「お姉ちゃんが耳かきしてあげる♩」
お部屋に来た弟君
お姉ちゃんは編み物中。
あら…?
どうしたの、そんなドアのところで、一人で立って
お姉ちゃんに、なにかお話ししたいことでもあった?
ほら、いらっしゃい
お姉ちゃんのお部屋のドアは、いつでも空いてるって言ったでしょう?
(弟君がおずおずと入ってくる)
はい。いらっしゃい(ゆっくり)
そっちのベッド座っろっか
こうしたら、向かい合っておはなしできるでしょ?
(弟君座る)
んー…なかなか目あわせてくれないねえ…
(覗き込むように、やさしく)
(せんたー10cm)
どうした?
お姉ちゃんここにいるから、安心してお話ししてごらん?
ん…?
(弟君の視線の先をみて)
ああ、これ?
お姉ちゃんね、編み物するのが好きなの。
なんかこう、ひとあみひとあみ、
その人のことを考えながら編むとね
なんだか幸せな気持ちになるんだあ
これは、弟君の分。
マフラーないっていってたから、
もしよかったら使って欲しいなあって。
これを…こうやってね
ひとあみ、ひとあみ、
ゆっくり編んでくの
一目編むたびに、弟君が笑顔でいますように、
今日もしあわせでありますように、って
まだ半分くらいしかできてないけど…
ちょっとあわせてみよっか♪
_んー…
(真向かいから合わせようとして)
だめだね、こっちからじゃうまく合わせられない
ちょっとお隣失礼するねー
(ベッドの方に腰掛ける)
(SEスプリングが軋む音)
(正面-->左)
よいしょっと
(マフラーをまいて、合わせる)
ん…!
やっぱりぴったり!
ふふっ、るみちゃんったらセンスいいなあ〜
ん?
ああ、この色ね
るみちゃんと一緒にお買い物に行ったときに、
2人で選んだんだあ
自称、おにいちゃん大好きっ子なだけあるねえ、るみちゃん
るみちゃん、おにいちゃんができて、
本当に嬉しかったみたい。
お母さんはいつもお仕事だったし、
私も家事で忙しくて、あんまりかまってあげられなかったから…
ここにきてから、おにいちゃんって呼べる人ができて、
るみちゃん毎日とっても楽しそう。
いつも、るみちゃんと遊んでくれて、ありがとうね。
だからねえ、お姉ちゃん、弟くんにとっても感謝してて。
かわいい妹をかまってくれる弟くんに、ずっと御褒美あげたいなあって思ってたのです。
弟くんがどうしてこの部屋に来たのか、
何に悩んでるのか…おねえちゃんには、まだわからないけど、
おねえちゃんは、おねえちゃんにできることをしたいと思います!
だからね…
ふふっ、おーいで?
(手を広げて)
ほら、遠慮しないの
私は、君の、お姉ちゃんなんです!
(左耳から上へ移動)
そう、そのままゆーっくり
右の耳を下にして、横になって…
足もベッドにあげちゃおっか
よいしょっと・・・
(一呼吸開けて)
(真上から)
はい。いらっしゃい。
ちょっとまってね、こっちのほうから…
(みみかきをとる)
(声斜め気味に)
(もどる)
よし!準備できました!
ふふっ、そっちからは見れないよね。
これきになる?
えっとねえ・・・
(顔を近づけて)
(ささやき)
み・み・か・き
(むずがゆそうにするのを見て)
ふふっ、ちょっとくすぐったかったかな?
もうちょっとまってねえ…
(耳かき開始)
ん・・(吐息交じりに)(1分ほど)
(以下耳かきの吐息まじりに)
るみちゃんはねえ、みみかきしてえっておねだりするくせに
くすぐたがってすぐ動いちゃうの…
だからなかなかできなくてねえ…
あ、この浅いほうにも…ほら、たくさんたまってる…(独り言みたく)
んっんっんっ…
(吐息30秒)
ねえ弟君、
初めて会った時のこと、覚えてる?
(返事をしない弟君を見て)
私ねえ、ほんとは少し緊張してたんだけど、
だってほら、新しいおうちにいって、
新しいお父さんや、
新しい弟君と会うわけじゃない?
だからほんとは、喉からっからだったの
でもね、弟君をみたときに、
髪に、埃がついてて…
払わなきゃってとっさに思って、
そしたら緊張なんて、ふっとんじゃったんだあ
このこのお姉ちゃんになるんだなあって
ふって浮かんできて、嬉しかった…
まだ、まだまだ、私たちは本当の兄弟には、
程遠いのかもしれないけど
でも、すこしずつ…すこしずつでもいいから、
仲良くしていけたら嬉しいな…
(耳かき音のみ30秒)
…ん、だいぶ奥のがとれてきた…
ふーっっ(耳吹き)
ん…
ふーっ(耳吹き)
ふふっ、びっくりした?
じゃあねえ、もうちょっと意地悪しちゃおうw
(ささやき)
そろそろ、なるさん、じゃなくて、お姉ちゃんってよんでくださいな
読んでくれないと、フーフーやめてあげませんよ?
ほら、呼んでみて?
おーねーえーちゃーんって。
ほうらっ
(小声で言ったのを確認して)
ふふふっ、うん、ありがとうございますっ!
じゃあご褒美にもう一回w
ふーっ
はーい、右耳終わり!
きれいになりました!
じゃあ次、またゆっくり仰向けになって…
そうそう、そのまま…いまお掃除した耳を下に向けて…
ふふっ、おねえちゃんのお腹にお顔がきちゃったね
大丈夫?息苦しくない?
(大丈夫、という声を聞いて)
ん、よかった。
苦しくなったらいつでもいってねえ
お腹、がんばって引っ込めるから!w
んー…じゃあいくよお…
(耳かき音開始)
あ、こっちもたくさんだあ
あんまりお掃除してないでしょう…
これからは定期的に、お姉ちゃんにさせてね…
みみかきってね、1、2週間に1回くらいお掃除するのがいいんだって
だから、よかったら来週も、お部屋に来てほしいなあ
ん…ん…(近づいたり離れたり)
ふふっ、おとうとくん、たまにびくんってするのがかわいいね
ねね、弟君
せっかくだから、おねえちゃんと秘密のおはなししようよ
んーじゃあ、おねえちゃんからね?
(ささやき)
おとうとくんって、彼女いるの…?
ん!びくってしたあ!w
その反応はさては…?
んん、なあに、いないの?
(ささやき)
ねーえ、(耳かき)いるの?(耳かき)
いないの?(耳かき)
どーっちー?
え、おねえちゃん?
ふふっ、きになる?
ねーきになる?
じゃあおしえてあげる
(ささやき)
なーいしょw
ふふふっ
ふーっ(耳吹き)
ふーっ(耳吹き)
ふーっ(耳吹き)
ふーっ(耳吹き)
ん、ん、ん、、っと・!
(耳かき音おわり)
はい、これで左耳もおしまい!
よく動かずにいられたねえ、えらいえらい
ふふっ、どう?
少しは元気出たかな?
んー?まだあ?
ん、どうしたの、なんかお顔が赤いみたいだけど…
あ、ごめん、もしかして、くすぐったいのに我慢してたから、体温上がっちゃったかなあ。
じゃあ、深呼吸でもしてすこし落ち着こっか。
そのままねちゃってもいいから…
ほら、また仰向けになって…?