Track 2

ガールミーツスレイブ

# [BGM]街中の環境音。 # [佳奈]待ち合わせ場所(民家の玄関先)に先に来ていた父さまを見つける。やや遠くから。 00-0「父さまっ!」 # [佳奈]慌てて駆け寄り、息を切らせて。謝罪は深刻になり過ぎない程度に。 01-0「お待たせして申し訳御座いません」 01-1「ちょうど視聴覚室の掃除当番で、そのっ、抜けられなくって……」 01-2「はい。父さまに送って頂いた地図を見て、場所はすぐにわかりました」 01-3「表通りのホームセンターがバス亭から見えましたし、これだけ大きな一軒家は近くに他にありませんし」 # [佳奈]民家を見上げて。ろくに事前説明のないまま呼び出され、わけのわからないまま進行される。 02-0「特にご指示もなかったので、学校からそのまま、鞄だけ持って来たのですが……、 このおうちが、今日の目的地なのですか?」 02-1「中に……?」 02-2「はっ、はいっ! つべこべ言わず、ご一緒させて頂きます!」 # [SE]ドアを開ける音。 # BGMここまで。 # [佳奈]ほぼ全裸の芽衣を見て反射的に声を上げる。 03-0「ひゃっ!?」 # [芽衣]パンツ一丁で三つ指を突いてお出迎え。礼節を尽くし、落ち着いた空気で。 # 高級旅館の女将、あるいは社長秘書っぽいイメージ。 # 以下、下から見上げた体勢で。 04-0「旦那様。ようこそおいで下さいました」 04-1「旦那様専用のハーレムハウスをいつもご利用頂き、誠にありがとう御座います」 04-2「本日はわたくし、牝奴隷の芽衣が案内役を承ります」 # [芽衣]父さまへの挨拶(口上)を済ませた後で、佳奈に言及する。 05-0「横にいらっしゃるのが、旦那様が柚姫さんに種付けされた二番目の娘さん、佳奈さんで御座いますね」 05-1「旦那様。わたくしからお嬢様にご挨拶させて頂いてもよろしいでしょうか?」 # [芽衣]許可が出た。 06-0「ありがとうございます」 # [芽衣]ここで初めて、佳奈に話しかける。礼儀正しく、かつ柔らかく。 07-0「佳奈お嬢様、お久し振りです」 07-1「……と申しましても、以前お会いしたのは佳奈さんが生まれてすぐの頃。 覚えていらっしゃらないかと思いますので、改めて、『初めまして』とご挨拶させて頂きますね」 # [芽衣]佳奈(と視聴者)に向かって自己紹介。 08-0「わたくしは旦那様に人生の一切を支配して頂いております、専属牝奴隷の芽衣と申します」 08-1「旦那様とわたくしの主従関係はもう十数年の長きに渡っておりまして、 たとえば佳奈さんが柚姫さんのお腹にいた頃には、特に頻繁に代理で性欲処理を務めさせて頂きました」 08-2「わたくしは人間未満の卑しい身分。 旦那様より、室内では首輪とショーツのみで生活するようご指示頂いておりますので、 このように全裸に近い姿でお迎えさせて頂きますこと、どうかご容赦下さい」 # [佳奈]芽衣が深々と頭を下げ、反応に困る。マンガ的・過剰気味の演出でOKです。 09-0「は、わわわ……」 # [芽衣]重要ポイントです。 10-0「佳奈さんは旦那様と柚姫さんの間に生まれた女の子。実の娘で御座いますが、それに引き換え、 わたくしはたまたまご縁を頂いた、いわば通りすがりの性奴隷。単なる他人の娘で御座います」 10-1「同じ旦那様専用の肉便器、そして今日ほとんど初めてお目にかかった関係であるとはいえ、 この差は絶対です」 # [芽衣]丁寧だが有無を言わせない。 11-0「佳奈さん。わたくし、芽衣が、旦那様の実の娘である佳奈さんに対して忠誠を誓い、 旦那様のご意向に反さない限りにおいて絶対服従することをお認め頂けませんでしょうか」 # [佳奈]戸惑いをモロに。 11-0「ふぇっ? えっ……。え?」 11-1「あっ、あのっ、そんな、頭を下げないで下さい!」 11-2「芽衣さんが言うみたいに、佳奈も父さまの性奴隷です。全然偉くないです」 11-3「だからそんなにされると、佳奈が困っちゃいます。だから……」 # [芽衣]キッパリと。 12-0「佳奈さん。性奴隷同士の間での上下関係を決めるのは、あなたご自身ではありません」 12-1「もちろん、わたくしでも御座いません」 12-2「どうかご承認を」 # [佳奈]まだ躊躇う。 13-0「はう―……。とう、さま……」 # [佳奈]が、逃げられそうにないと諦めた。開き直って元気良く。 14-0「わっ、わかりました!」 14-1「それじゃあ今から、佳奈は芽衣さんより少しだけ偉いことにします!」 14-2「芽衣さん、宜しくお願いします!」 # [芽衣]妖艶に。 15-0「こちらこそ、宜しくお願い申し上げます」 # [芽衣]深々と一礼後、ゆっくりと顔を上げて。 16-0「旦那様。佳奈さんのお着替えは、中に入ってからで宜しいでしょうか?」 # [芽衣]肯定された。 17-0「仰せのままに」 17-1「それでは奴隷猫の芽衣が、四つん這いで腰を高く掲げ、お尻を左右に振りながら先導させて頂きます」 # [芽衣]芽衣が正座を崩して父さまたちにお尻を向ける。父さまがショーツの話題を振った。 # “隷属記念日”というのは、いずれ機会があれば再登場する予定のキーワードで、そのままの意味。 18-0「はいっ。わたくしが本日穿いておりますのは、 2年前の隷属記念日に授けて頂いた、パステルグリーンのフルバックショーツで御座います」 # [芽衣]注目されて嬉しそうに、甘ったるく。 # 父さまは柚姫や他の女子の分も含めて下着を一元管理しており、奴隷同士でお揃いにすることもある。 19-0「柚姫さんとは色違いの……。はいっ♪」 # [芽衣]丁寧さを保ちつつ、朗らかに、少し急かすように。 # 猫真似は全力であざとく、前後の真面目なテンションから浮いてしまってOKです。 20-0「さぁ、旦那様。どうぞこちらへ」 20-1「下等奴隷が四つ足でも素通りできるよう、通り道になるドアは前もって、全て開けて御座います」 20-2「にゃんっ♪」 20-3「ささ。佳奈さんも遅れませんよう」 # 芽衣の移動後、佳奈が動き出すまで若干の間。 # [佳奈]通学鞄から首輪を取り出して装着。 21-0「ふぇっ? あ、はい。佳奈の首輪で御座いますね。鞄の中にあります。少々お待ちを……」 21-1「うっ、しょ……、と」 21-2「はいっ。父さま専用性奴隷の佳奈は、人目に付かない場所では隷属の証として必ず首輪を着用致します」 # [佳奈]空気を読み損ねた。 22-0「父さま自ら付けて頂けるのですか?」 22-1「……と、はわわわ。自分で、ですね。はいっ、申し訳御座いません」 22-2「佳奈は父さまのお手を煩わせる(わずらわせる)ことなく、自分で首輪を装着致します!」 # [佳奈]室内では四つん這いが基本だが、父さまから一言、例外の指示があった。 23-0「佳奈はひとまず、普通に歩いて中に入ってよろしいのですね?」 23-1「はいっ、ありがとう御座います。佳奈は父さまに従って、お部屋にお邪魔します!」