CHAPTER 2-2
はい……ゆっくりと休みましたか?
この三日間はオナニーを禁じたので、ずいぶん溜まっていると思います。
さて、今日の実験では……生体セックスホールのテストをして頂きましょうか。
ええ、貴方の目の前にあるそれ……巨大なヒトデのような、奇妙な生物がいるでしょう?
ちょうど、成人男性が大の字に両手両足を広げたほどのサイズ。その五本腕の中心に開いた穴でどうすると思いますか?
ふふ……この穴で男性器を呑み込んで、精液を吸い尽くしてしまうんです。驚きましたか?
この巨大ヒトデのような生物は、精液を餌にするという珍種。
知性はありませんが、獲物を捕える程度の本能は備えています。
獲物となるのは、性に芽生え始めた少年……気持ちよさそうな穴があったら、何にでも男性器を突っ込んでしまう年頃ですね。
このヒトデはとある地方の海域に生息し、砂浜に転がって獲物を待つという習性があるのです。
それを見付けた少年が、ぐちゅぐちゅと蠢く挿入口を目の当たりにして……
不用意にも、その感触をペニスで味わいたいと思ってしまうのでしょうね。
こうして性欲に負けて、ペニスを挿入してしまったが最後――五本の腕が自動的に獲物の全身を押さえ込んでしまいます。
挿入口の内部には細かなヒダやイボなどが密集しており、それが生物的に蠢いて男性器を刺激する仕組み。
そうなれば、射精しても失禁しても、失神しても離れてもらえません。
どうでしょうか? 男性にとって、なんとも魅力的な生物でしょう。
そういう生物に、精液を吸い尽くされてみたいとは思いませんか……?
そして貴方の目の前にいるのは、そのヒトデに遺伝子改良が施された亜種。
ペニスを刺激する挿入口は、念入りに手が加えられています。
この複雑な構造は、特に私の会心の作で――女性である私が指を入れてみただけでも、思わずうっとりしてしまうほど。
こんなところにペニスを入れてしまったら……ふふ。どうなるのでしょうね?
また習性にも変更が加えられており、私が解除命令を出すまで、捕獲対象の精液を延々と搾り尽くすようになっているんですよ。
男性器をストローのように扱われて、尿道に残っている精液まで容赦なく吸い上げられてしまうんです。
このような生物射精器具に射精を強要されるのは、男性としてみじめかもしれませんね。
ふふ……こんな話を聞いて、ペニスを大きくしていてもいいのですか?
これから貴方が男性器を咥え込まれ、精液を搾り尽くされてしまうというのに……
では……さっそく、その中に挿入してみてください。
嫌だって? 気持ちが悪いって……?
この実験が済めば、解放してあげますよ。逆に言えば――この実験が終わらなければ、貴方は家に帰れません。
はい……観念されましたか?
実験と言っても……貴方にしてみれば、挿入して精液を搾り取られるだけ。何も難しいことはありません。
そう、そうやってのしかかるようにして、その穴にペニスをあてがって……
ふふ……入りましたね。意外と生温かいでしょう。
ほらほら……五本の腕がトラップのように貴方の体を押さえ込んでしまって……
肩や腰にしがみつかれて、引き剥がすことができなくなってしまいましたね。
こうして挿入口にペニスを咥え込まれたまま、逃げることもできず精液を吸い尽くされるのですよ。
さて、中の具合はいかがですか……?
あらあら、そんな切なそうな顔を浮かべて……ペニスのいたる所がヒダヒダにくすぐられ、心地よいでしょう。
内壁全体が、グニグニとペニスを揉みほぐし、優しくうにゅうにゅと締め付け……
まるでヒダの一枚一枚に意思があるかのように、内壁が別の生物であるかのように動いていますよね。
粘液も中にねっとりと満ちていますから、独特の摩擦感もたまらないでしょう?
じわじわと吸い付かれて、中に吸い込まれていって……いちばん奥が、最も凄いんですよ。楽しみましょう。
挿入の過程で表情を歪めている程度では、最奥の刺激には耐えきれないでしょうけど。
ふふ……亀頭が奥まで届きましたか?
ぬるぬるした何かが、先端部にまとわりついてきたでしょう。
それは、挿入口の奥に備わった細かな触手。
男性器先端を最奥に押し当てると、にゅるにゅるとした触手を亀頭に絡めてくるんです。
イソギンチャクのような生物が、敏感な亀頭に吸い付いて触手を絡めているとイメージしてください。
まさに男殺し……男性を射精させるためだけに存在する器官、最高でしょう?
サオやカリは肉壁に揉みしだかれて、亀頭部は触手責め……まさに極上の感触ですね。
男に生まれてきたことに感謝するぐらい、心地よいでしょう?
あらあら、楽しむ間もないようですね。もう漏らしてしまいそうですか……
最初の射精までに10秒持たず……と。やはり生体セックスホールの精液吸引力は絶大ですね。
どうぞそのまま、吸いたてられるままに漏らして下さい……
あ……射精していますね。
ペニスの根本がぴくぴくと脈動して、その生物の中に思いっきり精液を注ぎ込んで……
ふふ、気持ちよさそうな顔をして。こんなに簡単にイかされてしまうなんて、みっともない。
女性との性交よりも良かったでしょう? ……失礼、貴方はまだ体験がなかったのでしたね。
そろそろ離して……ですって? 何を言っているんです、まだ吸われ尽くしてはいないでしょう?
挿入口の中は複雑な構造をしているので、ペニスを飽きさせません。
ぐっちゅぐっちゅと蠢いて……細かな触手をじっくりと絡めて……ほら、気持ちいいでしょう。
貴方のペニス、こんな下等生物になぶられているんですよ?
その刺激で射精してしまうなんて……男性というのは、単純な生き物ですね。
生殖のためのセックスではなく、エサとして精液を吸われているに過ぎないのに……射精をこらえることさえできないんですから。
あ……また漏らしてしまいそうですか? ペニスをじっくりと刺激されて、もう我慢できなくなりましたか?
さあ、その子にたっぷりとエサをあげて下さい。快感の赴くままに、漏らしてしまいなさい……
……はい、ドクドク出していますね。
吸い付かれたまま射精するのは、驚くほど気持ちいいでしょう?
ぐにゅぐにゅとペニスを刺激されながら射精するの、病みつきになりましたか?
吸われるがままに、精液をドクドク出しちゃって……だらしないですねぇ。
いえいえ……恥ずかしくないですよ。
男性というのは、ペニスを気持ちよくして貰っただけで射精してしまう生物。
そこが女性の膣内だろうが、精液を餌にする生命体の吸引口だろうが関係ないのですから。
そのまま、体液を吸われてしまう哀れな獲物……ふふ、なんてみじめ。
あら、傷つかれましたか? これは申し訳ありません。
男性という生物が浅ましく、節操がないことに貴方の責任はありませんよ。
貴方は本能の赴くまま、その生物が与えてくれる快感に身を委ねればいいのですから。
その調子で、この下等生物にた~っぷりエサを与えてくださいね。
ご自分の精液がエサ扱いされるの、情けなくないのならば……
ふふ……それでも、抵抗しているつもりですか?
歯を食いしばって、射精をこらえて……でも、我慢しようとしても、できないでしょう?
あらあら……耐えているはずなのに、切なそうな喘ぎ声が漏れてしまいましたね。
貴方のペニスが、吸引口の中でもぐもぐされているのでしょう。
歯のない口に咥え込まれるように、ぐちゅぐちゅとなぶられて、ちゅうちゅうと吸われて……
繊細なヒダの一枚一枚がにゅるにゅると蠢くだけで、漏れてしまいそうになるでしょう。
その子は性的刺激を与え続け、男性を弱らせてしまうのですから。
抵抗の意志を削ぎ、甘い快感に浸るように……
でも、その子にしてみればただの食事。獲物が枯れ果ててしまうまで、精液を吸い取る淫らな食事……
……はい、また漏れてしまいましたね。
生殖器を食べてもらって、そんなに幸せな気分になってしまうのですから……男とは、なんと情けない。
いくら身悶えしようが、大声を上げて暴れようが無駄ですよ。
言ったじゃないですか、精液を出し尽くすまで離してはもらえないと……
たっぷりと無力感を味わいながら、男の悦びを体験してください。
ほらほらほら……連続射精ですね。
そんな風にしてもがいていると、本当に捕食されている獲物のよう。
貴方は、生殖器を丸呑みにされて、エサとして精液を貪られる哀れな存在。
射精という機能だけを必要とされる、ただの生物……
どうですか? 男のプライドなんて、完全に崩壊してしまったでしょう。
あらあら……可愛いお顔が、涙と唾液でグシャグシャ。みっともない顔ですね。
自身が射精するだけの生物であることを痛感しながら、そのまま連続絶頂を体験してください。
何度も、何度も、何度も、気が遠くなるまで……
……あらあら、ヒトデの動きが止まりましたね。
精液を吸い尽くし、もう何も出なくなったようですが……聞こえていますか?
やれやれ……失神してしまったようですね。みっともない。
それにしても、なかなか良好なデータが採取できました。
このまま研究が進めば、この生物を商品として売り出す日も遠くはないでしょうね。
吸い取った精液は養分にしてしまうから、医療用の精液採取器具としては使えないけれど……
男性のオナニー用、女性による男性調教用、拷問用……用途は幾らでもあるでしょう。
実用化の日が楽しみですね、ふふふ……