別の日
「おー、帰ってきたね。お邪魔してるよー……どうやって入ったって、合い鍵の場所知ってるんだからそれ使ったに決まってるでしょうが」
「んー……何読んでるってベッドにあったエロ本? んー……中身は60点かなー……まぁ、キャラクターや状況の設定はエロ本だし良いとして……こう、気分を盛り上げる要素が薄いって感じ? 男の人はそれでも良いんだろうけど、女だとねぇ……もうちょっとこう、気分を盛り上げる要素が欲しいなぁ、って」
「まー、しょうがないんだろうけどね。だから『男性向け』なんだろうし? じゃあ『女性向け』読んでれば興奮するのかって言われればほとんどはロマンチックを通り越してポエミィ過ぎてあたしはちょっと……って感じだしねぇ」
「そりゃねぇ、女だって性欲はあるし、エロ本くらいは読むって。実際、中学校くらいになると友達で集まってそういう本読んだり、AV見たりとかもあったし……あはは、まぁ、男子と女子って言ったってそこら辺は別に変わんないっての。違うとすれば学校や他の人が居そうな場所でそういう話は絶対にしないとか、それくらいのもんよ?」
「で、これ使ってオナニーしたの? したんだ……ふーん、そう……べっつにー? 怒ってないしー、不機嫌じゃないしぃ? でも、あたしとしてるくせにそれ以外にもこういうのでオナニーするとか、結構余裕あるんだなぁ、ってね」
「というわけでぇ……ほら、寝転がって……良いから、ほら、ベッドに寝なさいって……ん、それで良いの……んじゃ、動いちゃ駄目だよー、ってね……ん、はぁ……ふふ、ほら……マンガでもやってた顔面騎乗位だっけ? こういうの見て興奮したんでしょ? なら、実際にやったらどうか試してみなよ……あ、んぅ……んぁ、はぁ……んぁ、んぅ……こら、下着ごと舐めるな、変態か、もう」
「はぁ、ふぁ……ふぅ、はぁ……はぁ、ふぁ……ん、それで良いよ……はぁ、ふぁ……ん……あ、んぁ……んぅ、はぁ……はぁ、ふぁ……はぁ、ふぁ……んふふ、別にいたずらしても良いけど、あんまりやると顔に全体重かけるから……それでも良いならすれば?」
「んぁ、はぁ……あ、ああ……んぅ、はぁ……ん、ふふ……まぁ、確かに気分が出る始め方じゃないけどさぁ……はぁ、ふぁ……あ、んぁ……んぅ、はぁ……あんたがそういう事出来ないのは今までの付き合いで知ってるし……それにあたしも溜まってるんだって」
「あ、んぁぁ……はぁ、ふぁ……だって、最後にセックスしたの四日前だよ? んぁ、はぁ……はぁ、ふぁ……あ、んぁぁ……男が欲しくてしょうがないって程じゃないけど、それなりに溜まってるってのぉ……あ、んぁぁ……んぁ、は……はぁ、ふぁ……んぅ……」
「あ、んぁぁ……んぁ、はぁ……はぁ、ふぁ……あ、ああ……ん、クリトリスばっかり弄って楽しようとしないのぉ……あ、んぁ……は、ふぁ……あ、んぁぁ……ちゃんと、中も弄って……きちんと気持ちよくしないと腰、下ろすからね……あ、んぁ……んぁ、はぁ」
「はぁ、はぁ……んぁ、ああ……あ、んぅ……ん、なんだかんだ言いながら、そっちだって興奮してるじゃん……あ、んぁ……あ、あああ……んぅ、はぁ……ズボン、でっかくしてさぁ……ほら、チンポ出しなよ……あ、んぁ……はぁ、ふぁ……んぁ、はぁ……」
「あんたって実はM? なら、今度からはこういうのもしてあげよっか……あ、んぁ……はぁ、ふぁ……あ、ああ……んぁ、はぁ……ふふ、まーね、あんたがしてくれるなら楽出来そうだし……ふふ、冗談だって……でも、今日はこんな感じで……あ、んぅ……」
「あ、んぁ……あ、ああ……言われたとおり、ちゃんと出来てるじゃん……えらいえらい、ふふ……んぁ、はぁ……あ、ああ……んぅ、はぁ……あ、ああ……ほら、エロ本にあった顔面騎乗位のところの続き……このまま、脚で扱いてあげるよ……はぁ、ふぁ……」
「ん、はぁ……あ、ああ……んぁ、はぁ……あ、ああ……これ、かなり難しい……やっぱり簡単に真似しようとしても無理かな……あ、あああ……んぅ、はぁ……あ、ああ……んぁ、はぁ……あ、ああ……ま、いいや……ほら、扱くのは無理でも足の裏で擦ってあげる」
「はぁ、ふぁ……あ、ああ……んぅ、はぁ……あ、んぁ……ふふ、気持ち良くはなくても、興奮してるって感じかなぁ……はぁ、ふぁ……あ、ああ……んぁ、ああ……だからぁ、あんたの事ならこれくらい判るっての……判りやすいし、何度してきてると思ってんの」
「あ、ああ……んぅ、はぁ……はぁ、はぁ……んぁ、はぁ……あ、ああ……んぅ、はぁ……あ、んぁ……はぁ、ふぁ……あ、ああ……んぁ、はぁ……あ、あああ……んぅ、はぁ……はぁ、ふぁ……あ、んぁ……あ、ああ……んぁ、はぁ……あ、ああ……んぁ、ああ」
「はぁ、ふぁ……ん……退くから、動かないでよ……ん、はぁ……ふぅ……ん、どうしたって……結構濡れてきたし、焦れったいからもうセックスしようかな、って……雰囲気って……別に出しても良いけど、あんたもちゃんとそういう風に出来るの? ……でしょ? それじゃ一人芝居と同じじゃん、虚しくなるから絶対しないし……良いからほら、とっとと服脱ぎなよ。あたしも脱ぐからさ」
「ん……はぁ……ん……はい、終わり、と……そっちは……ああ、もう、脱ぐの見るのは良いけど,手を動かす! ほら、脱がしてあげるからとっととしなさいっての」
「ん、よし……んで、どうする? 生でする? それともコンドーム付ける? ……ふふ、まー、確かにね。でも、今日は安全日だって言ったら……あんた、どうする?」
「……ぷ……くすくす……判りやすいなぁ……まーね、あたしも生の方が好きだしね……しょーがないでしょ、枯れてる訳でも無ければ、性欲無いお人形さんでもい、あたしは普通の女だしね。それにどうせするなら気持ちいい方が良いしね」
「んじゃ、今日は無しで……というわけでぇ……んふふ、騎乗位、あんた好きよね……ま、あたしも嫌いじゃ無いし? でも、するならちょっとハッキリしておきたいことあるかな」
「……ぶっちゃけさ、オナニーとあたしとのセックス、どっちの方が良いの? ……ほらほら、言わないといつまでも挿入れさせないよ? あんたが舐めてしっかり濡れたおまんこ、チンポ突っ込みたくないの? ふふ、下品って言ってもねぇ、あんたの読んでる漫画には結構こういう台詞あるし? ……で、どっちなのかなぁ?」
「……んふふ、そーかそーか、あたしとのセックスの方が良いかぁ……ふふん、脅しだろうが何だろうが、言った言葉が絶対だし……何より、あんたの事だから言った以上はウソって事でもないだろうしね。お世辞は言えてもウソは言えないんだからさ、ふふ」
「ま、そこまで言うならシてあげる……ほら、腰下ろすわよ……あ、んぁ……ん、はぁ……あ、んぅ……はぁ、ふぁ……ひさし、ぶりの生チンポ……あ、あああ……あは、やっぱりこっちの方が気持ちいい……コンドーム無い方が気持ちいい……あ、あああ……」
「ほら、動くから……あんたはチンポおっきくしてなさい……んぁ、あああ……あ、あああ……はぁ、ふぁ……んぁ、はぁ……あ、ここ……ここ、気持ちいい……やーだぁ、あたしだって気持ちよくなりたい……今日はあたしが上なんだから、大人しくしてなさい」
「あ、あああ……んぁ、はぁ……はぁ、ふぁ……あ、ああ……んぁ、あああ……あ、ああ……んぁ、あああ……はぁ、ふぁ……あ、あああ……んぅ、はぁ……あ、あああ……んぁ、はぁ……あ、あああ……ひぁ、あああ……んぁ、あああ……あ、あ、んぁ、ああああ」
「はぁ、はぁ……うっさい、そういう事言うから雰囲気作れないって言うんだよ、ばか……あ、あああ……んぁ、ああ……あんただって声、漏らさないように我慢してるくせに……そういう態度なら、もっと動くから……いつまで我慢出来るか、試してあげる」
「あ、あ、あ、あああ……んぁ、あああ……はぁ、ふぁ……あ、あああ……んぁ、ああああ……はぁ、ふぁ……あ、あああ……んぁ、あああ……あ、あああ……はぁ、はぁ……あ、あああ……んぅ、はぁ……あ、あああ……んぁ、あああ……あ、あああ……」
「あ、あああ……んぅ、はぁ……あは、そっちだって気持ちよくなってるじゃん……んぁ、はぁ……声、我慢出来なくなってるし……中でチンポ、ピクピクさせてるじゃん……あ、あああ……んぁ、ああ……ほら、生まんこ、たっぷり感じなよ、ふふ……あ、あああ」
「んぁ、ああああ……あ、あああ……ひぁ、あ……あ、あああ……んぁ、あああ……はぁ、はぁ……あ、あああ……んぁ、はぁ……あ、ああああ……んぁ、あああ……あ、あ、あ、あああ……んぁ、あああ……あ、あああ……ひぁ、ああ……あ、んぁ、あ、ああああ」
「はぁ、はぁ……あ、ああああ……ほら、もっと情けない姿見せないって……あ、あああ、んぁ、あああ……今更反撃しても、遅いってのぉ……あ、ああ、んぁ、あああ……はぁ、ふぁ……あ、ああああ……ほら、もっと気持ちいいことしてあげる……ん、ちゅぅ」
「ちゅぱ、ちゅるぅ……あ、ああああ……んぁ、あああ……ちゅぱ、ちゅるぅ……れろ、えろぉ……ふぁ、あああ……あ、んぁぁ……んちゅ、ちゅぅ……ちゅぱ、ちゅるぅ……あ、あああ……れろ、ちゅぱ……ちゅぱ、ちゅるぅ……あ、あああ……んぁ、あああ……」
「ちゅぱ、ちゅ……あんたってさ、こういう風にキスしながらとか、イチャイチャした感じの好きだよね……あ、んぁあ……あ、あああ……ちゅぱ、ちゅぅ……あたし? あたしは……嫌だったらしないっての、ばか……ん、ちゅぅ……んぁ、あ……あ、あああ……」
「ちゅぱ、ちゅるぅ……れろ、えろぉ……あ、ああ……んぁ、あああ……ちゅぱ、ちゅるぅ……れろ、えろぉ……あ、あああ……んぁ、あああ……ちゅぱ、ちゅぅ……ふぁ、あああ……あ、あああ……ちゅぱ、ちゅぅ……あ、あ、あ、あああ……ちゅ、ちゅるぅ……」
「はぁ、ふぁ……あ、あああ……ちゅぱ、ちゅるぅ……あ、ああ……イキそう? んぁ、はぁ……だからぁ、わかるってのぉ……んぁ、はぁ……あ、あああ……良いよ、中に精液出しちゃえ……あ、んぁ……ちゅぱ、ちゅぅ……あたしも一緒にイってあげるからさ」
「ちゅぱ、ちゅるぅ……れろ、えろぉ……あ、ああああ……んぁ、あああ……ちゅぱ、ちゅるぅ……れろ、えろぉ……ちゅぱ、ちゅるぅ……ちゅ、ちゅぅ……んぁ、ああ……あ、あ、あ、ああああ……れろ、ちゅるぅ……ちゅぱ、ちゅ……んぁ、はぁ、あ、ああああ」
「ほら、イケ……イっちゃえ……ちゅぱ、ちゅぅ……んぁ、あああ……はぁ、はぁ……あたしもイクから……イっちゃえ……あ、ああああ……ちゅぱ、ちゅぅ……れろ、えろぉ……ふぁ、はぁ……んぁ、あああ……あ、あ、あ、あ……んぁ、ああああああああっ」
「はぁ、ふぁ……あ、んぁ……ん、はぁ……はぁ、はぁ……ん、ちゅぅ……ちゅぱ、ちゅぅ……れろ、ちゅぅ……あ、んぁ……んぁ、はぁ……ちゅぱ、ちゅぅ……んぅ、はぁ……れろ、ちゅ……ちゅぱ、ちゅぅ……ん、はぁ……ちゅぱ、ちゅ……ん、ちゅぅ……」
「普段よりも多くない? ……んぅ……あは、男ってのは本当、どうしようもないねぇ……だって、生だからって余計に興奮するとか……くすくす……ま、女だって一緒だって……普段はもうちょっと大丈夫だけど、生でしてるって考えると結構クル物があるしね」
「ん、ちょっと休憩……ほら、両手広げて……ん、それで良いの……はぁ、結構寝心地良いわね、あんた……ふふ、やーだ。あんたはあたしの布団になってれば良いの……ていうか、ちょっと嬉しいくせに……へー、そう? だって、中でピクピクしてたし、こんな感じで密着するの、好きだったと思ったけど違ったのかな?」
「ふふ、黙りね……ま、それでも良いけどね……ん、はぁ……ん、何? ……やーだ、学校でのキャラは確かに作ってるけど、あれもあたしだしね……ていうか、いきなり演技やめろとかどしたの?」
「……ぷ、あはは……たく、変なこと言い出したと思ったら……しょーがない、からかう程度ならともかくあんたをいじめたい訳じゃないから教えてあげるけど……あたしがセックスした事あるのはあんただけ……初めての時から、今までもね……この前の、ちょっと気にしてたんでしょ? だから、そういう事言ったんでしょ?」
「くすくす……あんた、判りやすいんだって……そーれーに、あたしに演技をやめろって事は学校で話したいとか、そういう事でしょ? 要はあたしとあんたが『そういう関係』なのを周りにそれとなく教えたいわけだ……んじゃさ、言うことあるんじゃない?」
「初めての時は勢い余って、それからも何となく……『何となく』でこういう関係続けてきた訳だけどさ……そういうのやめたいならあたしに言うこと、あると思うんだけど?」
「……ふふ、よーやく言った……ま、ずいぶん待たされたけどちゃんと言ったから許してあげる……でーも、学校でのキャラはやめない……あーのーねぇ、いきなり素でどうこうってもう無理よ。あんたは演技っていうけど、あれはあれで『あたし』なの。ていうか、思春期特有の『異性と一緒だと恥ずかしい病』にかかって勝手に距離取ったのはどっちだったかな? ……こら、目そらすな」
「んふふ、あんたが急に学校でそっけない態度になってさぁ、でも放課後は遊びに来いとか無茶言って……寂しいのに見栄張ってさ、あんたがそういう事したからあたしの方もああいう風にちょっとキャラ作らないと女子グループに入り込めなかったんだからね?」
「最初からちゃんと彼女にして、その上でしてくれればこっちも楽だったのに……んふふ、言ってない恨み言、そこそこあるんだよ? だから、卒業するまではそのお願いはやーだ。あんたもちょっとは苦労しなさい」
「……ま、それに言い方変えればあたしの素を知ってるのはあんただけって事……そういうの嫌い? ……ふふ、あんたって本当単純だよね……ま、嫌いじゃ無いけどね、ふふ……」
「ん……またおっきくしてる……あたしもまだまだ物足んないしさ、続けてもう一回シよっか……あ、んぁ……あ、ああああ……こらぁ、いきなり動くとか……もう、しょうがないなぁ……良いよ,今度はあんた動いてあたしの事、気持ちよくして?」
「あ、あああ……んぁ、あああ……ん、ちゅぅ……ちゅぱ、ちゅぅ……ふぁ、あああ……あ、あああ……ちゅぱ、ちゅるぅ……あ、んぁ……あ、あああ……ちゅぱ、ちゅるぅ……れろ、ちゅるぅ……あ、あああ……ちゅぱ、ちゅぅ……んぁ、はぁ、あ、ああああ……」
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