暗示
それでは、あなたがぐっすりと眠れるように、私がお世話をしてあげます…
さあ、私の言うことを聞いて…
3つ数えたら、ふかーく眠りましょう。
3,2,1…はいっ、眠って…
ふかーく眠って、体の力が抜けていきます、もう力が入りません、心の力も抜けます、ぼーっとしてきます…
さあ、全身を楽にしてください…今から私があなたが心地よく眠れるように、エアコンで部屋の温度調節を行います…
この部屋にまずは冷房を入れることにします。
この部屋のエアコンは、とても強力なんですよ?
一気に冷えてしまうんです。ちょっと寒くなるかもしれません…
それではスイッチを入れます…3,2,1,ハイッ。
さあ、冷房が入りました、涼しくていい気持ちです。でも、急に冷えてきました。寒空の中にいるように冷えてきます。体の芯が冷えきってしまいそうです…寒い寒い…寒くてたまらない…体が震えてしまいそうです…これは大変です…
ですが、私がエアコンを暖房に切り替えることにしました。
寒さはすぐに和らいできます。
ああ、温度調節スイッチの押し過ぎで、熱風が吹き出てきました。これは暑いです…真夏でもこんなに熱くない…サウナの中にいるようです…たまらない暑さです…汗が全身から吹き出そうなほどの暑さ…でも、すぐに室温は調整されて、熱さも和らいできます…
そして、気持ち良い温度になって、更にリラックスする。
心地よい眠りに落ちそうになっていく…
さあ、私がはいって言うと、あなたは眠りに落ちるように、深いふかーい催眠状態に入っていきます
3,2,1,はいっ。
深い催眠状態に入っていく、深く、ふかーく催眠状態に入る、眠るように深く、どこまでも深く沈んでいく…そして、私の言うことを聞けば聞くほど催眠状態になります…
私の言うことをよーく聞いてください。
あなたはもう夢見心地の状態で、ベッドで寝息を立てています…
私はベッドに寝ているあなたのために、お布団をかけてあげることにしました。
柔らかくていいお布団ですが、ちょっと重いお布団です。
3つ数えると、私はそのお布団をあなたの体の上にかけてあげます…
3,2,1,はいっ、
今お布団があなたの上にかかりました…
でも、やっぱり重すぎたようです。ちょっと息苦しくて、気分が悪くなってしまいます。ちょっとこれは苦しいです…重くて重くてたまらない…
でも、すぐに私は気がついて、軽い羽毛布団に取り替えることにしました。
ふう、気分が楽になってきました。急に楽になって、心地よい眠気に包まれていきます…軽くて柔らかい布団でいい気持ちです…
寝ているあなたが可愛くて、私はあなたの頭や胸を、優しく撫でていきます…
なでられればなでられるほど、気持ちが良くなって、フワフワとした気分に包まれていきます…
どんどん深く深く眠く、意識が沈んでいきます、なでられて沈んでいく、なでなでされて深くなる、もう眠気に逆らおうとは思わないでしょう…ぐっすりとあなたは眠っていく、なでられて眠りへと入っていく…もう、起きたいなんて思いません…
もうあなたは夢のなかです…