諸注意、これまでのあらすじ
「さて、諸注意だよ。毎度お馴染み、聞き飽きてるだろうけど……最後だからね、ちゃんと聞いて欲しいな、ふふ」
「本作品はフィクションです。登場する人物、団体、出来事などは全て架空の物だよ」
「また、本作品はアダルト作品です。未成年の視聴、購入を控えて貰うのはもちろん、作中ではアダルト作品らしい音声が流れるので周囲の環境、音漏れには注意しよう」
「以上……ちゃんと聞いてたかな? ふふ、それはそうさ。同じ内容、同じ注意だけどこういうのは聞かなくても思い出せる、くらいまでやって意味があるのさ。電車のホームでも毎日毎度『白線の内側まで~』っていうだろう? たまに言わなかったりするとそのたまたまの1回で何かがあったら……ってね。まぁ、ずっと言い続けてたし今更感があるのも事実だけどね、ふふ」
「さて、長くなったけど諸注意これでおしまい。テンプレ通りな諸注意だけどちゃんと聞いてくれてありがとう、ふふ」
「ん……ふふ、まったく……ちょっとお預けだっただけでずいぶんと元気一杯だね? ふふ、でもだーめ……もちろん、僕だって君と色々したいけど、今だけは自制しないとね……なーに、あとちょっと我慢すればどうなるにしても結果は出るんだし、そうしたらたっぷりと、ね? ……ふふ、最初からその気な君相手だと泣かされてしまいそうだね……期待してるよ、ふふ」
「ソフトSで甘えん坊な『君の』彼女 これからの僕たち」
「さて、前回までのあらすじ……とはいえ、今更感も多分にあるだろうね。だから、簡単な紹介に留めようか」
「僕と君はいわゆるカップル、恋人、アベック……つまり、良い仲、という奴だね。そんな関係が始まってもう大分時間が経つ……もちろん、年頃の男女だからね。交換日記をするだけ、手を繋ぐだけ……なんてプラトニックな関係じゃなく、することももちろんしている……まぁ、どこにでもいる平々凡々、ありきたりなカップルだね」
「さて、そんな僕たちだけど何しろ学生だからね。どんなに恋愛が楽しくとも本業は学業、する事をしないとこういうイチャイチャすら出来ないという訳さ……もちろん、お互いに問題になるような状況じゃなかった……けーど、ねぇ?」
「前に言っただろう? 今のうちに苦労しておけば、後は楽だよ、って……その言葉、今になって実感しているんじゃないかな? ……受験の為にお預けになってからもう三ヶ月くらい。そろそろ限界そうだけど……くすくす……だから言ったじゃないか、先にやっておいた方が良いよ、って。僕みたいに推薦でパパっと終わらせれば良かったのに」
「まぁ、今日の試験が終われば後は試験の結果待ちだろう? そしたら前祝いとしゃれ込もうじゃないか……本祝いはもちろん、試験の結果が出てから……くすくす……その時はちゃんと慰めてあげるけど、出来ればそうなって欲しくないかな? 進学用に借りたアパート、僕一人暮しになってしまう。僕としては君と一緒が良いんだけどな……ふふ、そうかい? なら、期待してるよ」