Track 6

感情変化-a《忘却に対する性的強化》

《ブランクなし/即音源》 助手:   いつの間にかトランス状態なってるって 術師:さて、いつの間にか催眠状態になってるっていつから気付いてた? 助手:イメージを積み上げていく過程で? 術師:                そのもっと前から? 助手:それとも私達の声がよく聞こえるようになった時から? 術師:    私達の声を聴き始めた時から? 助手:あんまり「催眠」って感じの問いかけが無いなって 術師:あんまり「催眠」って感じの言い回しが無いなって 助手:思ってた? 術師:     思ってたでしょ? 助手:私達はただ小さな要素を積み重ねているだけ 術師: 助手: 術師:あなたの持ち合わせていた要素を刺激しているだけ 助手:最終的にトランス状態へと落ちていくのはあなた 術師:最終的に催眠  状態へと進んでいくのはあなた 助手:ほんの些細なきっかけで 術師:           トランス状態になれるって 助手:ずーっと言い続けてたから分かるよね 術師:    言い続けてたから分かるよね 助手:あれ…忘れちゃった? 術師:   忘れちゃったの? 助手:自分の世界に夢中になりすぎちゃった? 術師:レテの世界に引き込まれすぎちゃったかな? 助手:レテ川の水を飲むと記憶が無くなる 術師:    水を飲むと記憶が無くなる 助手:        誰だって気になるよね 術師:なんて言われたら 助手: 術師:記憶がなくなるなんて表現だと 助手:酩酊状態を思い浮かべるかもしれないけど 術師: 助手: 術師:もっと身近にも似たようなのがあるよね 助手:そう、「物忘れ」ってあるじゃない? 術師:   「物忘れ」ってあるじゃない? 助手: 術師:ド忘れでもいいんだけど 助手:物事の一部だけがポッカリと抜け落ちちゃう 術師:物事の一部だけがポッカリと抜け落ちる経験って 助手: 術師:あると思うんだよね。ほら 助手:えっと…さっきの川の名前はなんだったっけ? 術師: 助手:              どんな鳥が飛んでた? 術師:川の周りはどんな感じだった? 助手:              水は澄んでたよね? 術師:水の高さはどのくらいだった? 助手:     思い出そうとして 術師:思い出して 助手: 術師:あなたのイメージした世界について聞いてるんだから 助手:此処までは簡単に思い出せるよね? 術師:                思い出せたでしょ? 助手:じゃぁ、今度は自分の行動についてね 術師: 助手:            朝は何時に起きた? 術師:昨日の夕飯って何食べた? 助手: 術師:一昨日お風呂にはどの位入ってた? 助手:一昨日は何時に夕飯を食べたっけ? 術師: 助手:           今日ティッシュは何枚使った? 術師:今日携帯を何回触った? 助手:   段々、曖昧になってくる 術師:ほら、曖昧になってきた 助手:       気にしてなかった事は忘れやすいって 術師:今みたいに特に気にしてなかった事は忘れやすいって 助手:分かったと思うんだけど 術師:           逆に試験の時みたいに 助手:忘れまいと一生懸命覚えた物であっても 術師: 助手:後になって思い出すことが出来ない 術師:     思い出すことが出来ないって経験したことがあるでしょ? 助手:そういう時ってどうしてる? 術師:             ペンとかグルグル回しちゃう? 助手:目を瞑って一生懸命思い出す? 術師:              少しずつ思い出せるところから 助手:記憶を辿っていく?そう、モヤモヤと思い出せそうで 術師:記憶を辿っていく? 助手:          閃きのようにパッと思い出すと 術師:思い出せない状態から閃きのようにパッと思い出す 助手:なんだかスッキリとするような快感 術師:              快感を得ることが出来ますよね 助手:そう、スッキリした快感 術師:           自分の中で渦巻いていた 助手:不快な気持ちが一気に解放される 術師:       一気に解放されるなんて、まるで 助手:ムラムラとした気持ちを一気に解放させる 術師:ムラムラとした気持ちを一気に解放させるのに 助手:似てませんか? 術師:似ていると思いませんか? 助手:どうします?      チラシを見て連絡したんだから 術師:      続けますか? 助手:新しい世界…みたいんですよね? 術師:新しいこと…したいんですよね? 助手:普通じゃ体験できないことを体験する 術師:さっきのような気持ちの良いことを体感する 助手:きっとあなたが欲してるのは「性的快感」なんですよね 術師:気持ちのいいことの中でも 「性的快感」を体感したい 助手:ムラムラとした気持ちをスッキリとさせる 術師:ってことですよね?忘れてた物事を思い出す 助手:閃きの如く 一瞬で頂点に上り詰めるあの感覚を 術師:感覚のように一瞬で恍惚感を味わえるあの感覚を 助手:身近に感じたいと       思いますよね? 術師:身近に感じたいと思いませんか? 助手:     どうしたらいいと思いますか? 術師:その為にはどうしたらいいと思いますか?