Track 2

深化追加

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【02.深化追加】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 一気に酔いが回ったから、かなり深いところまで沈んできましたね。 リラックスした状態だから、お酒がいつもよりも効いてるみたい。 でも、催眠の世界はもっと深い。 ここよりさらに深いところまで、沈んでいきましょう。 口直しにチェイサーを出してあげますね。 これも、お酒をおいしく飲むための手助けになるんです。 チェイサーを合間に飲むことで、口の中をリフレッシュできる。 口の中を洗い流してリフレッシュすることで、 次の一口がますます新鮮に、おいしく感じられる。 あなたの意識も同じこと。 意識が一気に浮上して、一度催眠状態から覚めると、 今度はもっと早く、ここへと沈んで来ることができる。 そしてさらに、ここから深い場所へと沈んでいける。 ますます、催眠の世界を楽しむことができますよ。 じゃあ、このチェイサーで、口の中も意識も、一度リフレッシュしましょうか。 戻ってきたら、また一杯ご馳走してあげる。 お酒を飲むほどに、あなたはもっともーっと深い所へと沈んでいけますよ。 はい、どうぞ。 カウントするから、ゼロ、の合図でぐっと飲んで。 3、2、1、ゼロ。 冷たい水が、口の中を満たす。 舌を洗い、カクテルの後味を消していく。 ゴクンと飲み干すと、口の中がさっぱり、心地いい。 私が3つ数えて指を鳴らすと、あなたの意識はここから一気に浮上します。 1、2、3、パチン(指パッチン) さあ、ゆっくり目を開けて。 気怠さを感じながら、意識だけがふわっと浮かび上がって気持ちがいい。 でも、意識は覚めているけれど、体は脱力したまま。 だから、まぶたを重く感じてくる。 それじゃあ、戻りましょう。 沈んでいくのは気持ちがいい。 気持ちがいいから、早く沈みたいですよね。 それに、大好きなお酒が待ってる。 深く沈みこんで、あなたの大好きな、おいしいお酒を味わいましょう。 私の声に、耳と意識を向けて。 3つ数えて指を鳴らすと、あなたのまぶたは重さを増して閉じる。 そしてまぶたが閉じると、あなたは催眠の世界へすーっと沈んでいく。 さっきまでいた催眠の深い世界まで、すぐに沈んでいく。 そう、ほんの一瞬で、沈んでいく事ができる。 3、2、1、パチン(指パッチン) まぶたが重くなって閉じる。 まぶたが閉じると、意識がすーっと、沈む。 深く、深く、暗ーいところに、吸い込まれるように沈んでいく。 あなたの意識は、すーっと、沈んでいく。 おかえりなさい。 戻ってこれましたね。 約束どおりもう一杯、ご馳走してあげる。 はい、どうぞ。 あなたの大好きな「い つ も の」。 それ、飲みたかったんですよね。 チェイサーを飲んだから、あなたの口の中はリフレッシュされている状態。 だから、よりお酒をおいしく感じられますよ。 そして、催眠状態から一度覚めたあなたは、私の声にさらに集中できる。 お酒を飲むほどにぼーっとしていく意識の中でも、私の声ははっきりと聞こえる。 アルコールと私の声とで、あなたはここよりさらに深く、 深ーい場所へと沈んでいく。 じゃあ、グラスを手に取って。 カウントするから、ゼロ、の合図で一口目をどうぞ。 3、2、1、ゼロ。 しびれるようなアルコールの風味が口の中に広がる。 ゴクン、と飲みこむと、熱いアルコールの感触が喉元を駆け抜けていく。 さらに二口目。 3、2、1、ゼロ。 飲むほどに、アルコールのまわる感覚は速まる。 アルコールの熱はおなかの中から全身へ、一気に広がっていく。 もっと、三口目。 3、2、1、ゼロ。 全身がアルコールであたたまり、あなたはさらに脱力する。 おいしい。 大好きなお酒を飲んで、おいしくて、気持ちがいい。 アルコールに酔う感覚が、あなたを満たす。 酔って、体が気怠くなっていくのは、気持ちがいい。 気怠さに意識がぼーっとして、気持ちがいい。 だらーんと心地よく脱力して、体も意識も重くなっていく。 重くて、沈んでいく。 5つ数えるのとともに、あなたの意識と体は、ここからさらに沈みます。 アルコールと私の声で、あなたはもっと深く沈んでいく。 ゼロになると、さらに速度を増して沈む。 どんどん、深く、ふかーく、どこまでも沈んでいく。 5、 4、 3、 2、 1、 ゼロ。 深く、深く、暗ーいところに、沈む。 加速度を付けて沈んでいく。 もっともっと深い所へ、すーっと、沈んでいく。 ……沈みつづける。