Track 7

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再深化《忘却》

《ブランクなし/即音源》 助手:    私達はあなたに想像  の種を渡しました 術師:さっき、私達はあなたにイメージの種を渡しました 助手:          そう、目の前には大きな川が見えます 術師:どんなのだったっけ?   目の前には大きな川が見えます 助手:この川はとても長く      端まで水面が見えます 術師:         視界の端から   水面が広がっています 助手:          自分だけの世界に身を任せる 術師:あなたの想像した世界        浸かっていく 助手:川を歩いていると     色々な感覚 術師:        色々な光景 助手:を感じるはずだったよね 術師:が見えてくるはずでしたよね 助手:        ゆったりとした時間が流れる 術師:此処は神聖な場所 助手:   この川をイメージすると 術師:そう、この川を想像  するとどうなるんだったっけ? 助手:穏やかな気持ちになるんだったよね 術師: 助手:      水を感じながら歩いていく 術師:水の中を歩く 助手:      それだけなのに 術師:ただそれだけ 助手:          フンワリとした安らぎ 術師:こんな気持ちになれる 助手:          五感が澄まされる 術師:想像を膨らませていく 助手:          更に自分の世界に引き込まれていく 術師:私達が種を渡すことで 助手:         ゴツゴツしてる? 術師:川底の感覚はどう?        それとも滑らか? 助手:そもそも裸足じゃなかった? 術師:             一歩踏み出す度 助手:ピチャピチャと水が跳ねるのが見える? 術師: 助手:     私達が喋りかけることで 術師:こうやって私達が喋りかけることで 助手:             想像が膨らんでいく 術師:新たなイメージが追加される 助手:          飲んだら忘れる忘却の水  術師:でも、此処は忘却の川 助手:      興味をそそられる 術師:とても珍しい 助手:     この水が欲しくないですか? 術師:お土産に、この水 助手: 術師:あったら面白いと思いますよね 助手:折角だし持って帰りましょう 術師:    持って帰りましょうか 助手:誰にも言わなければ 術師:         バレませんよ 助手:笑 私達だけの秘密にしましょう 術師:笑 助手: 術師:さぁ、このグラスを使ってください 助手:あなたは利き手で       忘却の水を汲み上げる 術師:        透明なグラスに     汲み上げる 助手:ちゃぷんという音     水の重さを感じつつ 術師:        揺れる水面 助手:自分 の世界から現実の世界へ忘却の水を引き上げる 術師:あなたの世界から現実の世界へ忘却の水を引き上げる 《ブラン10秒》 助手:無事  に水は持ってこれましたか? 術師:この世界に水は持ってこれましたか? 助手:そう、自分の目の前には水がありますよね 術師:      目の前には水がありますよね 助手:自分が持ってきた水 術師: 助手: 術師:さっきあなたが汲んだ水に間違いないですよね? 助手:透明なグラスに汲み上げられた水 術師:透明なグラスに注がれた   水 助手:匂いもなければ 術師:       色見もなくて、なんだか 助手:如何にも身体に浸透していくって感じですよね 術師:抵抗なく身体に浸透していくって気がしますね 助手:あなたが欲しくて持ってきた水 術師: 助手: 術師:折角なので飲みましょう 助手:            慎重に    貴重な水 術師:グラスを落とさないように   手に取る    神聖な水 助手:ゆっくりと       唇が淵に触れる 術師:     グラスを傾ける 助手:口の中に忘却の水が抵抗なく流れ込む 術師:口の中が忘却の水で    満たされる 助手:あなたがそれを飲む ことで 術師:私  が指 を鳴らすことで 助手:言われた記憶が弾け飛ぶ 術師:言われた記憶が弾け飛ぶ 助手:忘却の水。口にすれば忘れてしまう神秘的な魔法の水を 術師:そういえば私達が来たとき呼び鈴って何回押してたっけ? 助手:            飲み込んで 術師:ほら、答えがはじけ飛ぶ(指パッチン) 助手:          飲み込んでしまった 術師:思い出そうとしてみて 助手:神聖な水が身体に染み込んでいく 術師:記憶を辿っていたのに途中で阻害される 助手:喉を通り、食道を通り胃に流れ着く 術師:思い出せそうなのに答えが流れる 助手:      じーんと染み渡る      広がっていく 術師:モヤモヤする        思い出せない 助手:水に記憶を流されるこの状態は嫌ではない 術師:でもモヤモヤとしたこの状態は嫌ではない 助手: 術師:例え記憶の断片が浮き上がってきても 助手:外に流れださないように自ら内側に押し戻してしまう 術師: 助手:       この状態がお好みなの? 術師:それほどまでにこの状態がお好みなの? 助手:    出ない感覚を繰り返していると 術師:出そうで      繰り返していると 助手: 術師:モヤモヤが積み重なっていく 助手:早く出したいようで出したくない 術師: 助手:       出したくない? 術師:早く出したい?       ねぇ 助手:なんでちょっと興奮してきてるの? 術師:なんでちょっと興奮してきてるの? 助手:      出したくないかの話をしてるんだよ?まぁ、 術師:思い出したか       の話をしてるんだよ? 助手:思い出したときの感覚が性的快楽に似てる 術師:思い出したときの感覚が性的快楽に似てるんだから 助手:気持ちは分かるけどね 術師:          この際だから 助手:           答えをあげる 術師:私達がモヤモヤに対する答えをあげる 助手:                  そう関係ない 術師:合ってるかあってないかなんて関係ない 助手:         あなたを興奮させる 術師:私達が与えた答えは 助手: 術師:そもそも、忘れてしまっていたのだから 助手:どうでもいいことだったんだよね 術師:どうでもいいことだったんだよね 助手:だったら私達の与えた答えがウソじゃなくても 術師:    私達の与えた答えがホントであっても 助手:あなたにとってプラスなんだから 術師:あなたにとってプラスなんだから 助手:私達の質問の         術師:      答えを得ることで 助手:閃きの如く 一瞬で頂点に上り詰めるあの感覚を 術師:感覚のように一瞬で恍惚感を味わえるあの感覚を 助手:味わえるんだから…いいんですよね 術師:味わえるんだから…       いいでしょ? 助手:こんな風に 術師: 助手:私と どっちがお好みだったっけ? 術師:  私どっちがお好みだったっけ? 助手:       《少しブランク》勿論、私だよね 術師:(指パッチン) 助手: 術師:答えが本当かどうかなんてどうでもいい 助手:答えを与えられることで性的興奮を得る 術師: 助手: 術師:あなたはSとMどっちだったっけ? 助手:       《ブランクなし》勿論、ドSだったよね? 術師:(指パッチン) 助手:答えを得たことで感情が高ぶっていく 術師:答えを得ることで感情が高ぶっていく 助手:与えられた答えはあなたをすり替えていく 術師:        あなたをすり替えていく 助手:心のレバー          今何処を向いていたとしても 術師:     あなたの心のレバーが 何処を向いていたとしても 助手:ドSに変換される ♪~機械音 術師:ドSに変換される ♪~機械音 助手:    その方が楽しいって知ってるもんね 術師:だって、その方が楽しいって分かってるもんね 助手:そう、あなたはドS 術師:そう、あなたはドSだから 助手: 術師:なんか主導権を私達が持ってるってことが 助手:ちょっと嫌になってきた? 術師: 助手:         ドSには相手をしてくれるドMさんも 術師:だってドSだもんね 助手:いないとだめだよね 術師:         この子、あなたの傍に置いていくわ 助手:私が残っててあげる 術師:         ドMさんを飼うなんて想像したことあった? 助手:      《少しブランク》勿論、あったよね? 術師:(指パッチン) 助手:だってあなたはドSさんだもんね 術師:だってあなたはドSさんだもん 助手: 術師:私はあなたに催眠を掛けた催眠術師 助手:イメージすることを気持ちよさ 術師:              想像が積み重ねられる心地よさ 助手:レテ川のお話 術師:      そして持ち帰った水をあなたは飲んだ 助手:そう、忘れてしまう水をね 術師: 助手:              私だったけど… 術師:案内したのは催眠術師の私と… 助手:私は誰だったっけ?  《ブランクなし》彼女…だったよね 術師:         (指パッチン) 助手:私 はあなたの彼女 術師:彼女はあなたの彼女 助手:そう、術師に電話をした時私 はすでにあなたの傍にいたじゃない 術師:そう、私に電話をした時に彼女はすでにあなたの隣にいた 助手:忘れちゃったの? 術師:        でも答えが分かったからそれでいいよね 助手:あなたの彼女は私…だったよね 術師:

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