CHAPTER 1-0
ふっ……出会ってしまったな、少年。
夜の貴族……吸血鬼であるこの我に。
聞いたことがあろう? 血を糧に生きる妖魔の存在を――
しかも我は、そこらの三流淫魔とは格が違う。
五百年以上は生きた、最上級のヴァンパイアなのだ。
我に血を吸われることを、幸せに思うが良い。くくくっ……
逃げられまい……叫び声さえ出ないであろう。
我が瞳の魔力は、戒めの呪いとなってお前の体を封じている。
体は動かず、意識だけははっきりとしたまま……我が餌食となるしかないのだ。
では……その血を頂くとしようか。
ふふふ……怯える必要などない。
我に血を吸われるというのは、男にとって至福の快感なのだから。
性の交わりよりも素晴らしい快楽、しかと味わうがいい……少年。
ふ……女のように白い首筋だな、汚し甲斐がある……
ここに口を寄せて、我の牙を……
ん……かぷ……
じゅるるるるるるるる……
じゅる、じゅるるるるるるるるるるるるるる……
ふ……どうだ?
途端に、情けない顔になったな。
潤んだ目、半開きの口……
まるで、股間を愛撫されている少女のようだぞ?
初い奴よ、ふふっ……
ん……じゅるるる……じゅるるるるるり……
我に血を吸われるのは、そんなに心地よいか……?
まるで、我に噛まれた首筋から射精しているかのようだな。
……ふ、似たものか。大事なエキスを、女に吸い取られているのだから……
じゅるり、ちゅる……ちゅぅぅぅぅぅぅ……
ふふ……服の上からでも分かるぞ。
そんなに、股間を膨らませて……情けない奴よ。
女吸血鬼に吸われながら、性的興奮を覚えてしまうとは……
我の餌食にされて、そんなに嬉しいのか?
くくく……これは、とんだ変態だな。
まあ……こうやって吸ってやるだけでも、ほとんどの男は射精してしまうのだが。
特別に……弄んでやろう。
この手、でな……ふふふっ。
モノを女の手で触られたことなど、一度もあるまい?
この指の感触……掌の感触に包まれながら、果てるがいい。
ん……じゅるるるる、じゅるるるるり……
ほぉら、ほら、ほら……
血を吸われながら、ペニスをいじられるのはどんな気分だ?
こんな風に撫で回してくれようか?
それとも、ぎゅっと握られるのが好みか……?
ほれほれ……掌でこね回してくれよう。
どうだ……? 己のペニスをなぶりものにされる心地は?
それも、血を吸われながら……
ん……じゅる、ちゅぅぅぅぅぅぅぅ……
くくっ……そんなに体を弛緩させて……されるがままだな。
それに、美味しい血だ……
ペニスの方からも、透明なネバネバを滲ませて……
ふっ……私の掌を、ここまで濡らしてしまうとはな。
ここから漏れ出す精も、我が糧としてやろう。
我は、血も精もいけるクチなのでな……
じゅるり……じゅるる……ちゅるるるるる……
どうだ? たまらなくなってきたか……?
このまま、我の手の中で果てても構わぬのだぞ……?
さあ、我が手に嬲られ、甘美な絶頂を味わうがいい……
血を吸われながら、精をも搾り取られるのだ。
ほぉら……、イってしまえ……!
ふ……くくく……
あはははははははははは……!
白いエキスが、ビュルビュルと溢れ出してしまったぞ。
我が手で弄ばれながら、果ててしまうとはな。
そんなに、我の手遊びは心地よかったか?
粘った精液で、我が手をドロドロに汚しおって……
ん……ちゅぱ、ちゅるるる……
ふ……青臭い精液だ。
少しほろ苦くはあるが、香ばしい……
……気が変わったぞ。
このまま血を吸い尽くしてやろうと思ったが……
その若い精、もう少し味わわせてもらおうか。
この我が、たっぷりと啜ってやろう。
吸血鬼の餌食にされる快感、しかと味わうがいい……