Track 2

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CHAPTER 2-1

……お目覚めになりましたか? ここは人里離れた山奥にある、とある研究所。 ……え? 何がどうなっているのか分からない? 市内で、献血の車に乗り込んだところまでは覚えていますよね。 あの中で特殊な麻酔薬を嗅がせて意識を奪い、昏倒した貴方をここまで運んできたのですよ。 つまり、拉致されてしまったというわけですね。状況は分かりましたか? 何をする気だ……って? うすうす分かりませんか? 丸裸にされて、手術台に寝かされて、両手両足を拘束されて…… そう、これより人体実験を行わせていただきます。 あ……人体実験といっても、残酷でも猟奇的でもありませんのでご安心を。 私の研究対象は、男性の射精や生殖に関すること。 私の開発した器具であなたの男性器を刺激し、エクスタシーを体験させるという実験内容になります。 最新の測定機器で心拍数や脳波、その他のデータを計測。 貴方のペニスにどんな刺激が与えられているか、どれほどのエクスタシーなのかを測定します。 カウパー氏腺液や精液の量、刺激部のぬめり気や摩擦力、快楽指数……総合的なデータが、研究を促進させるということ。 貴方は難しいことなど考えず、男性を射精させるために開発された器具の実験台となるだけ……簡単でしょう? 技術の研究のため、協力してもらいますよ……無理矢理にでも。 まず実験するのは、搾乳器ならぬ搾精器。 この器具を見てください。ジュースミキサーから、掃除機のようなホースが伸びた外観をしていますね。 このホース部分に男性器を挿入し、そのまま精液を搾り取ってしまうという仕組みです。 貴方のペニスには心地よい刺激が与えられ、そして射精して頂くということになりますね。 吸い取った精液は透明なホースを伝わり、本体に取り付けられたビーカーに溜まっていきます。 そう。乳牛がミルクを搾られるように、オスのミルクを搾られてしまうのです。 当然ながらかなりのエクスタシーが伴いますので、どうぞ身を委ねてください。 ……あら。説明を聞いているだけで、勃起してきたようですね。 まず、搾精器を貴方のペニスにセットするとしましょう。 このホース部分先端の挿入口は……ほら、いわゆるオナホールに酷似していますね。 しかし、市販のオモチャと同じと思ってもらっては困ります。 最新のアクアゲル素材を固体化し、シリコンなど及びもしない感触を実現。 特別な配列で内壁に備えられた千五百のヒダは、男性器の性感帯を徹底的に責め抜く構造になっています。 また繊細なイボ状突起の配列も巧緻を極め、亀頭に心地よく絡み付くように工夫。 ピストン機能も複雑で、七種類もの異なる動作を同時にペニスに与えることが可能です。 他にも振動機能など、男性を天国に導くための仕掛けが満載。 より効率よく精液を採取するための機能を、貴方にも体験してもらいましょう。 では、貴方のそそり立ったペニスに器具を取り付けますよ。 腰を引いて逃げようとしても無駄ですよ、貴方の体は拘束されているのですから。 そんなに怯えず、むしろ快感を楽しむくらいの心構えでいいじゃありませんか。 まあ……あなたがどんな態度でいようとも、実験は容赦なく行われるのですけど。 さて、始めますよ。この入り口部分を、ピンク色の亀頭に押し当てて…… どうでしょう。特殊素材の感触が、予想以上に心地よいのではないですか? 適度な温度を保っているのにも驚きましたか? 女性器内部の温度を適用していますので、内部はもっと温もりに満ちていますよ。 ……はい、セット完了しました。 挿入口の入り口と亀頭先端が接しているだけですが、作動させれば自動的に中へ吸引されていく仕組みですので。 ではこれより実験を開始、さっそく搾精器を作動させますね。 まずはペニス全体をバキュームしますので、そのまま抗うことなく射精して下さい。 では、スイッチ……オン。 ふふ……どうですか? ヒダに覆われたヌルヌルの内壁にこすれながら、奥へ奥へと吸引されているでしょう。 吸引による振動がヒダを震わせ、亀頭粘膜を細かにくすぐるようになっています……これも、射精を促進するための工夫ですね。 脳波も心拍数も乱れ始めました。早くも、かなりのエクスタシーを味わっているのですか? はい……根本まで、挿入口に呑み込まれてしまいましたね。 ペニス全体が特殊素材の疑似内壁に包まれ、ぬるぬると刺激されて……たまらないでしょう。 それでもバキュームは続けられますので、奥に引き込まれるような刺激を味わい続けることになります。 しかし……なかなか頑張って耐えておられるのですね。 並の男なら、作動させた瞬間に射精してしまうのに…… 恥ずかしがらず、そのまま出してもらって結構ですよ。 これは男性を射精させ、精液を採取するための機械。 我慢できずに漏らしてしまったとしても、決して恥ずかしいことではありませんので。 ……これだけ言っても、我慢される気ですね。男性としての意地でしょうか。 己の精液を、家畜のように機械などで吸い出されたくないと――そうお思いなのですか? どれだけ我慢しても、耐えられるはずがないのに……無駄な努力を。 ……はい、吸引のレベルを一段階上げさせて頂きました。 ペニス全体が吸い上げられるようなバキューム感がたまらないでしょう? 亀頭がずるずると吸われ、独特の振動を受けるよう計算されています。 その振動によりヒダヒダが蠢くような動作を行い、亀頭表面や裏筋、カリ首といった性感帯を徹底的に刺激。 ……あら、限界のようですね。とうとう我慢できなくなったのですか? さあどうぞ。機械の吸引に身を任せ、精液を放って下さい。 そのまま腰の力を抜いて、溜まった白濁をドクドクと…… はい……いっぱい出しましたね。 透明のホースを、あなたが漏らした白濁液が流れていきますよ。 それが、ビーカーに溜まって……その量で、エクスタシーの深さが分かります。 あらあら、みっともない顔……魂まで抜けてしまったような。他の人には見せられませんね。 え……? 早く搾精器を外してくれって? 射精したばかりのペニスを刺激され続けるのは辛いですか? ですが、そのお願いは聞けません。もうしばらく実験を続けなければいけませんので―― あと十回は出していただかないと、満足なサンプルデータが取れないのですよ。 出したばかりだから、もうしばらくは出せないって……? そんな泣き言も、私の発明品の前には通用しませんよ。 この搾精器はペニスに様々なパターンの動作を与えることが可能なため、刺激に慣れてしまった男性も連続で射精に導くことが可能。 例えば――このスイッチを押すと、ペニスをくるんでいる内壁全体が収縮します。 ほら……うねうねと蠢いて、男性器全体が揉まれているような感触でしょう? うぃんうぃんと作動音を立てながら、貴方のペニスを優しくマッサージ。 特殊ポンプの繊細な動作で、亀頭やカリ、その下のくびれなどといった弱点箇所を重点的に揉みしだきます。 締めて、緩めて、締めて、緩めて……どうですか? 機械で男性器を責められるのも、悪くないでしょう。 ……あら、もう出そうですか?  射精中は動きが緩やかになり、吸引の刺激が加わります。 そのまま、安心して漏らしてくださいね。では、どうぞ―― ……はい、気持ちよく射精しましたね。 どうですか? 機械に搾り出されてしまった感想は? いえいえ……決して情けなくありませんよ。機械に生殖器を刺激されても、男性はエクスタシーを得てしまうものですから。 え……? まだ終わりませんよ。搾精器で精液を搾り尽くされてしまうまで、実験は終わりません。 あらあら。いくら暴れたって、喚いたって無駄ですよ。このスイッチを押してしまえば―― ほぉら、尿道がバイブレーションに包まれてしまったでしょう? これも搾精器の機能の一つ、尿道責めモード。 尿道や裏筋を重点的に、ブルブルブル……と刺激。甘い快楽の世界へといざないます。 こうしてしまえば、男性は情けない表情を浮かべたまま無抵抗になってしまうんですよ。 ちょうど、今の貴方みたいな顔で……切なそうに口を開け、金魚みたいにパクパクさせながら。 抵抗の気力が削がれてしまうほどに、ペニスが気持ちいいのですか? まさに、生殖器は男性の弱点ですね。少し刺激させれば、たちまち大人しくなる―― あっ、もう出してしまいましたか。我慢できなかったんですね。 もう射精したくない……? そんなことを言ってもいいのですか? では、弱刺激モードを体験させてあげましょう。 ……ふふ、表情が強張りましたね。尿道部に微弱な振動が与えられているでしょう? このボタンは、所員達からは「生殺しボタン」と呼ばれています。 その理由は……実際に体験している貴方がよく分かっていますね。 お望み通り、この細かな刺激では射精に至りません。 弱振動を先端に当て続けるので、男性はカウパー氏腺液を垂れ流しながら、のたうち回ることになるのです。 どうですか? まさに、生殺しでしょう。 貴方が望んだのですよ、もう射精したくないと…… それなのに頭を振り乱して、今度は射精を懇願するなんて。 ……そうですか。ペニスがむずむずして、イきたいのにイけないのですか。ええ、分かっていますよ。 この刺激を延々と続け、男性をのたうち回らせるモードなのですが―― そんな風に男のプライドまでかなぐり捨てて懇願されたら、中断せざるをえませんね。 では、このボタンはどうでしょう――どうですか? 不思議な感触、それでいて強烈な快感でしょう。 これが、回転摩擦モード。 ペニスを包んでいる筒状の内壁が3つのユニットに分かれ、それぞれ別の方向に回転しているのです。 細かなイボやヒダを男性器の表面にこすりつけながら、ゆっくりと回転する―― カリなどの性感帯を重点的に刺激するよう計算されていますので、脳がとろけてしまいそうなほど気持ちいいでしょう? その間もバイブレーションは尿道や裏筋を責め、心地よい射精にいざないます。 数度の射精で弱ってしまった男性をも、容赦なく絶頂へと追い詰めてしまうメカニズム―― 私が丹精込めて造り上げた機能を、思う存分に味わって下さい。 あら……とうとう泣いてしまわれましたね。 恥ずかしくありませんよ。健康な成人男性ならば、このあたりで泣き叫び始めますから。 ほらほら……みじめに泣き喚きながら、だらしなく射精してください。 ペニスを刺激されたら射精してしまうのは当たり前、な~んにも恥ずかしいことはありませんから。 はい……出ましたね。 さすがに何度も搾り取っているので、一回分の射精量が減ってきましたか。 濃度もかなり薄くなってきていますね、そろそろ枯れ果てるのも近いようです。 では……ここらへんで、最後のシメに取りかかりましょうか。 このボタン……所員達からは、「パラダイスボタン」と呼ばれています。 なぜかって? これを押すと、搾精器の着用者が素敵なことになってしまうからですよ。 この連続射精モードを発動させると、ペニスに密着している内壁が3ステージに分かれ、それぞれ別の動作を開始します。 根本から棒の部分には、内壁全体が収縮するような締め付けを与えられます。 この部分は男性の性感帯ではありませんが、断続的な締め付けが快感を補佐するのです。 そしてカリやくびれの部分は、激しいピストンによって何度も何度も往復刺激が与えられます。 性感帯の密集したカリを無数のヒダでこすりたてるよう計算されており、これだけでも男性は数秒で射精に至るでしょう。 しかし……それよりも巧緻を極めるのは、先端部への刺激。 亀頭を迎え入れる最奥ステージに備わった複雑なヒダや柔突起は、男性を射精どころか失禁させるほど心地よい快楽をもたらすでしょう。 さらに亀頭部に与えられる特殊ポンプによる蠕動は、まるで亀頭全体を揉み洗いされているかのような刺激。 尿道や裏筋への振動もサポートし、頭が真っ白になってしまうほどの快感を与えるようになっているのです。 どうですか? 凄いでしょう。 あまりの快感に、垂れ流し状態になりながら泣き喚いて……まさにパラダイスですね。 ちょうど貴方の前にこれを体験した実験台は、十分以上の刺激を受け続けて廃人になってしまいました。 さて……覚悟はいいでしょうか? 二度も連続で実験台を壊す気はないので、貴方は短時間で終わらせてあげますね。 え……? 押さないでほしいって……? これは実験であることを忘れたのですか? 実験台の上のカエルに「解剖しないでほしい」と懇願されて、手を止める科学者がいますか? では……気も狂わんほどの快楽地獄、存分に楽しんでください。 はい……スイッチ、オン。 あら、押した瞬間に体がびくんと跳ね上がりましたね。それほど気持ちよかったんですか? 激しいバイブレーションとバキューム、そして蠕動とピストン…… 徹底的に男性のペニスをなぶり尽くす刺激を、とくと味わってください。 あらあら……そんなに暴れたって、拘束は緩みませんよ。どれだけあがいても、逃げ場はありません。 ふふふ……なんて哀れでみじめなモルモット。 射精器具などで、強制的に精液を搾り取られてしまうなんて…… あら……もう漏らしましたか、だらしない。 でも、まだまだ……この搾精器が作動している限りは、貴方の精液は搾られ続けます。 私がスイッチを切るまで、そうやって泣き喚きながら漏らし続けてください。 はい、また射精……立て続けに二回ですね。 出る量は少量、水のように薄いですが……何も出なくなるまで実験は続きますよ。 ほらほら、もっともっと出しなさい……涙混じりに懇願されても、聞いてはあげませんよ。 陰嚢に溜まっている精液を、全部出し尽くすまで……果て続けなさい。 何度も、何度も、何度も、精液を全部吐き出し尽くしてしまうまで…… あらあら……射精してもペニスがぴくぴく震えるだけで、何も出なくなってしまいましたか。 これで、陰嚢に溜まっていた精液を完全に搾り尽くしたようですね。 ふふ……家畜のように、精液を機械で搾り取られてしまった気分はどうです? 枯れ果ててしまうまで、一滴残らず男性のエキスを吸い尽くされてしまうなんて……屈辱ですよね。 こちらも、重要なデータやサンプルが採取できて満足です。 実に有益な実験でしたね……貴方にとっては、おもらし地獄だったでしょうけど。 では、いったん実験を終えましょうか。 しばらく休んでいてください、次の実験まで……ふふふ。

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