Track 2

パート2 ご挨拶

ふふっ。 綺麗になってきたじゃない。 じゃあ、さっそく始めるね? ……ちょっと。 黙って頷くだけなの? これからぼく、女王様に躾けてもらうんだよ? それなのに、当然みたいな顔をして構えてるだけなの? そんなのって、ダメだよね? プレイが始まったからには、 ぼくはもうお客さんじゃなくって、 女王様にひざまずく一人の男の子でしかないんだよ? そんな立場の子が、 これから女王様に相手してもらうっていうのに 挨拶もしないなんて、失礼なことだと思わない? ぼくは初めてだから仕方ないけど、 そういうものだってこと、 ちゃんと知っておいてね? いーい? わかったら「はい」って、 お返事もきちんとするんだよ? ……うん。 素直な子、お姉さん大好きだよ。 それじゃあ、改めてやってみよっか。 プレイを始めるって言われたら、しっかり挨拶だからね? 「よろしくお願いします、雪奈女王様」って、 心を込めて言うんだよ? うん。 じゃあいくよ。 女王様とのSMプレイ、始めようね? ……はい、よくできました。 ふふっ、素直でかーわいい。 ほら、そんなに緊張しないで? もっと近くに来て、ぼくのお顔、 わたしによーく見せて? ……ふーん。 ほんとにぼく、かわいいお顔してるよねー。 お肌もつるつるで赤ちゃんみたい。 さわり心地はどうかなー? ほっぺをー……つんっ。んふふっ。 わぁっ、すっごいぷるっぷる。 くすくすっ。気持ちいー。 ずーっとさわってたいくらい。 つーん、つんっ。 つんつんっ。 ふふっ。 ねーえ? ぼくさー、ほっぺ赤くして息荒くしちゃってるのって、 シャワーでのぼせたからってわけじゃないよね? 裸ん坊さんでシャワー浴びながら、 いろいろ考えて興奮しちゃったの? それとも、さっきちょっとお説教されて、 それだけで気持ちよくなっちゃったのかな? それとも…わたしの格好見て、 たまらなくなっちゃった? くすくすっ。 いいんだよ? 目を逸らさなくても。 ほら、もっとよーく、じっくり見てみて? これからぼくを躾けてくれる女王様のこと。 ふふっ、見やすいようにゆーっくり回ってあげる。 ほーら。 大きく開いた胸元から見えるおっぱい。 やわらかそうだねー。 ぼくのお顔を挟み込んでぎゅーって圧迫したら、 ぴーったり、みーっちり、お鼻とお口を塞いじゃって、 息ができなくて苦しくて苦しくてしょうがないのに、 甘ーい香りとお姉さんの体温に包まれて、 ふわーって気持ちよくなっちゃうかもねー。 それとー…… きゅっと紐が食い込んだお尻。 ここでもぼくのお顔を圧迫したらー…… やっぱり苦しくて気持ちよくなっちゃうかなー? おっぱいは甘い香りだけだけど、こっちはー…… くすくすっ。 女王様のいろんな香り、味わえちゃうね。 お尻のあいだからにおってくるのとかー、 もっと違う、奥のほーうから漂ってくる、 甘いような、すっぱいような匂いとか。 汗とかおしっことか、 そうじゃないお汁の匂いや湿り気…… くすっ、想像しちゃった? それからほら、お姉さんの綺麗な脚で、 踏み踏みされたりとかはどう? 網タイツに包まれた脚であちこち踏まれたりー…… ぼくの大事なところ。 両足で挟まれちゃったりしたら、 たまらないよねー? そんなことしてあげるかどうかはわからないけどね? ふふっ。 どーお? ぞくぞくしちゃうねー。 早くいじめられたいねー。 でも、ひと口にいじめるとか躾けるとか言っても、 どうされたいかっていうのは本当に人それぞれで、 結構みんな違ったりするものでね? だから、ぼくがどんなことをされたいかとか、 いつもどんな妄想をしてるかとか、 そういうことをまず教えてもらえるかな? そうだなぁ、じゃあまずは妄想のほうから。 ぼく、いっつもどんなことを妄想しながら、 ひとりでおちんちんいじいじしてるの? ぼくがいっつも考えちゃうエッチなこと…、 お姉さんに教えて? 恥ずかしがらずにちゃーんと話すんだよ? いーい? じゃあ……はい。 くすくすっ。 そうなんだぁ。 やっぱりぼく、かわいい顔して結構な変態さんなんだよね。 そっかー、そんなこといっつも考えてるんだぁ。 ふふっ、へーんたい。 それでそれで? そんな変態さんのぼくは、 今日わたしにどんなことをしてもらいたいのかな? 素直に教えてくれたから、 特別にぼくがしてほしいこと、三つ聞いてあげる。 まずひとつ目からー……はい。 …うん……うん、 そっかそっか。 じゃあ…、ふたつ目は? ほら、教えて? へーえ、なるほどねー。 くすくすっ。 じゃあはい、最後に三つ目。 どんなことをしてほしい? …うん……うん、 …はい。 あははっ。 すごいすごい。 ちゃんと言えたねー。 ほら、上手にできたからなでなでしてあげる。 もっとそばにおいで?こっち。 ふふっ、よーしよし。 いい子いい子……。 かわいい変態さん。 でも、考えてることは全然かわいくないし、 そんなぼくはいい子でもないんでもないよね? だーかーらー。 いい子になるためにー…… お・し・お・き。 しなくっちゃね? あ、違うよ? ぼくがしてほしいことをするわけじゃないの。 だってそんなの、お仕置きでもないんでもない、 変態さんのぼくにとっては単なるご褒美になっちゃうもの。 ぼくが受けるのは、もっと違うお仕置き。 ふふっ。 どうしたの? 期待はずれだった? だってわたし、ぼくがしてほしいことを 三つ聞いてあげるとは言ったけど、 それを実際にしてあげるなんて言ってないよ? 勘違いさせちゃったかな? ざーんねん。 でも、最初に言ったでしょう? ぼくはわたしに全部、委ねていればいいんだって。 だからぼくは、わたしの言いなりにならなくちゃいけないの。 ぼくがしたいことなんて、なーんにもできないんだよ? だけどわたしに任せてれば、絶対にぼくは満足できちゃうの。 だってわたしは女王様だから。 ぼくの女王様だから。 わたしに服従してるからには、 ぼくはわたしに何をされたって、 させられたって、満足するしかない…… ううん、満足しちゃうの。 くすくすっ。 ほーら。 もう期待しはじめてる。 やっぱりぼくって、とっても素直なんだねー。 だけどぼく、お仕置きなんて初めてでしょ? 最初はつらいかもしれないけど……ちゃんと頑張れる? 無理そうならやめておくけど、どーお? 大丈夫ならしっかりお返事ね? ねえぼく? お仕置き、頑張れるかな? うん、ちゃんとお返事できたね。 えらいえらい。 くすくすっ…… それじゃあしっかり頑張って、 いい子になりましょうねー。