、今度という今度はぜーったい許さないんだから! 次は絶対に捕まえてみせるんだからね、覚悟しておきなさいよ!? ……こ、こんなの、絶対に許さないんだから……はぁう……。