CHAPTER 2-2
この本によれば……
聖油でも効き目がない場合、乙女が口で毒を吸い出すのが良いとありますね……
……く、口、ですか……
お、おちんちんを……お口で……
あまり、その……やりたくはありませんが……
苦しんでいる人を、見捨てるわけにはいきません。
……分かりました。これも、神がお与えになった試練。
私が、お口で毒を吸い出しますね……
すーはー、すーはー……
ん……く、臭い……変な匂いが……
それに、とても汚そう……
聖油とか、精液とかでべちゃべちゃ……
こ、こんな汚いものを口の中に……
いえ……分かっています。
あなたを苦しみから解き放つには、これしかないんですよね……
で、では……お口に入れます……
ん……あむん……
んぐ……く、くさい……
ん……じゃあ……吸いますね……
ちゅぱ……ちゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ……
ちゅる、ちゅるるるる……ちゅるるるるるるる……!
ん……ちゅぱ……
おちんちんって、不思議な味ですね……
ちょっと塩辛くて……温かくて……
棒みたいに硬いのに、先っちょはプニプニしてて……
あ……すみません! もっと吸いますから。
ん……あむ。
ちゅる……ちゅぅぅぅぅぅぅぅぅ……!! じゅるり、じゅるるるるるるる……!
じゅるるる……ん、んん……ちゅる、ちゅるるる……じゅる、じゅるるるるるる……!
じゅびびび……ちゅるるるるる……じゅるり……ちゅるるるるるるるるる……!
ん……じゅるるるるるる……ちゅるる、ちゅぅぅぅぅぅぅぅぅ……!!
ん……どうしました?
そんなに身をよじって……もしかして、毒が出そうなのですか……?
では、きつく吸いますので……どうか、苦しみに耐えて下さいね。
ん……ちゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ……!! ちゅるり……ちゅるるるるる……
んん……ずびびびびびびびびびびっ……!! じゅぶぶぶぶ、じゅるるるるるる……
じゅび、じゅるるるるるる……んん、ちゅぅぅぅぅ……ちゅるるるる……!
んむ……塩辛い汁が、じんわりと先から染み出してきて……
これが、毒……? もっと吸いますね……
ずびっ……じゅぱ……じゅるるるる……っ! ちゅる、ちゅるるるるる……!
ちぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ……! ん……じゅるるるるるるるるるるるるるるるる~!!
ん……んむっ! けほっ、けほっ……!
何か溢れて……ん……これが、毒……?
ドクドクと……んぐ、けふっ……! けほっ、けほっ……!
うぇっ……何これ、苦い……
こ、これ……この白いネバネバ……
まさか……せ、精液……?
き、汚い……! こんなの、口の中で……ッ!
ぺっ、ぺっ……き、汚い……臭い……
こんな……うぇっ……舌にも、喉にもネバネバが絡みついて……!
こんなことを……さ、最低!!
あなた……! 本当に最低ね……!
こんな……口の中で射精してしまうなんて……変態みたいな行為……!
あなた、自分が何をしたか分かっているのですか!?
射精というのは、愛する女性と子作りをする際に行うもの。
生殖のためであり、快楽のために行ってはならないのです!
それを、あなたは……!
私の口の中に、子種を放ってしまうなんて……!
あなたは、最低の変態ですっ!!
はっ……! す、すみません……
またしても取り乱して……
そうですよね、あなたが悪いわけじゃないですよね。
気持ちよくなってしまったから、漏れてしまったんですよね……
あなたが苦しんでいるのに、私ったら……感情を乱して、なんということを……
……まだ、毒は抜けませんか。
分かりました、続けますね……
だ、大丈夫。私は決して、あなたを見捨てませんから……
でも……もう、射精しては駄目ですよ。
ん……あむん……
じゅるるるる……ちゅるるるるるる……! じゅるり、じゅるるるるるる……っ!
あむ、ん……じゅるるるるるるる……ちゅぱ、ちゅぱ……んっ、じゅるるぅぅぅっ!
んむむ……じゅる、じゅぷ、じゅぱ……ん、じゅるるるるるるるるるるる……!!
じゅる、ずびびびびびびびびっ……じゅるるるるるるるるるるるるるるるる……!
んむ……また、ヌルヌルが先っちょから……
気持ちよくなっては駄目ですよ。毒を出さないと……
あむ、じゅるり……んぐ、んぐぐ……ちゅば、ちゅば、じゅううううううううっ!
ちゅるるるるるる……じゅるるるるるり……! じゅぶ、じゅぼ……じゅるるるるるるる……!
じゅぶ、じゅぶ、じゅるるるる……! ん、ちゅぱ、ちゅぱ、ちゅるるるるるる……!
え……出そう? どちらですか? 毒、ですよね……?
ま、また精液……? だ、ダメです……! 射精はダメですから……!
んぐ……じゅるるるるるるる……ん、ちゅぱ、ちゅぱ……じゅぱ、じゅぱ、じゅるるるる……!
じゅび、じゅび、じゅるるるるるるるるるるる……! ちゅるるるるるる……ちゅぅぅぅぅぅぅ……!
ダ、ダメ……! 射精は……駄目です……!
じゅるるるるるる……ずび、ずび、じゅるるるるるるる……! じゅるるるるるるるるる……!
じゅび、ちゅぱちゅぱ……ちゅるるる……じゅっ、じゅっ、じゅるるるるるるるるるぅ……っ!
が、我慢しなさいっ!
出してはダメ! 出しては……んぐ、ん、じゅるるる……じゅるるるるるるる……
駄目っ! オモラシ我慢しなさいっ! ん……じゅるり……ずじゅぅぅぅぅぅぅぅぅ~~~~っ!!
ん……んむっ!
ま、また……射精……んぐ、んぐぐ……けほ、けほっ……!
苦いのが、口の中に……
最低……ぺっ、ぺっ……気持ち悪い……こんなの……
ぺっ、ぺっ……け、汚らわしい……!
こ、この変態……そんなに私の口を汚したいのですか……!?
なら……好きなだけ、子種を漏らしてしまいなさい……!
あむ……じゅるるるるるるるるるるる……! ちゅぱ、ちゅぱ、ちゅぱ……!
ずび、ずびび……ずびびびびびびびびび……! じゅる、じゅるり……じゅるっ……
じゅるるるるる……ん、じゅびびび……じゅるるるる……じゅるり……! ずびびっ……!
激しく身悶えして……そんなに、気持ちいいのですか?
おちんちんを咥えられて、快楽に悶えてしまうなんて……
私がこんなに頑張ってるのに……最低ですね、あなたは!
あむ……ちゅぅぅぅぅぅぅぅ……っ! じゅるり……じゅる、じゅるるるるるるる……!
じゅび、じゅび、じゅる、じゅるるる……ん……ずじゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ……!
んん、また出そう……? なら、漏らしてしまえばいいじゃないですか……
さっき、散々私の口を汚したみたいに……ん、じゅるるるるるるるるるるるるる……っ!
じゅば、じゅば、じゅば……ん、じゅぱ、じゅるるるるるるるるる……!
じゅるるるるるるっ! ちゅうぅぅぅ……ん……じゅぶ、じゅるるるるるるる……!
んんん、じゅるるるるる……っ!! じゅるるるるるるるるり……!
あ……おちんちんが膨らんで……じゅる、ちゅぱ、ちゅるるるる……
また、出しちゃうんだ……私のお口の中で、射精……
んん……ちゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ……!! じゅび、じゅるるるるるるるるる……!
じゅる、じゅびび……じゅるるるるるるるるるるるるるるる~~!!
ん、んぐっ……!? けふ、けほっ……また……出した……っ……!
汚い……! ぺっ、ぺっ……
白いネバネバが、お口の中に絡みついて……! ぺっ、ぺっ……
さ、最低です……! ん……ぺっ。
……本当に情けない人ですね、あなたは……!
こんな、人の善意を踏みにじるようなことをして……!
私のお口の中に、何度も何度も子種を注ぎ込むなんて……!
しかも……全然、治ってないじゃないですか!
これだけ吸っても、毒が出てこないなんて……
この本には、確かに……
きゃ……な、何!?
(吸血鬼)
さっきから黙って見ていれば……実に面白いことよ。
(シスター)
あ、悪魔……!?
去りなさい! ここは、神聖な教会ですよ!?
(吸血鬼)
悪魔、か……正確には吸血鬼なのだが……まあ、大して変わるまい。
それはともかく、私の呪いはそんな訳の分からない手段で解けるものか。
(シスター)
えっ……?
(吸血鬼)
その本はどうせ、欲求不満の溜まったどこかの変態神父が書き散らしたデマカセ。
実際のところ……朝になれば、少年の体を封じていた呪いも自然消滅していたのだ。
くく……まるで無駄な努力だったな。
(シスター)
そ、そんな……じゃあ、私は……
(吸血鬼)
ふ……馬鹿な行いを見て、気が変わったぞ。
汚れなき修道女……お前は、我が眷族になるがいい。
闇に生きる気高き貴族……吸血鬼にな。
(シスター)
ひっ……!
こ、来ないで……! ああ……か、神よ……!
(吸血鬼)
今から、私がお前の神だ……かぷっ……
じゅる、じゅるるるるるるるるるるるる……!
(シスター)
あ、あ……! あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……!
(吸血鬼)
じゅるるる……ぷはぁ。
これでお前も吸血鬼……闇の眷族にして、我が忠実な僕よ……ふふっ。
(シスター)
そ、そんな……わ、私が……
(吸血鬼)
さて……愉快な事になっただろう、少年……?
生まれたての吸血鬼は、いささか過剰に血や精を渇望しているもの。
その乾きは……お前が満たしてやるがいい。