Track 4

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■04 はぁ~~……んもう! 昨日は悲惨だったわ。せっかく痴漢を捕まえたと思ったら、女子高生のカバンが当たってただけなんて。 うぅ、恥ずかしい。思いっきり目立っちゃってたしぃ。 いつもより乱暴だったし、硬くて痛いだけだったから、別の痴漢かとも思ったんだけど……。 と、とにかく、もし今日も痴漢が来たら、ちゃんと確認してからにしないと駄目ね……よし! お尻はいいわ。我慢できる……胸よ。オッパイをさわってきたら今度こそ捕まえてやるんだから! 手を掴んで、振り返って顔を見るのよ。一度見たら、絶対に忘れないんだから! 今までの感じだと、座席の前で立ってると来ないのよね。座ってる人に見られたらマズイからでしょうけど……あぁでも、その場合はお尻だけ触り続けてくるかもしれないわね……。 でも、今日は捕まえるんだから! この前オッパイ揉まれた壁際の方で……ふぅ、あんまりキョロキョロしてると私の方がうさんくさいから注意して……あとは、おとなしくしてれば、きっと……。 それにしても、この電車っていつも混んでるわよね。サラリーマンも多いし、学生も多いし……いったい、どんな奴が痴漢なんてしてるのかしら……。 あ。またちょっと混んで……んん? き、来た! お尻さわってる! ごくん……慎重にね、慎重に……これはカバン? うぅん、柔らかいわ……それにウネウネと動いて……ンンッ、間違いない! いつもの痴漢だわ! ふ、ふふふ……今日こそ捕まえてみせるわ。あなたの悪行もここまでよ……警察に突き出してやれば、私を小馬鹿にしてくれた広美や真緒を見返してやれ……ンンッ、ほら来た、来たぁ。 もう待ちきれなかったのね? すぐにオッパイに手を伸ばして……んっく、でも残念ね。これがあなたのさわれる最後のオッパイよ。もう二度と、こんなことができないように……っく。刑務所で反省してくるのね! よ、よーし、この手を……この手をぉ、ごくん! えぇいっ! ……あら? ちょっ……逃げた!? あぁ、お尻の方に……んっく、んん! 逃がさないんだからぁ、あぁっ。 あれ、に、逃げちゃった? えぇと今、振り返ってももういないわよね……なによ、今日ずいぶんと潔いじゃない。ふ、フンッ。私に恐れをなして逃げたのね……あら、ん、んんっ!? またお尻になにか当たってる……手、じゃないわね。だったらまたカバンかしら。それならもういいわ、どうせ混んでるんだから、なにかに当たっちゃうのはしょうがないし……んん。 で、でも、なんだか熱い気がする……誰かがお尻全体に密着してて、一部だけちょっと出っ張ってるような……えぇと、なに? 手じゃないわよね、指を細くしてるワケじゃない……。 だったらなに? これっていったい、んっ! ちょっ……押し当ててる? グイグイ押して……んっく、あん! と、とにかく、いつもの痴漢だわ。まだ逃げてなかったのね、よぉし。 後ろ手だってもう間違えたりしないんだから! まずはこの押し当ててるモノを掴んで……えぇい! ひっ、ムニュってしてる!? な、なにこれ気持ち悪いっ、ブニブニしてるぅ……。 駄目。こんなの掴んでられないっ……うわぁ、気持ち悪ぅ。いったいなんなのよ……でも、確かに掴んだはずなのに、悲鳴とか呻きはあがらなかったわね。やっぱり、カバンの一部? あ! ま、また押しつけて来てる……これ、絶対カバンなんかじゃないわ。えぇと、腰の辺りにあって、太くて長い棒のような、男性の……え? えぇと、まさか、そんなはずは……。 え、え? まっ、まさか今のって、いぃっ、今のって!? ごくんっ……おっ、オチッ、おぉ……ごっくん! ちち、違う違うっ、男性器のはずないし。それにズボン越しだったから……。ズボン!? えぇと、だ、男性のズボンの中に入ってるモノといえば……あ、あわわわっ、まさかそんな、今私が掴んだのって……今、お尻に当てられてるのってぇ!? わ、わわっ、ん! うぅ、嘘。ズボン越しにだけど、男性器押し当ててる? しかもすっごい大きくなかった!? あぁ、あんなサイズになるワケ!? だって、ペットボトルくらいなかった!? う、嘘ぉお! お、押し当ててるのも、凄く大きいって分かる……これ、これが男性器だとしたら、私セックスなんて無理。絶対無理だから! も、もちろん痴漢相手にそんなこと考える必要ないし! 将来ね、将来! うぅ、将来でも無理~! こんな大きな男性器押し当てられて、あっ、胸揉まれて……あぁ、またオッパイも? 男性器擦りつけながら、オッパイ揉むのぉ!? んんっ。んはぁっ、いつもより強い。ちょっと激しいっ……んっ、んはぁはぁ、ちっ、乳首擦られっ、ひゃう! 摘まれちゃうぅう、はふぅ、ぅうん! あぁ凄い、いっぱい揉まれちゃってるぅ。 はぁはぁ、潰れる。オッパイ潰されちゃうぅ、んんっ。こ、こんなに激しく揉まれるなんて聞いてないっ、体の奥がジンジン熱くなってくるなんて聞いてないのにぃ……んっ、あふん! あぁ、凄い。お尻に大きなの当たってる、押し当ててる……んっく、ごくん! これが、勃起したペニスなのね。こんなにも大きくなるなんて……はぁはぁ、しかもこんな所でぇ、んぅ。 周りにこんなに人がいるのに、私のお尻や胸で興奮してる……ごくんっ。 そ、そりゃ、私の大きくて形のいい胸に興奮しない男性なんていないけど……んん、いないんだけどぉ、あんっ。 だからって、こんな奴に好き勝手に揉まれるなんて許せないんだから! 絶対捕まえて……んっく、捕まえるんだからぁ、あぁ、はぁん! はぁはぁ、も、揉みすぎだってばぁ、ああ。 あっ、んもう! どうして周りの人は気付いてくれないワケ!? 普通、こんなに激しく痴漢してる奴がいたら周りのまともな人が気付いてくれるはずなのに……んっ、誰か気付いてよぉ。 あぁ……も、もうすぐ駅だわ。大丈夫、この痴漢は次で降りるもの。だから、もう少しだけ我慢してればいいだけ……はぁはぁ、あふん! ほ、ほらやっぱり! 諦めて手を離して……。 あら? な、なんで背中さわるの? なによもうっ、くすぐる気なのね? でも残念でした、私は背中じゃくすぐったくならな……い、から。あ、あら? なに? ブラ、さわってる……えぇ!?