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■07
ふふっ、今日はワンピースなんだから、前みたいに簡単に胸をさわらせたりしないわよ?
ブラもフロントホックにしたし……これまでの私と同じだと思ったら大間違いなんだからっ。
今日こそ逃がさないわ……絶対捕まえて、警察に突き出してみせるんだから!
んっ……混んできた混んできた。きっと、すぐに来るわ。ワンピースだけど挑発的な格好だし……あっ。
ん、んん? 違う、いつもの痴漢じゃない……紛らわしいんだから!
あなたみたいにニヤけた顔見せる男はお呼びじゃないのよ!
まったくもう、この程度の格好ですぐにナンパ男が寄ってくる……。
私が待ってるのは、ナンパじゃなくて……。
……むぅ、来ないわね。今日はいないのかしら。そ、そりゃあ、毎日毎時間この電車に乗ってるワケじゃないでしょうけど……。
はぁ!? な、なに? 背中がスースーする……んひゃっ!
さ、さわった。え? あら?
ちょっと待って……あぁ、手が服の中に潜り込んで、あぁ、ブラが、ブラがっ……えぇええ!?
嘘ぉ! はっ、外した!
わ、わわっ、オッパイ揉んでる、いきなり鷲掴みにしてるぅ!?
な、なにこれ、背中のジッパー一気に下ろしたの? それじゃ脱げちゃうじゃないの!
あれ、ずり落ちない……ホックはついてる?
で、でもいきなり背中丸見えにっ……ど、どうせこの人が密着して隠してるわよね、そ、そうか、周りの人は相変わらず、なんの反応もしてない……。
こ、こいつめぇ、ずいぶんと唐突な真似してくれるじゃないの!
いつもなら、お尻を撫でるところから始めるクセにっ……んんっ、いきなりオッパイだなんてそんな、あぁそんなぁ。
んぐっ、んんぅう! で、でも今日という今日は、もう逃がさないんだからね?
いい気になってオッパイ揉んでるこの手を、て、手を……ごくん!
つっ、捕まえるんだからぁ!
掴んだ! こ、これでもう逃げられないわよ!
ふ、ふふふ。驚いてる驚いてる。緊張で手が強ばってるの分かるんだからね。よし……振り返って、もう一本の腕も掴んで……え?
なに、今の音……ジッパー? これ以上下げるモノなんて……んひ!?
な、なに? 脚に何か当たった……内ももに何か、生暖かい、な、なに、これ?
まさかこれ、ま、まさか!? いつも、お尻に当てて擦ってた……もの?
は、はは。嘘でしょ、そんなもの公衆の面前で出せるワケないし……あ、でも、私の股の間に挟んでるから周りからは見えなかったりして?
ズボンのチャックだけ下ろして、そこから出してるんだとしたら……んひっ!
こ、擦ってる。何か熱いの、私の内ももに擦りつけてる!
んひゃっ、閉じると挟んじゃうじゃないの!
ま、まさかそんな。だ、男性器のはずない……彼の手でしょ?
掴んでない方の手、指、あぁ、でも熱い。ビクンビクンしてるぅ。指、じゃない。こんなの絶対、指なんかじゃないぃ!
あぁ嘘。男性器擦りつけてるの? 生の男性器、私の股に挟んでるの!?
ごくんっ……こ、これが男性器。生のお、オチンチン?
やっぱり太い、あぁ、熱い……ものすごく長いよぉ。
押し当てられてる長さ凄いっ、熱くてジンジンしてくる……こ、これってやっぱり、ペットボトルくらいある……うぅん、もしかしたらそれ以上!? あぁあ、ビクビク脈打ってるぅう。
あふぅ! お、オッパイも揉むの?
素足に熱いモノ押し当てながら、生のオッパイまでそんなっ、んん!
だ、駄目。こんなのおかしいっ、こんなコト聞いてないよ、広美のバカぁ!
あ、あ、あっ……乳首っ、摘んじゃ駄目。熱いの押し当てちゃ駄目ぇ!
あぁ、擦ってる。内ももでオチンチン擦っちゃってるぅう、はぁはぁ、こんなの嘘、信じられない、はぁあん。
ん、んっく……はぁはぁ、電車の振動と擦りつける早さ同じぃ、んっく!
内もも熱い……それになんだか、ネバネバしてる気がするぅ。な、なにこれ……んんっ、なんでこんなコトぉ。
はぁはぁ、あっ、いけない。せっかく掴んだ腕、離しちゃってた……腕、太い。なんだかたくましい感じ……う、ううん!
そんなコトどうでもいいのよっ、逃がさないように……んん。
んっ、くぅうん! オッパイ握りすぎっ、そんなに強くしたら潰れちゃうってばっ、あぁあ……んふ!
オチ……男性器も凄い。そんなに激しく擦って痛くないのかしら……そんなにぃ。
あっ……駅に着く。今なら、今捕まえておけば!
まさか、男性器丸出しで逃げるコトなんてできないでしょう……あんっ?
え、熱いっ、な、なに!? 股に熱いのが当たって……まさか血!?
あふっ、た、垂れるっ! これ血じゃないの?
あんまり擦りすぎるから……あ、離れて?
あんっ……なによ、背中上げてくれるワケ? むぅ、でもブラ直してない。
そ、それより、内ももに垂れてるのって……うわ、ベッチョリとしてる。なによこれ、こんなにいっぱいの粘液、いったいどこから……粘液?
ヌルヌルした、熱い粘液……ごくんっ。
これってまさか、オチンチンから出るあの……ま、まさか!
そんなはずないじゃないの、こんな所で精液出すなんてこと……あ、あるはず、ない、わよね?
で、でもこれって……。
うぅう! ね、ねぇちょっと! これって……。
……あ! ちょっと待って!
え、えぇと……すみません、私も降ります……うぅ、降りますけど、うぅ~~!
ベタベタするじゃないのよ……。
こんなの手や足につけたまま電車に乗っていられないし……それに、こ、このにおい。薄黄色に濁った、臭い粘液……せ、精液、精液かけた。あの痴漢、私に精液かけたんだわっ!
こ、こんなのあり得ない……犯しただけじゃ飽きたらず、精液までかけていくなんてっ……ごくんっ!
あぁ臭い、くさぁい……は、早くお手洗いに行かないと、流しちゃわないと……。
ブラも直して、服の乱れがないかチェックしないと……んっく、それになんだか、股間がヌルヌルする。ショーツの中ネトネトしてる気がする……これは汗?
もしかして違うもの?
そういえば、もうずっとあの痴漢のことばっかり考えてる……私いったいどうしちゃったの?
これから、いったいどうすればいいの……う、うぅん!
捕まえるんだってば、それだけよ!