Track 2

---- 物陰から覗き込む エンプサ 意外とあっさり見つかったわ。街中をこんな風に普通に歩いているものなのね。 見た目は本当にまだ幼いボウヤ。後ろからナイフでグサッといけそうだけど、こう見えても戦闘の達人。きっとわずかな殺気も見逃さないでしょうね それより、せっかくサキュバスの能力で母親そっくりに変身したんだから…まずはこの姿がどれほど効果があるか試してみましょ。 エンプサ んー…でも、いきなり声をかけるのは怪しまれるかもね。まずは正面からすれ違ってこの姿にどんな反応をするか試してみましょう ---- すれ違う エンプサ ふふっ…いいわよ…思った以上の反応だわ。足を止めて目を見開いて、口がポカーンとあいちゃってたわよ。母親の顔、ちゃんと覚えてたみたいね。 まぁ、マザコンのボウヤがだ~い好きなお母さんだもの。当然よね。でも混乱してるのかしら?幽霊だとでも思った? エンプサ ん?…あらあら、物陰に隠れながらコソコソついて来てるわ♪ふふっ… いいわよ…魚が仕掛けにかかったわ。後は逃がさない様にゆっくり慎重に糸をたぐりよせるだけ。 このまま今回の作戦のために特別に用意した森の奥の家に誘い込んであげる。さぁ、しっかりついて来るのよ。見失ったらもう二度と見つけられないわよ♪ ---- しばらく歩く エンプサ よぉし、着いた。よくちゃんとこんな森の奥まで着いて来たわね。偉いわよ…ふふふ… この家はどんなに強い戦士だろうと絶対に逃げられない蜘蛛の巣。 からめ取って身動きできなくしてからじわじわと料理してあげる ---- エンプサ、振り返る エンプサ 誰!?誰かいるの?あっ!あなたは…もしかして伝説の戦士様ではありませんか!? やっぱり!!勿論、知ってますよ。 エンプサ そんな、謙遜しないで下さい。この国の人は皆あなたの事を知っていますよ。 国中の人があなたの事を英雄と称え、尊敬しています。こんなところで会えるなんてなんて幸運でしょうか。是非家へあがっていって下さいませ。 さぁさ…どうぞどうぞ ---- 家の中に入る リリス お帰りー!あれ?この人だ~れ? エンプサ とっても強い戦士様よ。国の英雄なんだから失礼のないようにね リリス わーい!強いお兄ちゃん!!一緒に遊ぼー エンプサ こらこら…さ、遠慮せずに中に入って下さい。 そろそろちょうど夕食の時間です。すぐ準備致しますので召し上がって行ってください。 遠慮なさらずに、お客様なんて久しぶりだから腕がなりますわ。 ちょっとだけお待ち下さいね…あっ、そうだ!よろしければこの子と遊んであげて下さい リリス わぁ~いお兄ちゃん遊ぼう!私、リリスって言うんだよ!お兄ちゃん何でウチに来たのー? えっ!?ウチのお母さんがお兄ちゃんのお母さんに似てて…それでなんとなく着いて来ちゃったんだ。アハハ! へー…そっかぁ、お兄ちゃんのお母さん、死んじゃったんだぁ。そっかぁ… あのね、家のお父さんも死んじゃったんだぁ… うん…だからお母さんと二人で暮らしてるの。お母さんは私のために頑張って働いてくれてるんだけど、私いつも家で一人で寂しいんだぁ…… だからお兄ちゃんが来てくれてスッゴイ嬉しいよ。えへへ♪ リリス 何する何するぅ~!?んふふ…ん~とねぇ~…色々遊ぶものあるよ~…えっとね…あっ!これはぁ!? ---- フェードアウト ---- フェードイン リリス わーんまた負けちゃったよぉ~!じゃあ次は… エンプサ (呼び掛ける)二人共~!ご飯出来ましたよ~! リリス あっ、はーい!行こっ エンプサ さ、どうぞ~召し上がってください リリス いっただきまーす リリス お兄ちゃんね、お母さんがお兄ちゃんの死んだお母さんに似てたから着いて来たんだってー! エンプサ あらまぁ~!そうなんですか? リリス えー!良いじゃん言ったってー!お母さんだって嬉しいでしょ? エンプサ もちろん。戦士様のお母様に似てるなんてとっても光栄ですわ。 エンプサ (妖しく) 私の事、本当のお母さんだと思っていただいても構いませんわよ…ふふふ… エンプサ あ!そうだ!戦士様、今お一人で暮らされているんですよね?よろしければここで私達と一緒に暮らしませんか? リリス えっ!?わーい!お兄ちゃんここに一緒に住もうよっ! エンプサ 至らないとは思いますが…私、母親代わりになれるよう努力しますわ。 エンプサ (妖しく) 身の回りのことは全部…お世話致しますよ。ふふっ… エンプサ 少し町から離れていて不便なところですが、静かでいい所ですし、男手があるととっても助かります。 母親とずっと二人きりでこの子にも随分寂しい思いをさせてしまいました…戦士様のような立派な方が一緒に住んで頂けたら、本当に毎日が楽しくなると思います。 戦士様。これって運命じゃないかしら。家族を亡くしたもの同士を神様が巡り合わせてくれたんです。 「新しい家族を築いて幸せに暮らして行くように」って…ね?どうでしょうか? エンプサ あ…あの、一人で沢山喋ってしまって申し訳ありません。私ったら、戦士様が一緒に住んでくれるかもって勝手に思い込んで舞い上がってしまいまして… やっぱり戦士様はこんなところには住めません……か? リリス え~~!お兄ちゃん一緒に住もうよぉ~!私良い子にするからぁ~!ね~ぇ~… エンプサ まぁ…すぐには決められませんよね…。 ささっ、ご飯が冷めてしまいますので先にご飯を食べて下さい。 ---- モグモグ… エンプサ あの…どうでしょうか?お味の方は? エンプサ えっ!?あれ?どうされたんですか?涙が流れて… 大丈夫ですか?あの…お口に合いませんでしたか? エンプサ おい…しい?ではなぜ… エンプサ お母様の…お味?あらあら……お母様の事を思い出されてしまったんですね。 ふふっ…懐かしい味、思い出して沢山召し上がって下さい。おかわりもありますよ エンプサ (近付く) ねぇ…お一人で寂しかったんじゃないですか?お母様のぬくもりが恋しかったんじゃないですか? だから、私の事を追いかけて来たんですよね?私にお母様の面影を重ねて…こんなところまで ね、一緒に…なんで駄目なんでしょうか。 エンプサ あぁ…軍ですか。 戦士様、ちょっと頑張り過ぎじゃないでしょうか。いつも一人で何人分も働いて…たまには休まないと体が壊れてしまいますよ。 ここで休んでゆっくり疲れを取った方が後々のためにもなると思います。別にここに住んでたって軍にいけないわけじゃありませんし…ね? ---- 体を寄せる(衣擦れ) エンプサ (抱き付く) ね~ぇ♥ん~♥可愛いぃ~♥あっ…ごめんなさいっ!とても可愛くてつい… こうやって「ぎゅっ」ってするの本当は今までずっと我慢してたんです。お嫌…ですか? エンプサ 本当ですか?嬉しいです。んふふ…真っ赤になっちゃって本当に可愛いらしい♥ エンプサ (囁き)ねぇ…さっきからどこ見てるんですか? エンプサ ふふっ…ふふふふっ…そんなに慌てなくてもいいんですよ。誤魔化さなくていいんです。 私は戦士様のする事は全て受け入れて、許しますから。だってお母さんですもの。 ほら、戦士様も私の事、本当の母親だと思って…ね? エンプサ (あやす様に) よしよし、良い子良い子…良い子ねぇ~…今までよ~く頑張ったわね。 とっても偉いわよ。だから、もう楽になってもいいのよ。私に一杯甘えていいの…ね?ほら、お母様の胸に抱きついて来て ---- 胸に飛びつく エンプサ あん♥ふふふ…ほら、もっとぎゅぅってしていいのよ♪ほらっ、ぎゅぅう~~って エンプサ (囁き)さっきからじーーっと見てたおっぱいに顔おもいっきりうずめてもいいのよ エンプサ んんっ♥あらあら…思った通り。甘えん坊さんね~。ど~う?良い匂いするでしょう?ふふふ…もっと味わって。この匂いと感触。 ほら…ぎゅぅ~~~♥ふふふ…頭撫でて差し上げますね。ヨシヨシ…いい子いい子 顔見えないけどとっても嬉しそう。きっとだらしない顔しちゃってますわね。 エンプサ (暗黒微笑) くふっ…ふふふふ… リリス (ニヤニヤ) クスッ…クスクス…クスクス… エンプサ ぷはぁ…ほらっ…やっぱりトロ~ンとした顔しちゃってます。とっても幸せそうですよ~ ふふふ…子供みたいに甘えちゃうところとか、おどおどした態度とか、普段の戦士様からは信じられないようなギャップがとっても可愛くて 本当の子供みたいにだぁ~い好きになってしまいました♥ エンプサ (耳元)ふーっ…ふーっ…れろっ… エンプサ ふふふっ…どうしました?変な声だして…震えていますよ。耳、弱いんですか…… エンプサ (耳元)可愛い♥いじめたくなっちゃいます…耳に舌…ねじこんじゃお~っと… エンプサ 【耳舐め 20秒】 エンプサ (囁き)ふふっ…可愛いぃ~プルプル震えちゃって…ね? 本当はここで一緒に住みたいんですよね?ほら、良い子だから認めて…素直になって…ほら認めれば楽になりますよ。お母さんと、とっても楽しい毎日が……ね? ---- 「す、少しの間なら…」 エンプサ えっ?本当ですか!?もちろん…少しの間でも構いません。 お嫌になったり、お忙しくなられたらいつ出て行って頂いても構いませんしぃ~ エンプサ (誘惑) ずーっとここにいてもいいんですよ。ふふふ……ね? リリス お兄ちゃんここに住むのぉ!わーい!やったぁ!そのまま家族になっちゃおうよ~!アッハハ! エンプサ よかっわね~♪ふふふ…さ、戦士様。疲れていらっしゃるでしょうから、今日はゆっくり休んで下さい。実はお風呂と着替えの用意がもう出来てるんです。ゆっくり温まって下さいね。 リリス リリスも一緒に入る~ エンプサ こらこら、駄目よ。戦士様はゆっくり休まれたいんですから… ん?あら?もしかしてリリスと一緒に入りたかったですか? エンプサ ふふふ…冗談ですよ。さ、どうぞあちらがお風呂場になっておりますので… ---- 部屋を出ていく リリス クシシシ…うまくいったね。アイツ、上の空で顔真っ赤にしながらず~っとエンプサの事チラチラ見てたよ。 エンプサ この見た目、思った以上に効果があったみたいね。最強の戦士がとんだマザコンのボクちゃんだわ リリス あの年まで修行ばっかりして、女となんか全然縁がなかった男でしょ?あんなの私達がその気になれば簡単に落せちゃうよね♪ふふふ… エンプサ 油断は禁物よ。あれでも戦闘力は圧倒的なんだから、もし作戦がばれてしまえば私達なんかあっという間に殺されちゃうわよ リリス わかってるってぇ!ねぇ、最初は私から仕掛けてもいい? エンプサ あら?私の方が良いんじゃないかしら。もう母親の姿と重ねてるから簡単に落とせるわよ。 リリス えーっ!?私だって良い作戦あるもん!私がやーりーたーーいーーー! リリス 選択肢だよ私がよければ「3」に飛んでね エンプサ 私が良ければ「11」よ